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サンボとPACSって?日経って過激!

2009-06-29 18:22:40 | 時事問題
備忘のためのメモ。

日経社説がある意味過激。日本の結婚のあり方が少子化の一因になっているのではないかと問いかけて、フランスとスウェーデンが緩やかな結婚のあり方(「試行結婚」)を作り出し、婚外子を広く認めていることを紹介している。

ここまで考え方を変えなければ、少子化の解決は進まないということなのであろう。当然のことであるが、このような緩やかな結婚を認めるのであれば、労働のあり方(女性を補助労働と位置づけ賃金が低い現状を改める)、社会保障のあり方(高齢者に手厚い形になっているのを、子育てや教育にも配分を増やす)も根本的に変化させなければならない。

<NIKKEI NET(日経ネット):社説・春秋-日本経済新聞の社説、1面コラムの春秋>
<http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090627AS1K2600927062009.html>
社説 日本の「結婚」は今のままでいいのか チェンジ!少子化(6/28)
「欧米で婚外子が増えているのは、…結婚とは別の形のカップルを法的に認める仕組みが生まれ、婚外子の概念そのものが変わったことが大きい。
 例えばスウェーデンにはサンボ(同せいの意)、フランスにはPACS(連帯市民協約)という仕組みがある。いずれも、結婚より緩やかな結びつきをカップルに認め、生まれた子どもには相続も含め婚内子とまったく同じ権利を与えている。男性が父親になるためには認知が必要だが、法の枠組みにしたがった同居という意味では結婚に近い。
 スウェーデンではサンボがカップル全体の3分の1を占め、0~17歳の子どもの親の3割はサンボのカップルだ。スウェーデンでも晩婚化が進んでいるにもかかわらず出生率が上昇しているのは、サンボの間に出産するケースが多いためだ。
 フランスでは昨年、結婚が26万7000組、PACSが13万7000組だった。サルトルとボーボワールのように、かつて未婚のカップルは社会規範への異議、反抗ととらえられていた。もうそうした意識はない。
 こうした仕組みには、互いに相性を判断する「試行結婚」の意味合いがある。法律婚に比べ解消が簡単だからだ。婚外子の割合が増えたからといって、出生率が高まるとは必ずしも言えない。ただ、フランスの昨年の出生率は2.02、スウェーデンも1.91と先進国の中で高い。」
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