ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

貧困と虐待

2019-03-14 01:27:29 | Weblog
 貧困が原因で犯罪に巻き込まれる子どもたちを描いた「相棒」、子どもたちのために貢献したいと願い旅立ってゆく女性を描いた脚本は、今期のナンバーワンのみならず、歴史に残る名作。号泣だった。

 制度のない30年前に、日本で初めて24時間年中無休のレスパイトサービスを始めた「ゆきわりそう」で勤務していた時、養育を放棄され帰るところを失くした子どもを受け入れ、一緒に暮らしていた。どこからもお金は入ってこないが、困窮する人たちを誰も見捨てない、その魂を師匠の背中から学んだ。

 養育力の低い家庭が蔓延する社会。今ここでも、2日前からやって来た少女がスタッフと眠っている。自宅に帰ることが出来ない彼女を、出来たばかりのホームで受け入れることを決めた。誰も参列してあげる人がいない卒業式に、行ってあげたいと強く思う・・・

 障害福祉の枠を超えて、共生の社会づくりを推進する国の政策をどのように受けとめるかずっと思案していたが。自分の想いは、貧困と虐待を受けた子どもたちに向かっていくのだろうと、ふと今日考えた。次の事業計画はここからスタートする気がする。
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