とうさん とうさん いかがなものか?/穂高順也・作 西村敏雄・絵/あかね書房/2010年
表紙はちょっと おしゃれな三人。裏表紙では、この三人が なにやら おどっています。
というのも、今日は マーガレットのマーレンちゃんと蝶、アジサイのむらさきちゃんとでんでんむしの同時の結婚式!!!。マーガレットも、アジサイも 花屋のとうさんの 大事な花。蝶は、八百屋のとうさんの大事な菜っ葉についていた あおむし。でんでんむしは、石屋のとうさんの大事な石についていました。
この三人のとうさん、店が連なって みんな 仲良し。
花屋の むすめは たいそう きだてもよく 町の人気者。若者は、目をハートにして 見つめていました。そこへ八百屋の菜っ葉と石屋の石が名乗りをあげて、「およめに ほしいが いかがなものか?」と、とうさんが 乗り出したのでした。
そりゃあ はなむこが 菜っ葉か 石では ねえ 悩みようにも どうしようもないはず。
二転三転して、結婚式になるのですが、どうしてこうなったかは、見てのお楽しみ。
ナンセンスですが、テンポがよく いつの間にか 引き込まれてしまいます。