パソコンサポート Q & A

パソコン講習会で寄せられた質問を解説しております。

LEN関数

2013年01月23日 | Excel

LEN(レン)関数は引数に指定した文字列の文字数を返します。

書式
LEN
(文字列)

セル「A1」の文字数を調べるときは

=LEN(A1)

とします。


半角文字、全角文字の区別無く、1文字として数えられます。
空白スペース、数字、句読点もすべて文字として処理されます。

 


LEN関数は、文字数を数えるだけのとても単純な関数ですが、他の関数と組み合わせると、さまざまなことができるので、文字列処理を行う際によく使われる関数の一つです。

1つの例として、LEFT関数とLEN関数を使った方法を、ご紹介します。
ちなみに、LEFT関数は、文字列の先頭から指定された数の文字を返してくれる関数です。


例:右からn文字を削除する
(A1セルの文字列の右側7文字を削除してB1セルに表示する例です)

B1セルに
=LEFT(A1,LEN(A1)-7)
という数式を入力します。




LEN(A1)-7」の意味
LEN関数を使って、元の文字列A1セルに入力されている文字列が何文字あるのかを調べ、その数値から余分な「7」をマイナスしています。

これをLEFT関数のネストに指定することで、結果的に右からn文字削除した文字列が取得できるわけです。


VBAでも使えます。
例:
タイトルバーに表示されるファイル名をブック名から後ろの3文字を除いた文字列に設定する。
ActiveWindow.Caption = Left(ThisWorkbook.Name, Len(ThisWorkbook.Name) - 3) 

よろしかったら・・・応援クリック・・・お願いします。励みになります。


人気ブログランキングへ


SSDとは

2013年01月22日 | その他

パソコンのハードディスクに代わり、急速に普及しつつあるのがSSDです。
SSDは記憶媒体としてフラッシュメモリーを利用する記憶装置でsolid state driveの略です。
このSSDの人気の理由として、その劇的なアクセス性能の高さにあります。


パソコンのHDD(ハードディスク)をSSDに交換すると、データの読み書きが劇的に速くなり、作業が快適になります。

この性能差は、それぞれの内部構造の違いによるものです。
HDDは、回転する磁性体のディスクを磁気ヘッドで読み取るため、ディスクの回転やヘッドの移動で待ち時間が生じます。
一方、SSDは記憶媒体にフラッシュメモリを利用します。フラッシュメモリは電圧を制御してデータを読み書きするのでHDDのような待ち時間はありません。
パソコンと接続するインターフェイス部分は通常のHDDと同じ、シリアルATAが採用されています。


以下に比較をしてみました。



SSDの問題点としては、SSDの寿命が挙げられます。SSDで使われているフラッシュメモリは書き換え回数に制限があります。フラッシュメモリは使いこむと劣化します。一般的な保証期間は3年です。
また、SSDは書き込み量の増加に伴い速度が低下します。空き容量を効果的に活用するには「Trim」コマンドを有効にしたり、SSDを購入直後の状態に戻す「Secure Erase」コマンドを使用するなどの方法があります。

よろしかったら・・・応援クリック・・・お願いします。励みになります。


人気ブログランキングへ


セキュリティ修正プログラムの更新

2013年01月17日 | セキュリティ

2013年1月 にオラクル社(Javaランタイム)、マイクロソフト社から、それぞれセキュリティ修正プログラムが公開されました。

【Javaランタイムの更新手順 】

1.    「スタート」-(「設定」-)「コントロールパネル」の順にクリックします。
2.    左上の「クラシック表示に切り替える」をクリックします。
3.    一覧から、「Java」のアイコンを探し、ダブルクリックします

※「Java」アイコン が表示されない場合は、「Java」がパソコンにインストールされていないため、この手順は不要です。

4.    「Java コントロールパネル」が表示されますので、上部の「アップデート」タブをクリックします。


 
5.    下部の「今すぐアップデート」をクリックします


 
6.  以降は画面の説明に沿って、アップデートを進めます

※「このシステムはすでに最新の Java(TM) プラットフォームになっています。」と表示される場合は、すでに最新にアップデートされています。


【Windows Updateの更新手順】
     (※通常は自動更新されます。)
・Windows 7の場合
    1.パソコン画面左下の[スタート]をクリックします。
    2.「コントロールパネル」をクリックします。
    3.「システムとセキュリティ」をクリックします。
    4.「Windows Update」をクリックします。
    5.「最新プログラムの確認」をクリックします。
    確認後 更新プログラムがある場合は、最新の状態まで更新します。

・Windows Vistaの場合
   1. パソコン画面左下の[スタート]をクリックします。
   2. 「コントロールパネル」をクリックします。
   3. 「Windows Update」をクリックします。
   4. 画面の案内に従い、最新の状態まで更新します。

・Windows XPの場合
   1. パソコン画面左下の[スタート]をクリックします。
   2. 「すべてのプログラム」をクリックします。
   3. 「Windows Update」をクリックします。
   4. 画面の案内に従い、最新の状態まで更新します。


アドビ社(Flash Player、Adobe Reader)からも、セキュリティ修正プログラムが公開されました。
通常は自動で更新されます。
画面の案内に従い、最新の状態まで更新しましょう。

よろしかったら・・・応援クリック・・・お願いします。励みになります。


人気ブログランキングへ


ゼロディ脆弱性

2013年01月17日 | セキュリティ

Javaに新たな脆弱性が見つかり、悪用した攻撃も確認されたそうです。

脆弱性を防ぐのが、セキュリティ対策の基本です。
脆弱性を修正してリスクを下げましょう。

オラクル社の「Java」ランタイム、およびマイクロソフト社の「Internet Explorer」のゼロデイ脆弱性について、両開発元からセキュリティ修正プログラムが配信されています。
脆弱性を放置したままにすると、ウイルスやハッカーの攻撃に利用されるリスクが高まります。
安全のため、必ず更新することをおすすめします。
 
■ゼロデイ脆弱性とは?
脆弱性は、ウイルスなどが悪用するソフトウェアの弱点のことです。
通常、脆弱性の情報は修正プログラムの配布と同時に公開されますが、今回はその前に、脆弱性の情報が世の中に出てしまってそうです。
これを「ゼロデイ」と言い、とても危険な状態です。
実際に、この脆弱性を利用したウイルスも確認されています。

■Javaランタイム(オラクル社)
脆弱性が発見されたJavaランタイムとは、Javaプログラミング言語で作られたソフトの基本部品で、Java製品には必ず使われています。
Java製品を使っているかどうかが不明でも、Java製品をお使いの場合は、修正プログラムが自動でダウンロードされます。
インストールはご自身で行なう必要がありますので、必ず実行しましょう。

■ Internet Explorer(マイクロソフト社)
修正プログラムは「Windows Update」などで自動で更新されます。

 

よろしかったら・・・応援クリック・・・お願いします。励みになります。


人気ブログランキングへ


Excel互換性チェック

2013年01月09日 | Office2013

Excel2010では、Excel2003以前のバージョンとは異なるファイル形式が使われています。
職場などでExcelのバージョンが混在して使われている場合には、どのバージョンでも使えるように「Excel97-2003ブック」のファイル形式で保存するとよいでしょう。
ただし、「Excel97-2003ブック」として保存すると、Excel2010の新機能(関数を含む)を利用した一部のデータや書式が表示されないなどの問題が起こる可能性があるので注意が必要です。
互換性チェックは、あらかじめブックに新機能が含まれていないかを確認するために実行することができます。

【互換性をチェックする方法】

1.「ファイル」タブから「情報」を選択します。

2.「問題のチェック」の一覧から「互換性チェック」を選択します」。

3.《互換性チェック》ダイアログボックスが表示されます。

[概要]
サポートされていない機能の一覧が表示されます。
機能が設定されているセルを検索したり、問題点についてのヘルプを表示したりすることができます。

[このブックを保存するときに互換性を確認する]
チェックをつけると、保存時に毎回互換性チェックが実行され、《互換性チェック》ダイアログボックスが表示されます。

[新しいシートにコピー]
選択すると、作業中のブックにシート[互換性レポート]が追加され、[概要]の内容がコピーされます。

 

よろしかったら・・・応援クリック・・・お願いします。励みになります。


人気ブログランキングへ


RANK.EQ関数とRANK.AVG関数

2013年01月08日 | Office2013

Excel2010では、順位を求める関数として「RANK.EQ関数」と「RANK.AVG関数」が追加されました。

・RANK.EQ(ランクイコール)関数

数値が指定の範囲内で何番目かを返します。
重複した数値は同じ順位と見なされ、それ以降の数値の順位がずれていきます。
以前のバージョンのExcelで使われていた「RANK関数」と同じ目的で使われる関数で、使い方に変更はありません。

【例】 得点の大きい方から順位をつけます。

 

【解答例】
順位はRANK.EQ関数で求めます。 大きい順ですので、降順の「0」を指定します。
なお、この「0」は省略可です。

================================

・RANK.AVG(ランクアベレージ)関数

指定した数値の平均順位を求めます。
複数の値が同じ順位にあるときは、平均の順位が返されます。

【例】
合計得点の大きい方から順位を付けます。
ただし、同得点のときは順位の平均で求めます。

【解答例】
順位はRANK.AVG関数で求めます。 大きい順ですので、降順の「0」を指定します。
なお、この「0」は省略可です。
生徒2と生徒3は同得点で4位、5位となるので、順位はその平均値で (4+5)/2=4.5 となります。


よろしかったら・・・応援クリック・・・お願いします。励みになります。


人気ブログランキングへ