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麻垣康三

2006-04-08 01:32:24 | 時事問題
「麻垣康三」って誰?そんな人いませんって。小泉純一郎首相が、今年9月に首相を退くことが予定されています。この言葉は、ポスト小泉を目指す四人の自民党の指導者たちの頭文字をとってできた造語です。
 
 麻生太郎外務大臣の麻
 谷垣禎一財務大臣の垣
 福田康夫元官房長官の康
 安倍晋三官房長官の三
 
というわけです。
 
首相=総理大臣には、何年という任期は憲法のどこを見ても書いてありません。それじゃなぜ小泉首相が、今年9月に首相を辞める予定であるかというと、それは小泉首相が兼ねている自民党総裁の任期が切れるからです。(自民党総裁の任期は、現在は1期3年で2期計6年まで務めることができます)
 
ご存じの通り、日本は議院内閣制をとっていて、総理大臣を直接国民が選ぶわけではありません。国会で多数を占める政党=与党(現在は自民党+公明党)が内閣を作ります。与党のリーダーの任期が切れチェンジするから、内閣のリーダーでもある首相をチェンジするというわけです。(ややこしい)
 
現在のところ、拉致問題で素直な発言を続けてきた安倍晋三官房長官が「麻垣康三」の中では、国民的人気が高いわけです。しかし最近ちょっと変化が起きています。
 
毎日世論調査:ポスト小泉候補 福田人気じわり拡大
 
「自民党総裁選に沈黙を守る福田康夫元官房長官がじわり浮上--。
毎日新聞が1、2両日に実施した世論調査結果は、ポスト小泉候補として安倍晋三官房長官が36%で依然トップだったものの、福田氏への支持が18%と安倍氏との差を大きく縮めた。ただ、自民党や小泉内閣を支持する層では、やはり安倍氏が優勢。小泉純一郎首相の靖国神社参拝に批判的なスタンスを示してきた福田氏には、アジア外交などで小泉内閣を支持しない層からの期待が高まっており、「反小泉」の受け皿となっている側面があるようだ。
 安倍氏は1月の前回調査で38%、福田氏は10%だった。」
毎日新聞2006年4月3日(http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20060404k0000m010066000c.html)
 
いいことか悪いことかにわかに判断はつきかねますが、ここにも日中を含むアジア外交が大きな陰を落としていることが見て取れます。

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