どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ベンジーの もうふ

2024年01月29日 | 絵本(外国)

   ベンジーの もうふ/マイラ・ブラウン・文 ドロシー・マリノ・絵 まさき るりこ・訳/あすなろ書房/2010年

 

 原著は1962年アメリカの出版。二色刷りで、文章は長めです。

 ベンジーは、あかちゃんのときの毛布が だいすきで 幼稚園に行くときも、床屋さん、歯医者さんにいくときも いつも 一緒。

 お隣のトルーディーから、「ぼろぼろじゃない、いつすてるの?」といわれ、おとうさんからも、「そろそろ そのあかちゃんもうふ、いらないんじゃないかい?」といわれ、おにいさんのジムも、同じことをいいます。

 しかし、幼稚園のかえりや、靴屋さん、スーパーマーケットなどで、毛布を忘れたりするようになりました。

 そして、こねこの泣き声に悩んでいたトルーディーのために、こねこの かごのなかに 毛布を いれてあげると・・・。

 

 ベッドや足が大きくなり、精神的にも成長していくベンジー。前段階でその予兆はあるのですが、ある日、急成長する子どもの感じが よくでています。

 じっと見守るお母さん。ベンジーも いずれ 毛布離れすることを見通していました。


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