パソコンサポート Q & A

パソコン講習会で寄せられた質問を解説しております。

「Winny」を入れていますが・・・

2006年04月06日 | セキュリティ
早急に削除される事をお勧めします。

ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」経由の情報漏えいが止まりません。
原因はWinnyで感染を広げる「Winnyウイルス(Antinny,暴露ウイルス)」です。官公庁や大手企業からの機密情報流出が連日のように報じられ,いまや大きな社会問題に発展しています。

内閣官房情報セキュリティ センター(NISC)では,その発表資料(PDFファイル)の中で,
ファイルの流出はあなた自身にとどまらず,あなたの勤務先や家族・友人等にも大きな不利益を与えます。
場合によっては,職を失ったり人間関係が崩壊したりすることにもなりかねません

と警告しています。
このリスクを負ってまで,Winnyを始める必要があるのか,そこまでして見たい情報なのかどうか,改めて考えてほしいと思います。

ぜひとも、次のようなことを日ごろから心がけておきましょう。
・情報流出の被害者や加害者にならないよう対策を施す(ウイルス対策ソフトを使うなど)
・信頼できないファイルは開かない
・ネット利用にはリスクが伴うことを認識する

Winnyやセキュリティ情報を次にまとめてみましたので参考にしてください。
簡単セキュリティ対策


Winnyを検知・削除する無料のWinny専用対策ソフトが開発されています。
●ScanIF Winny対応版 -ScanIF Version 2.0- (フリーウェア)
・Winny初期バージョン ~ Winny v1.14 ~ WinnyP v2.0β7.26までの約80種類に対応。
・対応OSはWindows 95/98/98SE/Me/NT/2000/XP。
ダウンロードサイト

CD-ROMの保存期間には限界がある?

2006年04月04日 | その他
CDやDVDの表面は、「ポリカーボネート」という樹脂で出来ています。
樹脂が劣化すると表面のくぼみも劣化し、データが失われることがあります。

参考までに主な補助記憶装置について簡単にまとめてみましたのでご参照ください。

主な補助記憶装置の種類
◆磁気ディスク装置
・ハードディスク
 
大容量の記憶領域を持つ媒体。
ハードディスクの内部は磁気の円盤を何枚も重ねた構造になっている。
容量が大きく読出し・書込み時間も早いので、パソコンの主要な補助記憶装置となっている。
コンピュータの内部に取り付ける「内蔵型」、外に取り付ける「外付け型」がある。

・フロッピーディスク
 
小さく持ち運びに便利で安価なため、データを受け渡すときなどによく使われている。
ただし、ハードディスクなどに比べ、軟弱でホコリや熱や他の磁気の影響を受けやすい。
四角い形をしているが、中身は磁気の円盤が入っている。

◆光ディスク装置
・CD
 ・CD-ROM
 レーザー光でデータを読み出す再生専用型光ディスク。ソフトウェアの販売に良く使われる。
 ・CD-R  
レーザー光線を利用して1回だけ書き込める追記型光ディスク。大容量で媒体の価格が安価。
 ・CD-RW
 レーザー光線を利用して約1,000回の書き換えが出来る書換え型光ディスク。
・DVD
外観がCDに似ているが、CDよりも大容量の光ディスク。
大容量なので映像や音声の記憶に良く使われる。
 ・再生専用型
 DVD-Video(映像用規格)、DVD-Audio(音楽用規格)、DVD-ROM(ソフトウェアなどの配布)がある。
 ・追記型
 DVD-R・DVD+Rがある。
 1回だけ書き込め、家庭用DVDプレーヤーと互換性が高い。
 ・書換え型
 ・DVD-RAM
  10万回書き込め、補助記憶媒体では最も使いやすい。ただし、他のDVD規格との互換性が低い。
 ・DVD-RW
  1,000回書き込め、互換性のある家庭用DVDプレーヤーもある。
 ・DVD+RW
  1,000回書き込め、互換性のある家庭用DVDプレーヤーもある。

◆その他の装置
・MO

レーザ光線と磁場を利用し書込みと読み出しを行う光磁気ディスク。
・ストリーマ

バックアップを行う為に設計された磁気テープ。DAT、8mmデータカートリッジ、QICなどがある。

受信トレイの過去ログ(メール)が読めなくなってしまった

2006年04月04日 | メール
これは「OutlookEpress」2000と2002バージョンでの「個人用フォルダの2GBのファイルサイズ制限」によるものです。

この「OutlookExpress」は、1つのフォルダ、例えば「受信トレイ」が2Gバイトを超えるとファイルが壊れてしまい、過去ログが読めなくなってしまいます。
また、壊れる前に何の警告もないので気づいた時にはすでに手遅れ、という事態になってしまいますから、大事なメールだと大変なことになります。

次の方法でメンテナンスできます。

◆不要なメールをできるだけ削除して、フォルダの最適化を行う。
  ファイル→フォルダ→すべてのフォルダを最適化する。

◆削除時済みアイテムや送信済みアイテムを定期的に空にする。

◆すべてのメールを受信トレイにためないで、できるだけフォルダ分けして過去ログを分散して保存する。

◆添付ファイルは大きな容量を消費するのでファイルとして保存し、メールは削除しておく。

もっと詳しく知りたい方は、Microsoft に関連ページがありますのでご参照ください。
・[OL2002] 個人用フォルダの2GBのファイルサイズ制限について
  http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;824093

・個人用フォルダまたはオフライン フォルダのサイズが上限に達すると、受信トレイへの電子メールの配信が停止する
  http://support.microsoft.com/kb/304863/JA/

※Outlook2003ではこの制限は20Gに拡張されています。


ファイルサイズを調べるにはファイルの場所を調べてからエクスプローラで確認
します。
フォルダの場所は調べたいフォルダ、例えば受信トレイを右クリックしてプロパティを見ます。
またはツール→オプション→メンテナンス→保存フォルダをクリックします。

最近は、ADSLを使って大容量の添付ファイルをメールで送信する機会が増えたり、スパム(迷惑)メールが増えていますから、特に注意が必要ですね。
2Gを超えないように普段から心がけましょう。