さじかげんだと思うわけッ!

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キンギョク・カネタマ・キンタマ・カネギョク

2009-05-21 20:34:58 | 
ブラザーKとの取り留めもないメールのやりとりの中で、「金玉」の話に発展しました。

金玉というのは、なぜ金玉というんでしょうか。
金玉は、医学的にいえば睾丸といい、精子を作る器官であり、健康的な生活を送る上では欠かすことが出来ません。
見ての通り、睾丸は金色…つまり、山吹色に輝いていません。
ということで、困ったときのWikipediaさんです。
拝見してみますと、「貴重な金になぞらえた」とか「酒の玉(きのたま)が訛った」などの説があるようです。
「酒の玉」の酒とは、どぶろく(濁り酒)のことを指しており、その白濁の様を精液に見立てて、「どぶろくのような精液が満ちる玉」ゆえに、「酒の玉」といったと。
まぁどこまでが本当かわかりませんが、スラングの由来なんてものはそんなものなのでしょう。

由来は、今回はその本題ではありません。
「キンタマ」という言葉の響きです。
「金」という字において、「キン」という読み方は音です。
一方、「玉」の場合は、音読みは「ギョク」であり、「タマ」とは訓読みなのです。
つまり、一字目と二字目の読みが違っている。
特に、一字目が音読み、二字目が訓読みの場合を「重箱読み」といいます。
逆に、一字目が訓読み、二字目が音読みの場合を「湯桶読み」といいます。
加えて、太古の昔の中国では、金よりも「玉」が重宝されたといいます。「玉」というのはすなわち、今でいう翡翠だそうで。
つまり、順当な読みとしても、珍重されるという意味においても、本来なら「キンギョク」と読むべきであって、「キンタマ」というのはしっくり来ないのです。
二字熟語の場合、その読みの組み合わせは「音音」「訓訓」「音訓」「訓音」の四通りなのですから、「金玉」という熟語においても四通りあります。
すなわち、「キンギョク」「カネタマ」「キンタマ」「カネギョク」となります。
どれがしっくりくるかという問題ですが、まぁ個人的には「カネタマ」がいいかなと思ったのですが、どうでしょうか。

こんなことを書いてもなぁんの生産性もないのですけどねー。
こんなことぐらいしか、楽しみがないんですよねー。