「出雲抹殺の謎」 関裕二著 PHP文庫
出雲大社に初詣に行った際に購入。
出雲が弥生時代後期に盛隆し、古墳時代に忽然と消えて行ったことを、日本書記と古事記の神話を中心に解き明かした本。
大胆な仮説の連続で推理小説のようで楽しかった。例えば、卑弥呼の後継者の「トヨ」を神功皇后と推理している。
ただ、日本書記等を編纂した8世紀に、藤原不比等が、蘇我入鹿を悪役に仕立てるため、2,3世紀の歴史を抹殺したという主張は、信じがたい。500年も前のことが正確に記録が残っていたのだろうかと思ってしまう。
出雲大社に初詣に行った際に購入。
出雲が弥生時代後期に盛隆し、古墳時代に忽然と消えて行ったことを、日本書記と古事記の神話を中心に解き明かした本。
大胆な仮説の連続で推理小説のようで楽しかった。例えば、卑弥呼の後継者の「トヨ」を神功皇后と推理している。
ただ、日本書記等を編纂した8世紀に、藤原不比等が、蘇我入鹿を悪役に仕立てるため、2,3世紀の歴史を抹殺したという主張は、信じがたい。500年も前のことが正確に記録が残っていたのだろうかと思ってしまう。