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話し合い解散

2007-09-17 22:16:02 | 時事問題
(自民党総裁=首相就任が確実視されている)福田氏は「話し合い解散」の方向性を打ち出した。

「福田氏は15日未明の民放番組で「予算は通さないといけない」と述べており、来年度予算成立が見込まれる春の解散を念頭に置いた発言との見方が与野党に出ている。」

それに対して鳩山民主党幹事長は、16日、「「(予算成立前の解散は)国民の生活に響くという話も一理あると思う。民意にそむいても(首相への)問責(決議案提出)を強引にやって解散に追い込むつもりはない」と述べ、新政権樹立直後の問責決議案提出に慎重姿勢を示した。来年度予算成立後の解散に一定の理解を示したものとみられる。」(http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070917k0000m010142000c.html)

テロ特措法をどうするのかということが、今回の「話し合い解散」には抜けている。福田氏はインド洋での海上自衛隊の給油活動の必要性は認識しているが、野党との協議が重要であると述べていた。その意味するところは、この問題は、現在の臨時国会では時間的にタイトなので、野党の顔を立てて、先延ばしするということであると思われる。

とすれば通常国会で予算と給油法案を「話し合い解散」と引き替えに通すのであろうか。給油法案はどうしても衆院三分の二の再議決が必要であろう。予算成立後の解散に、民主党幹事長が傾いていることから考えて、福田氏の「話し合い解散」という変化球は、すでに相当威力を発揮しているということだ。福田氏、畏るべし。
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