パソコンサポート Q & A

パソコン講習会で寄せられた質問を解説しております。

文書保存時に"音声認識........"メッセージが表示される

2005年10月16日 | Word
Word を使用中、文書を保存する度に、次のような警告メッセージが表示される事があります。
メッセージの内容は、Word のバージョンによって異なります

Word 2002 を使用している場合
録音された音声認識入力や、修正候補のようなデータなしで文書が保存されました。

Word 2003 を使用している場合
文書は保存されましたが、音声認識データを保存する十分な空き領域がないため、データは失われました。録音していないときは、必ずマイクをオフにし、ディスクで利用できる記憶域を確認してください。

自動バックアップ機能が有効な場合には、上記のメッセージが数分毎に表示される場合があります。
Word では、文書ファイル中に入力した文字の音声入力データや手書き入力データなどの言語データを保存する事ができます。
標準の設定では、これらの言語データを文書中に保存するよう設定されています。これは、後で入力した文字列の修正候補を表示するなどの処理に利用されます。

しかし、言語データを文書に含めて保存した場合、作業状況によっては非常に大きなファイルサイズになってしまうことがあります。
このような時に、Word は、作業効率を最適化するために、文書中に言語データを含めずに保存を行います。
メッセージは、この処理が行われた事を通知するために表示されます。

[上書き保存] や [名前を付けて保存] をおこなった場合にも同様のメッセージが表示される場合があります。

注:
文字の音声入力データや手書き入力データなどのスピーチ機能を使用していない環境で、このメッセージが表示される現象が確認されています。
その場合も、以下の回避策の方法で対処します。

回避策
文書中に言語データを埋め込まずに作業する
文書に言語データを埋め込む必要がない場合は、現象が発生している文書ファイルを開き以下の設定を行います。
1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
2. [保存] タブをクリックし表示された画面にて、 [言語データを埋め込む] のチェックボックスをオフにし [OK] ボタンをクリックします。

以上の操作により、現在作業をしている文書ファイルへは言語データは保存されなくなります。このため、メッセージは表示されません。


上記の設定は、作業を行っている文書ファイルのみに有効な操作であるため、新規に文書を作成した場合には、[言語データを埋め込む] のチェックはオンに設定されてしまいます。
今後新たに作成する新規文書でも、言語データを埋め込む必要が無い場合は、以下の操作を行いWord テンプレート ファイルに対する初期設定値を変更することで、新規文書で自動的に [言語データを埋め込む] 設定をオフにすることが可能です。

新規文書で自動的に [言語データを埋め込む] 設定をオフ
1. Word を一旦終了します。
2. Windows の [スタート] ボタンよりメニューを表示し、[Ctrl] キーを押したままの状態から [Microsoft Word] あるいは、[Microsoft Office Word 2003] をクリックし Word を起動します。
3.以下のメッセージが表示されますので、[はい] ボタンをクリックします。
Word によると、CTRL キーが押された状態です。 Word をセーフモードで起動しますか?
4. Word がセーフモードで起動しますので、[ファイル] メニューから、[開く] をクリックします。
この時、Word はセーフモードで起動されているため、通常の白紙の文書画面は表示されません。
5. [ファイルを開く] ダイアログが表示されたら、[ファイルの種類] ボックスから、"文書テンプレート" を選択します。
6. [ファイルの場所] ボックスから、以下のフォルダまで移動し、格納されている Normal.dot ファイルを選択します。
以下のフォルダが表示されない場合は、この資料の [非表示フォルダおよび、ファイルを表示する方法] の設定を行ってから、再度操作をお試しください。
<ドライブ名>Documents and Settings<ユーザー名>Application DataMicrosoftTemplates
7. Normal.dot ファイルが選択された状態で、[開く] ボタンをクリックします。
8. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
9. [保存] タブをクリックし表示された画面にて、 [言語データを埋め込む] のチェックボックスをオフにし [OK] ボタンをクリックします。
10. [ファイル] メニューの [上書き保存] をクリックし、 Normal.dot ファイルを保存後、Word を終了します。
以上の操作により、Word 新規文書からあらたに文書ファイルを作成する際の初期値として、自動的に言語データを埋め込む設定をオフにすることが可能です。

自動バックアップ機能を無効にする
Word 文書にマイクを使った言語データを保存する必要がある場合は、以下の操作を実行し、作業中の文書の自動バックアップ機能を止めることで、文書編集中に頻繁にメッセージが表示されること無く作業を行うことができます。
1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
2. [保存] タブをクリックし表示された画面にて、 "自動バックアップ" のチェックボックスをオフにします。
以上の設定により、自動的に文書保存が行われないため、メッセージが表示されずに作業を行うことができるようになります。

非表示フォルダおよび、ファイルを表示する方法
1.Windows のスタートメニューから、[コントロール パネル] を開きます。
• Windows XP の場合
Windows の [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリック
• Windows 2000 の場合
Windows の [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントし、[コントロール パネル] をクリック

2. コントロール パネルより、[フォルダ オプション] アイコンをダブルクリックし開きます。
Windows XP 環境で、[作業する分野を選びます] と書かれた画面が表示されている場合は、[デスクトップの表示とテーマ] をクリックし表示された画面で、[フォルダ オプション] をクリックし開きます。
3. [フォルダ オプション] ダイアログにて、[表示] タブをクリックします。
4. [詳細設定] ボックスより、[すべてのファイルとフォルダを表示する] と書かれた項目を探し、マウスでクリックしてチェックを付け [適用] をクリックし、[OK] をクリック後、コントロール パネルの画面を閉じます。


文書に余白が表示されない

2005年10月07日 | Word
文書を開くと、余白がなく、左上隅にカーソルが表示されてしまうという現象です。
これは「印刷レイアウト」表示でページ間の余白が抑制されている状態です。

余白を表示する手順は次のとおりです。

1.Wordを起動します。

2.「印刷レイアウト」ビューがオンである事を確認します。
  
3.「ツール」メニューをクリックし、「オプション」をクリックします。

4.「表示タブ」に切り替え、「ページ間の余白(印刷レイアウト表示)」のチェックボックスを「オン」にし、「OK」をクリックします。

これで、文字列の上端とページの上端の余白が確認できるように、ビューが変更されます。


「印刷レイアウト」ビューをオンにするには
「表示」メニューで「印刷レイアウト」をクリックします。

新規文書作成時、ヘッダー領域に文字が表示されてしまう

2005年10月06日 | Word
Wordを起動すると、新しい文書が自動的に表示されます。
この新しい文書を作成する際に使用される標準テンプレート (ひな形) が Normal.dot ファイルです。

Normal.dot ファイルに保存された書式設定、定型句、およびマクロが破損していたり問題が発生している場合、新しく作成する文書すべてに影響があります。

例えば、Word 起動時や、[新規作成] ボタンをクリックして新規文書を作成したとき、本来白紙であるはずの文書に、文字や図が入力されていることがあります。
この場合、Word 起動時や [新規作成] ボタンをクリックして作成する文書のテンプレートとして使用している "Normal.dot" と呼ばれる標準テンプレート ファイルが、文字や図が入力された状態で保存されている可能性があります。

Word および開いた文書の動作に影響しないようにするには、Normal.dot ファイルの名前を変更します。
名前を変更することによって、標準テンプレートが問題や現象の原因となっているかどうかをすばやく判断できます。

Normal.dot の名前を変更し、Word を再起動すると、Word は自動的に新しい白紙の Normal.dot を作成します。
これにより問題を解決できる可能性があります。

Normal.dot ファイルを作成し直すには
1.Word を終了します。
Word を起動している場合、作業中の文書を任意に保存して、終了します。
2.Normal.dot ファイルを検索し、名前を変更します。


Normal.dot は隠しファイルに指定されています。
そのため、Windows で [すべてのファイルとフォルダを表示] の設定が有効になっていない場合、検索結果に表示されません。
すべてのファイルとフォルダを表示し、検索結果に反映させるには、次の手順を実行します。

1.[マイ コンピュータ] を開きます。
デスクトップ上の、[マイ コンピュータ] アイコンをダブルクリックします。

2.[フォルダ オプション] ダイアログ ボックスを表示します。
[ツール] をクリックし、[フォルダ オプション] をクリックします。

3.すべてのファイルとフォルダを表示する設定にします。
[表示] タブをクリックし、[ファイルとフォルダの表示] で、[すべてのファイルとフォルダを表示する] をクリックし、[OK] をクリックします。

これで、すべてのファイルとフォルダが表示される設定になります。

Normal.dot ファイルを作成し直す
(Windows XP の場合で説明します)

a. 検索画面を表示します。
[スタート] ボタンをクリックし、[検索] をクリックします。次に、[ファイルとフォルダすべて] をクリックします。

b. Normal.dot ファイルを検索します。
[ファイル名のすべてまたは一部] ボックスに「Normal.dot」(「」は除く) と入力し、[探す場所] ボックスの一覧から [ローカル ハード ドライブ] をクリックします。次に、[詳細設定オプション] をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索] チェック ボックスをクリックしてチェックを入れます。次に、[検索] をクリックします。

c. 検索された Normal.dot ファイルの名前を変更します。
検索結果に表示された Normal.dot ファイルをクリックします。次に、[ファイル] をクリックし、[名前の変更] をクリックします。

d. Normal.dot ファイルの名前を変更します。
任意のファイル名を入力し、Enter キーを押します。
ここでは例として、「Normal1.dot」(「」は除く) と入力します。

上記の手順を実行しても問題が解決しない場合は、Normal.dot ファイルを元に戻します。
新しく作成した Normal.dot ファイルを削除し、名前を変更した Normal.dot ファイルを元の名前に戻すには
1.検索画面を表示します。
[スタート] ボタンをクリックし、[検索] をクリックします。次に、[ファイルとフォルダすべて] をクリックします。

2.Normal1.dot ファイルおよび新しく作成された Normal.dot ファイルを検索します。
[ファイル名のすべてまたは一部] ボックスに「Normal*.dot」(「」は除く) と入力し、[探す場所] ボックスの一覧から [ローカル ハード ドライブ] をクリックします。次に、[詳細設定オプション] をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索] チェック ボックスをクリックしてチェックを入れて、[検索] をクリックします。

3.検索された Normal.dot ファイルを削除します。
検索結果に表示された Normal.dot ファイルをクリックします。次に、[ファイル] をクリックし、[削除] をクリックします。
"'Normal.dot' をごみ箱に移しますか?" というメッセージが表示された場合は、[はい] をクリックします。

4.Normal1.dot ファイルの名前を元に戻します。
検索結果に表示された Normal1.dot ファイルをクリックします。次に、[ファイル] をクリックし、[名前の変更] をクリックします。

5.Normal1.dot ファイルの名前を Normal.dot に戻します。
Normal1.dot ファイルの名前を「Normal.dot」(「」は除く) に変更し、Enter キーを押します。


Windows の構成によっては、複数の Normal.dot ファイルが作成される場合があります。
このような状況には、1 台のコンピュータで複数バージョンの Word が動作している場合や、1 台のコンピュータに複数の Windows システムが存在する場合などがあります。
手順を実行する際には、読み込んでいる Normal.dot ファイルをご確認ください。


ATOKからMS-IME言語バーへの切り替え方法

2005年10月02日 | MS-IME
1.コントロールパネル」から「地域と言語のオプション」を開いて「言語」タブの「詳細」ボタンをクリックします。

2.「テキストサービスと入力言語」-「設定」タブの「既定の言語」で使用したい言語バーに切替ができます。


ATOKをMS-IME風にするには次のようにします。(ATOK13)

ATOKのツールバーを右クリックし「プロパティ」をクリックします。
「キーボードのプロパティ」の「プロパティ」ボタンをクリックします。
"キー・ローマ字・色" の項目にある、"スタイル一覧" の中をみます。
そこに、"MSIME" があるので、ダブルクリック し「OK」をクリックします。