パソコンサポート Q & A

パソコン講習会で寄せられた質問を解説しております。

ファイルの暗号化

2005年08月23日 | セキュリティ
最近の講習会では、セキュリティ対策についての質問を多く受けるようになりました。
大切な電子データを守るためにも、ファイルの暗号化は必須ですね。

Office XP/2003では、ExcelやWord、PowerPointで作成したファイルを暗号化することができます。
暗号化することによって、データの守秘性を高めることができます。

暗号化には、2つ方法があります。

1.ファイルを編集状態で暗号化する
2.保存する場合に暗号化する

★ここでは、ファイルを編集状態で暗号化する場合を説明します。

1. ファイルを開き、[ツール]メニューの[オプション]を選択します。

2.[セキュリティ]タブを選択し、[読み取りパスワード]ボックスにパスワードを入力して、[詳細設定]ボタンをクリックします。

3.[暗号化の種類]ボックスで、使用する暗号方式を選択し、[キーの長さ]ボックスに暗号キーの長さを指定します。

4.[ドキュメントのプロパティを暗号化する]チェックボックスをオンにして、[OK]ボタンをクリックします。

5.[オプション]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックします。

6.[パスワードの確認]ダイアログボックスで読み取りパスワードを再入力して、[OK]ボタンをクリックします。


パスワードを入力するだけでは暗号化ではありません。
必ず「詳細設定」から「暗号化の種類」を選択してください。
また、キーの長さは128以上あれば安心といわれています。
暗号化すると、Office 2000以前のバージョンではファイルを開くことができません。








受信したメールを日本語に翻訳したい

2005年08月20日 | Outlook
Outlook 2003では、Microsoft Office 2003に用意されている二か国語辞書とWeb上の翻訳機能を使った翻訳サービスを利用することができます。

選択した文字列の翻訳結果が「作業ウィンドウ 」に表示されます。

[手順]

1.メッセージの翻訳したい部分を選択して右クリックし、[翻訳]を選択します。

2.作業ウィンドウに、翻訳結果が表示されます。


作業ウィンドウをドラッグして列幅を広げると読み易くなります。
 

生年月日から年齢を計算したい

2005年08月05日 | Excel
Datedif関数を使います。
この関数は指定された2つの日付の時間間隔数を返します。

今日現在で何歳かと計算したい場合は
 =Datedif(生年月日の入力されているセル番地,TODAY( ),"Y")

同じように、入社年月日から現在までの勤続年数を求めることもできます。


この関数は、Excelに組み込まれていませんから、直接入力します。


「年齢計算ニ関スル法律」では、満年齢の前日に1歳が加えられる となっています。
これに準じた場合、上記の計算式は、
=Datedif(生年月日の入力されているセル番地,TODAY( )+1,"Y")
となります。


「使用可能」プロパティと「編集ロック」プロパティ

2005年08月03日 | Access
Accessの基礎として「プロパティ」」を理解することは、とても大切になります。
特に、この2つのプロパティに関しては資格試験などでの出題率も高いので、実際にフォームなどに設定して確認してみると良いでしょう。

・「使用可能=はい」と「編集ロック=はい」

 表示された値を選択し、コピーすることはできますが、値を編集することはできません。


・「使用可能=はい」と「編集ロック=いいえ」
 表示された値を選択し、コピーすることも編集することもできます。
 初期設定では、この設定になっています。


・「使用可能=いいえ」と「編集ロック=はい」

 表示された値を選択することもコピーすることもできません。
 また、編集することもできません。


・『使用可能=いいえ』と『編集ロック=いいえ』

 表示された値をコピーすることも選択することもできません。
 また、編集することもできません。
 さらに背景色と前景色がグレーになり、書式の設定が無視されます。