パソコンサポート Q & A

パソコン講習会で寄せられた質問を解説しております。

日付を和暦に変換する関数

2008年11月12日 | Excel
セルに日付を入力した場合、表示形式を変更すれば簡単に和暦を表示できますね。
しかし、関数を使って和暦に変換したいというご質問ですので説明します。

「日付を和暦に変換する」には、「DATESTRING」関数を使います。

形式
DATESTRING(シリアル値

関数の解説
「シリアル値」で指定した日付を、和暦を表す文字列に変換します。

引数の意味
シリアル値・・・和暦に変換したい日付をシリアル値または文字列で指定します。

関数の使用例
納品書の発行時に、今日の日付を和暦で表示してみましょう。
1.和暦を表示するセルをクリックします。



2.関数を直接入力します。
 
 =DATESTRING(TODAY())


3.日付が和暦に変換されます。


以上で、今日の日付を和暦で表示できました。


DATESTRING関数は、組み込まれておりませんので、セルや数式バーに直接入力する必要があります。

演算子の優先順位

2008年11月11日 | Excel
数式内で使用する算術演算子と括弧類、及び比較演算子はそれぞれ計算される順番が決まっています。
これは「優先順位」と呼ばれ、次のようになっています。

【演算子と括弧類の優先順位】

 1.{}または()で囲まれた数式
    ↓
 2.%(パーセント指定)
    ↓
 3.^(べき乗)
    ↓
 4.*(乗算)と/(除算)
    ↓
 5.+(加算)と-(減算)
    ↓
 6.すべての比較演算子


同じ優先順位の演算子が並んでいる場合には、数式の左側にあるものから順に計算されます。
目的の結果を得るためには、優先順位に注意して数式を作る必要があります。

関数の計算結果を値に変換する

2008年11月11日 | Excel
計算結果を、他のセルに貼り付けるのではなく、現在表示されているセルに計算結果だけを残したいというご質問です。

以下のように操作します。

【手順】

1.関数の計算結果が表示されたセルを選択します。

2.「数式バー」をクリックし、編集状態にします。
  (編集状態にするには、その他に[セルをダブルクリック]、[F2キーを押す]などがあります)



3.「F9」キーを押します。



4.これで、セルに入力されていた関数が削除され、計算結果の値だけがセルに残ります。

グラフが作れない

2008年11月07日 | Excel
ツールバーの「グラフウィザード」ボタンがグレーになって押せなくなっているためグラフが作れないというご質問でした。

状況を確認したところ、シートが「作業グループ化」されていました。



グループ化は便利ですが、その一方では機能の一部が制限されてしまいます。
今回ご質問いただいた「グラフを作成できない」というのもその一つです。

シートのグループ化は、複数のシートのセルを同時に選択しているような状態にありますから、そのままグラフを作成しようとすると、グラフの元データとして各シートのセルが重層的に指定されることになります。これをグラフ化することはできませんから作成が拒否されたわけです。

また、機能が大幅に制限される原因に「ブックの共有」があります。
この「共有」の状態でも、グラフの作成や作図、セルの結合やマクロの作成など、多くの機能が制限されてしまいます。



状況によって利用できなくなる主な機能をまとめてみました。

折れ線グラフで途切れた部分を結びたい

2008年11月06日 | Excel
元データに空欄があると、折れ線は途中で分断されてしまいますね。



これを線で結びたいとのことです。
次のように操作します。

【手順】

1.グラフをクリックして選択します。

2.メニュー「ツール」-「オプション」をクリックします。



3.「オプション」ダイアログボックスが表示されます。
 「グラフ」タブをクリックし、「空白セルのプロット」欄で「補完してプロットする」を選択します。



4.折れ線の途切れた部分が斜め線で結ばれます。




このオプションは、グラフ単位で個別に行います。


ページ罫線を表紙だけにつけたい

2008年11月06日 | Word
ページ罫線を表紙だけに付けたい場合は、次のように操作します。

【手順】

1.表紙となるページを画面上に表示しておきます。
 メニュー「罫線」-「線種とページ罫線と網掛けの設定」をクリックします。
 
2.「線種とページ罫線と網掛けの設定」ダイアログボックスが表示されますので罫線の種類を指定します。

3.「設定対象」から「このセクション - 1ページ目のみ」を選択します。



これで1ページ目だけにページ罫線が表示されます。


ちなみに「このセクション全体 - 1ページ目を除く」を選択すると、2ページ目以降にページ罫線を付けることができます。


Word2007では、「ページレイアウト」タブの「ページ罫線」ボタンをクリックします。


Wordではひとつの文書をいくつかの部分に分けて作業することがあります。
この各部分を「セクション」と呼んでいます。
文書内をセクションに分けていない場合は、文書全体をひとつのセクションと考えます。つまり「セクションの1ページ目」は「文書の1ページ目」となるわけです。

氏名データを分割する

2008年11月04日 | Excel
氏名データを別々のセルに分割したいとのことです。
元の氏名データで「名字」と「名前」の間に初めからスペースが入っていれば、簡単に分割することができます。

【手順】
1.氏名が入力されているセルを選択します。

2.メニュー「データ」→「区切り位置」をクリックします。


3.「区切り位置指定ウィザード」が開くので、「次へ」をクリックします。


4.次の画面では、「スペース」にチェックをつけ、「次へ」をクリックします。


5.「完了」をクリックします。


6.氏名が苗字と名前に分割されました。必要であれば列幅を調整しましょう。