パソコンサポート Q & A

パソコン講習会で寄せられた質問を解説しております。

フィッシング詐欺にご用心

2012年10月29日 | セキュリティ

銀行を装った詐欺メール(フィッシング詐欺)にご注意ください!

銀行を装うメールに添付されたファイルにインターネットバンキングのログインパスワード・暗証番号等の重要情報を入力させ、預金を引き出す犯罪(いわゆるフィッシング詐欺)が発生しているそうです。
このようなメールが届いても、添付されているファイルを開いたり、ログインパスワード・合言葉・インターネット用暗証番号の入力は絶対に行わないようにしましょう。

それでは、利用者はWebサイトにアクセスする際、どんなことに注意したらよいのでしょうか?
専用ツールがなくても簡単にできる対策を挙げてみます。

1.アドレスバーのURLを確認
 訪れたWebサイトのURLを確認することは、偽サイトを見破る有効な手段です。例えば「http://192.168.80.138/」のようにIPアドレスが表示されていたり、普段訪れるサイトのアドレスと明らかに違う場合などは、偽サイトにアクセスしている可能性を疑いましょう。

2.HTTPSと鍵マークの存在を確認
 個人情報の入力や送信を行う画面でHTTPSによる暗号通信が用いられていることを確認しましょう。HTTPSでアクセスした場合、通常ならばURLは「https://」から始まり、Webブラウザの右下には鍵マークが表示されます。個人情報の入力を求めるページであるにもかかわらず「HTTP」を使っているWebサイトは、セキュリティに関する意識が低いところだと考えましょう。
 なお、HTTPSでアクセスした際でも、鍵マークがブラウザに表示されているか否かを必ず確認してください。アドレスバーのURLがHTTPSで始まっているにもかかわらず、ブラウザに鍵マークが表示されていない場合、偽サイトの画面がWebブラウザに表示されている可能性もあります。Webページに記されている「このページはHTTPSで保護されています」というようなメッセージだけで安全だと判断するのは非常に危険です。

アドレスバーに表示されるURLが「https://」から始まっていること、鍵マークが表示されていることの両方を確認しましょう。



3.証明書の検証ができない場合は、「いいえ」を押す
 電子証明書とはそのWebサイトの所有者を明示するためのものです。証明書の検証ができないということは、そのWebサイトに異常があるか、偽サイトに誘導されていると考えてよいでしょう。そのため、電子証明書の検証ができない場合は「いいえ」を押して、そのWebサイトに接続しないようにしましょう。

4.証明書の中身を確認する
 初めて訪れたWebサイトの場合は、鍵アイコンをクリックして証明書を開き、意図したWebサイトにアクセスしていることを確認しましょう。

5.慌てない
 フィッシャーの送るメールには、「今すぐに」だとか、「情報が漏えいしている可能性があるため」など、ユーザーの対応をせかす文面が並んでいることが多いです。しかし、仮にこのような文面のメールを受け取っても、焦らずに落ち着いて対処してくださいね。そのWebサイトにアクセスして情報を入力するのは、周りの友人やWebサイトを運営している組織に直接電話で問い合わせるなどしてからでも遅くはないはずです。

 

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Windows8

2012年10月26日 | Windows

いよいよ「Windows8」が発売されました。

発売に当たって「前夜祭」が催されたりと、約3年ぶりとなる新OSに対する期待感がみなぎっていましたね。

ところで、「Windows8」ってどんなOSでしょう?

最大の特徴は、タブレット端末など、タッチパネルを搭載した機器に本格的に対応させたことです。また、クラウドサービスとの連携や、起動の高速化など、通常のパソコンでの使い勝手も高めています。

また、スタートメニューは廃止されました。さらに、Aero(アエロ)やガジェットも廃止されました。

 「Windows 8」のシステム要件は、
・CPUが1GHz以上、
・メモリー(RAM)は2GB(64ビット版の場合)、
・HDDは20GB以上(64ビット)

「Windows8」を最も安く利用する方法は、パソコンのOSをアップグレードすることです。マイクロソフトでは、「 アップグレード版」を、店頭でのパッケージ販売と、公式サイトでのダウンロード販売という2形態で提供します。

アップグレード対象となるOSも、「Windows7」、「WindowsVista」、「WindowsXP(SP3)」と幅広くなっています。しかし、気を付けなければならない点もあります。それは、アップグレード時に「Windows8」へ引き継げる内容です。

引き継げる内容は以下の3種類です。
・マイドキュメントなどに保存した「個人ファイル」
・「ウィンドウズの各種設定」
・インストールしている「アプリケーション」

「Windows7」は3種類全て引き継げますが、「Vista」は個人ファイルとウィンドウズの設定のみで、アプリケーションは引き継げません。さらにXPの場合、引き継げるのは個人ファイルのみとなります。

「Windows8」には、ハードウエアやアプリケーションが「Windows8」と互換性があるかどうかを調べられる「Windows8 アップグレード アシスタント」というアプリケーションが用意されています。アップグレードするときは、このアプリを使って、どこまで引き継げるのか確かめてから作業することをおすすめします。

企業向けの新機能で注目すべきは、USBドライブでOSごと持ち運べることです。
これは「Windows To Go」という機能です。
ただし、企業向けエディションの「Windows Enterprise」だけが搭載しています。
USBメモリーは32GB以上の製品になります。

 

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ボット

2012年10月22日 | セキュリティ

ボットとは、コンピュータウイルスの一種で、コンピュータに感染し、そのコンピュータを、ネットワーク(インターネット)を通じて外部から操ることを目的として作成されたプログラムです。

ボットウイルスは、感染をしていても利用者に気づかれないように密かに活動を行います。
感染すると、外部からの指示を待ち、与えられた指示に従って内蔵された処理(後述)を実行します。
この動作が、ロボットに似ているところから、ボットと呼ばれています。

一度感染すると悪意の第三者が、パソコンを遠隔コントロールし、迷惑メールの送信、フィッシング詐欺などの犯罪行為に加担してしまうばかりか、パソコン内のあらゆる情報や入力した情報を盗み出し、被害を与える危険なウイルスです。

感染しないためには、次のような対策を行いましょう。

1.セキュリティ対策ソフトの導入と定義ファイルの定期的な更新
2.メールの添付ファイルに注意
3.不審なWebサイトの閲覧を控える
4.ブラウザ等のインターネットオプション(セキュリティオプション)の有効利用
5.スパムメールなどの、甘い誘いのリンクはクリックしない
6.ルータの利用やファイアウォールの導入
7.OSやアプリケーションを常に最新状態にしておく(MicrosoftUpdateなど)

感染しているかどうかのチェックは、下記を参考にしてください。
サイバークリーンセンター

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On Error ステートメントについて

2012年10月16日 | VBA

エラーの発生が予期される場合、それに対処するための処理をあらかじめプロシージャ内に設けておきます。これをエラートラップといいます。

エラーを回避するテクニックとして「On Error ステートメント」があります。

構文: On Error Resume Next

エラーが発生するとエラーの発生した次の行から処理を続行します。

構文: On Error Go To 0

エラー処理を無効にします。

使用例;
On Error Resume Next

エラーの発生するコード

On Error Go To 0

のようにはさみます。

構文: On Error Go To (行ラベル)

エラーが発生すると、指定した行ラベル(または行番号)に処理が移ります。

行ラベルは、行頭から任意の文字列を書き、行末にコロン「:」をつけます。注意しなければならないのは、エラーが発生しなかった場合を想定することです。
エラーが発生しない(行ラベルに処理を移さない)ときは、行ラベルの手前に「Exit Sub」と「Subプロシージャを終了させる」コマンドを忘れずに記述しましょう。

 

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Ifステートメントの書式について

2012年10月16日 | VBA

「Ifステートメント」で、「End If」を使う場合と使わない場合の違いを質問されました。

「Endステートメント」は、ブロック(命令の集まり)を終わらせる働きがあります。
従って、1行だけのステートメントには End If は使いません。

「Ifステートメント」の書式は次のようになります。

例1
If 条件 Then 処理

※1行だけの「If 条件 Then 処理」はブロックではないから「End If」は必要ありません。


例2
If 条件 Then

   処理

End If


例3
If 条件 Then

   処理1

Else

   処理2

End If

※Endステートメントは、ブロックを終わらせる働きがあります。

 

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VBEで「プロパティ」ウィンドウを既定の位置に動かしたい

2012年10月01日 | VBA

VBEは、「プロジェクトエクスプローラ」、「プロパティウィンドウ」、「コードウィンドウ」で構成されています。
通常、「プロパティウィンドウ」は、「プロジェクトエクスプローラ」の下に配置されていますが、それがコードウィンドウ領域に表示されてしまったので戻したいというご質問でした。

以下の操作を行います。

1.「プロパティウィンドウ」を右クリックします。

2.「ドッキング可能」をクリックします。

3.これで、戻ります。

「ドッキング可能」とは、ウィンドウを一定の位置にドラッグすると、自動的に適切な位置やサイズに設定される状態のことです。

VBEの各ウィンドウをドッキング可能にするかどうかは、以下の手順で設定できます。

1.「ツール」をクリックします。

2.「オプション」をクリックします。

3.「ドッキング」タブを選択し、必要な項目にチェックをつけます。

 

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VBEコードウィンドウ内でのフォントサイズ変更

2012年10月01日 | VBA

ExcelVBEコードウィンドウ内のフォント及びサイズは、以下の設定で変更できます。

【手順】

1.VBEの「ツール」をクリックします。

2.「オプション」をクリックします。

3.「オプションダイアログボックス」が表示されますので、「エディタの設定」タブをクリックします。

4.「標準コード」を選択し、「フォント名」及び「サイズ」から任意のものを選択します。

5.以上で、フォントやフォントサイズを変更できます。

 

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