ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

50年

2009-10-15 23:12:34 | Weblog
 日本理化学工業が歩んできた50年の姿を描いたルビコンの決断、見ました。

 2週間の実習を終えた養護学校の子が、さびしげに「ずっとここで働きたい」とつぶやいた場面。そして社員がみんなで彼女たちの採用を社長に直訴した場面。涙を誘われました。

 人を工程に合わせるのではなく、工程を人に合わせるのだという考えのもとに、次々と編み出されていく工夫の数々。高い理念がたくさんの人を幸せにすることを実現したモデル。本当に素晴らしい。

 全国の研修会へ参加すると、障害者関連の研修会に、大山社長と同じようにがんばっている一般企業の社長さんが来られます。理化学工業以来50年、世は着実に変わりつつある。また50年たったら、そんな会社が決して珍しくなくなるのかもしれない。

 また、生活支援の事業所も地域にたくさんあって、全国のどこでも、障害を持つ人が働きながら街で暮らしている。50年後はそんな世になっているかもしれない。