観察 Observation

研究室メンバーによる自然についてのエッセー

総合芸術のような

2015-03-02 21:52:51 | 15
内山 隆(千葉経済大学)
高槻成紀 様

 先日は、私のこれまでの人生を固めるための一日半になりました。多くの方と会い、話すことができました。皆さんが互いの人生を確認しあえたのだと思います。
高槻さんと過ごすことのできた6年だけではなく、さらに高槻さんが接してこられた数十年に及ぶ人間関係の中に入れていただけたことに感謝いたします。
 最終講義は、総合芸術のような文武両道の才が形になったようでした。自分の興味から発した核が、場を得て時間とともに形を整え、いくつもの枝葉を広げ花をつけ、その花の核には、起点につながる「回帰」があった。というふうに解釈しています。
 いまいる千葉では、東北大学時代の原慶太郎さんや原正利さん、東京に戻られた辻村さんにも支えられております。今回は、鈴木和男君の力に頼りましたが、富田さんとも宿泊先で大いに話ができ、普段の希薄な人間関係を一気に埋めてくれるようでした。時や場を共有できた東北大学の時代は、過去になっていませんでした。改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。



内山さんは私が東北大学の院生時代に大学院に入ってきて花粉分析の専門家になられました。分野は違いますがよく議論をし、野外調査にもいっしょに行きました。(高槻)


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