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クロス集計クエリをレポートに表示したい

2005年04月27日 | Access
クロス集計クエリは、実際に実行してみないと列見出しと個数がわかりません。このため、レポートのデザインビューでクロス集計クエリを使用することはできません。

こんなときの方法の1つとして、固定列見出しの付いたクロス集計表を作成します。
【手順】
1.クロス集計クエリを作成します。

2.デザインビューを表示します。

3.「デザイングリッド」と「フィールドリスト」以外の部分(フィールドリストが表示されている場所のグレーの部分)をクリックし、「プロパティ」を表示します。

4.「クエリプロパティシート」が表示されます。「クロス集計クエリウィザード」で作成した場合、「クエリ列見出し」プロパティには何も表示されません。

5.「クエリ列見出し」プロパティに、表示したい順番で見出し名を入力します。

6.プロパティシートを閉じます。

7.データシートビューに切り替え、指定した順番で列見出しが並んでいることを確認します。

「クエリ列見出し」プロパティを設定したクロス集計クエリからレポートを作成すると、レポートの見出しの順序を自由に変更することができます。
また、列見出しの順序の変更に合わせて、列見出しの下に表示されているデータも移動します。


※見出し名の入力
入力する列見出し名は「“ ”」(ダブルクォーテーション)で囲み、見出し名と見出し名の間は「、」(カンマ)で区切ります。

※表示したくないフィールド
列見出しに表示したくないフィールド名がある場合は、「クエリ列見出し」プロパティへの入力を省略すれば、そのフィールドは表示されません。

※見出し名は一致させる
「クエリ列見出し」プロパティに入力する見出し名と、クエリのデータシートビューで表示される見出し名が間違っていると、データの集計が正しく行われません。