パソコンサポート Q & A

パソコン講習会で寄せられた質問を解説しております。

電子メールを安全に使うために(添付ファイルの取り扱い)

2017年05月14日 | メール

ビジネスでは欠かせない電子メールですが、ウィルス感染やフィッシング詐欺など危険が潜んでいます。

特に電子メールの添付ファイルの取り扱い上の注意点をあげておきます。

・添付ファイル付きのメールは厳重注意する
 メールの添付ファイルは、不用意に開かないようにしましょう。
 最近は見た目で怪しいメールかどうかを判断することは難しくなっているので注意が必要です。

・添付ファイルの見た目に惑わされない
 WordやExcel、画像ファイルなどウィルスに感染することのないファイルに見せかけた添付ファイルを送り付けるウィルスが発見されており、注意が必要です。添付ファイルはアイコン表示や見えている拡張子情報に惑わされないようにしましょう。そのためにも「拡張子」は表示しておきましょう。
   拡張子の表示方法はこちらにあります。

・知り合い・実在の組織から届いたものこそ添付ファイル付きのメールは疑ってかかる
 知り合いや実在の組織になりすましてメールを送られている可能性もあります。
 少しでも不自然なことがあれば、先方に問い合わせるなどして安全を確認してからファイルを開きましょう。

・メールの本文でまかなえる情報はファイルにして添付しない
 必要な情報はメール本文に記載し、メールに添付ファイルを付けるのはできる限り避けるのが好ましいですが、必要に迫られる添付ファイルはウィルス検査を行ってから添付しましょう。

・各メーラー特有の添付ファイルの取り扱いに注意する
 一部のメーラー(メールソフト)では、受信時に添付ファイルを自動的に開いてしまうものもあります。
 このようなメーラーの特殊性など添付ファイルの取り扱いに関連する事項をよく把握して使用することが大事になります。

 

 

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セキュリティ対策の基本

2017年05月14日 | セキュリティ

パソコンを使う上でセキュリティ対策は欠かせませんね。

基本のセキュリティ対策を押さえておきましょう。

・最新のウィルス対策定義ファイルに更新しワクチンソフト(ウィルス対策ソフト)を活用すること 
 
パソコン購入時のままになっていませんか?
 新種ウィルスに対応するために最新のウィルス定義ファイルに更新したワクチンソフトで検査を行いましょう。

・メールの添付ファイルは、開く前にウィルス検査を行うこと
 メールに添付ファイルがついている場合は、開く前にウィルス検査を行いましょう。
 また、ファイルを添付するときは、ウィルス検査を行ってから添付しましょう。

・ダウンロードしたファイルは、開く前にウィルス検査を行うこと
 使用する前にウィルス検査を行いましょう。また、信頼できないサイトからのダウンロードは避けましょう。

・アプリケーションのセキュリティ機能を活用すること
 ExcelやWordのデータを開くときにマクロの自動実行を無効にしましょう。

・セキュリティパッチをあてること
 セキュリティホール(ソフトウェアの脆弱性)のあるソフトウェアを使用しているとウィルスに感染してしまうことがあります。ベンダーのwebサイトを定期的に確認し、最新のセキュリティパッチをあてておきましょう。
 Windowsを利用している場合は、Windows Updateのサイトから最新のパッチを適用することが必要です。

・ウィルス感染の兆候を見逃さないこと
  
いつもと何かが違うと感じたらウィルス検査を行いましょう。

・ウィルス感染被害からの復旧のためデータのバックアップを
 
破壊されたデータはワクチンソフトでは修復できません。日頃からデータのバッ
クアップ(コピー)をとる習慣をつけましょう。バックアップしたデータはネットワークから切り離すなど安全な方法で保管しましょう。


最近は「ランサムウェア」感染被害も増加しています。

一般的なランサムウェアの感染経路は、メールに添付されたファイルの実行とドライブ・バイ・ダウンロード(OSやソフトウェアの脆弱性を悪用して、ウェブサイトにアクセスした際に不正プログラムをパソコンにダウンロードさせてウィルスに感染させてしまう手口)があげられます。

しかし、2017年1月以降には「Windowsサーバー内のファイルが暗号化された」という被害も増えているそうです。原因としては、パスワード設定の不備があり、その結果Windowsサーバーに不正にログインされてしまい、ランサムウェアに感染されられてしまったと考えられるようです。

こちらの対策としては
・適切なパスワード管理を徹底する
 できるだけ長く、複雑なパスワードとする。パスワードは使いまわさない。

・サーバーへのアクセス制限を設定する

不正ログインを受けると、ウィルス感染だけでなく情報流出や攻撃の踏み台にされるなどの被害にあう可能性もあります。

 

 

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