どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ねこのドラ・・ロシア

2018年11月11日 | 絵本(昔話・外国)


    ねこのドラ/ユーリー・ワスネツォフ・絵 北畑静子・訳/大日本図書/1990年


 仲良く暮らすねこ、やぎ、ひつじでしたが、ねこがうっかりサワークリームをたべてしまい、おばあさんから足をぶたれておおなき。

 ぬすみぐいをするなんてと、やぎもひつじも同情しませんが、おばあさんが「大事なサワークリームを たべられちゃって、おきゃくさんがくるのにどうしよう。もう、やぎとひつじの肉を ごちそうするより、ないねえ」といったことから、三匹で家出をすることにきめます。

 夜、焚火をしていると、そこにやってきたのはくま。ミツバチをねらって、蜂かいと殴り合いになって散々な目にあっっていました。

 くまも野宿のなかまいりをしますが、やってきたのは、七匹の灰色オオカミと白いオオカミ。オオカミはやぎとひつじを狙いますが、ほし草の下に眠っていた くまが、オオカミどもを片っ端からノックアウト。

 考えなしに家出をするのは よくないよと反省した三匹。

 おじいさんとおばあさんは、やぎとひつじがかえってきたので、おおよろこび。けれど、ねこのドラは「この うそつきねこめ!」としかられます。

「ブレーメンの音楽隊」風の出だしですが、楽しいのは焚火をするところ。やぎとひつじが、おでこをぶつけっこして、目からでた火花で火をつけるというもの。

 家にもどったやぎとひつじは、食べられずに平穏に暮らせたか心配です。


この記事についてブログを書く
« 水のきらいなお后のひみつ・... | トップ | ゆきのうえのあしあと »
最新の画像もっと見る

絵本(昔話・外国)」カテゴリの最新記事