「めぼしいバカはみんな東京に行ってしまった」
ハイパーアクティブな人間が都会に集まり、経済や文化が活発化している仮象を呈しているが、彼らがエネルギー全開で大騒ぎしている間に、その他の地方は全部壊死している。
先日来読んでいる内田樹と高橋源一郎の対談本の中で、内田が語っています。
テスト学力の熾烈な?競争が
いまだ、島根のめぼしい普通高校ではテスト学力の熾烈な?競争が展開されている。追われる立場が追う立場になったところではなお更。らしい。
以前、東井先生の達観「村を捨てる学力」を紹介したことがありますが、学校の先生は、地域をどう考え、児童生徒がどのように生きてほしいと考えているんでしょうか。
テスト学力を向上させるため、子どもたちに厳しい圧力をかけ、教室に入れない子どもたちが増える現実もある。話を聞いていると暗澹たる気持ちになります。
めぼしいバカは、みんな東京に追いやりたいのか?
先日、僕のマイクロライブラリーの本の登録をしてくれた学生は、揖屋小、東出雲中、松江南校という問題解決型授業の先進校で少年時代を経てきました。
21歳の彼と話していて、自分の将来を考えながら今、一旦外に出て近い将来松江に帰ってくることを想定し、着々と学校以外の学びに戦略的に取り組んでいる姿に感嘆しました。
学校図書館を活用した教育は、東京一極集中回避の有効な処方箋かもしれません。
農業は忍耐力~玉ねぎの苗づくり
玉ねぎの苗づくりのため、288穴のポットトレイ6つに種まきしました。
288×6、1,728です。凄い! とは言え、そんなにうまいものでもなく、発芽率7~80%、70%とすると1,200。管理良く育てればです。
でも、この作業、一つ一つのトレイの穴に1個づつ玉ねぎの種を置き、押さえつけるというだけのようですが、とても根気のいる作業。平均で、一つのトレイに45分と言ったところでしょうか。肩も凝るはずです(^^;;
そのうえ、この作業で終わりではなく、苗の植え付け、膨大な草の管理が待っています。農業はクリエイティブですが、忍耐力勝負です。
ヤブツルアズキの鞘が黒くなってきました。もう半月もすれば本格的な収穫。
そして、大根の間引き菜。1か所2本で残していましたが、今日、1本にしました。
間引き菜の唐辛子炒め、うまいんだよなあ。
恐らく、唐箕と言っても、ほとんどの方は知らないと思いますが、、、 稲、麦、豆類の選別に使う農機具で、手動で風を起こし、じょうごから入れた穀類を重い粒 (籾、玄米など) から中くらいの屑コメなど、さらに軽い殻などに分離する器具です。
納屋を壊すお宅にあるんですが、だれか欲しい方があればお譲りしますとのこと。
ご希望の方があれば、三島(0852-21-7534)までご連絡ください。
もう一つは、玉ねぎ苗。環境型農業に取り組む竹田さんの情報。
プラグトレイに蒔いた玉ねぎ苗は要りませんか?
極早生品種でとても味の良い玉ねぎ苗です。(^O^)/
種子消毒もして無くて、もちろん無農薬の苗を今から作ります(^^)
200穴のトレーで作るので発芽率を考えると160〜170本位になります。
値段は1200円です。(^O^)/ 播種後、50日位でお渡し出来ます。
とのことです。竹田さんの連絡先は、080-3872-1361
問題を発掘する人ですね。いや、発掘させられている?発掘させていただいています。
先日、半農半X研究所主任研究員~へえ、そんな役職があるんだ!~の田中さんが取材に来てくださいました。なんでも、半農半Xにまつわる人の本の出版予定だとか。
その田中さん、変わっています。大阪在住ですが、島根のイベントでしょっちゅう顔を合わせるんですよ。まあ、奥さんの実家が松江ということを差し引いても(@@。
58歳で、生き馬の目を抜くような広告業界、しかもトップ企業を退職し、自分のXを探し実践する道にシフトチェンジし、真っただ中で活動していらっしゃいます。
半農半Xって? 半農半X、知らない方もあるかもしれませんね。最初にこのコンセプトを発信したのは、綾部に住む塩見直紀さん。いつのことなんだろう?
調べてみると20年前。僕が彼を知ったのは08年、舞鶴に住む同級生の息子あーくんが彼の住む綾部を案内してくれ、里山交流大学に塩見さんを訪ねるも不在。
その時に買った本を1~2年後に読み、島根で彼の講演会を!と思い立って2011年3月6日に開催。震災の直前でした。
半農半X最先端の島根
その講演会が縁となり、行政用語として半農半Xが定着(@@
全国でも、これだけ県下でこの言葉が流布しているところはないとのこと。へえ(*^^*)
問題を発掘する人?
さて、この自分のXについて田中さんと話している中で、いろいろあるんだよねと話している時に冒頭のことばが田中さんの口からポロリ。
ほう!そんな考え方もありだけど、自分で見つけ出したんじゃなくて、向こうから寄ってきたんだよなあ、たまたま、それに自分の意識が反応したということ。
もともと、先駆者がいて取り組んでいらっしゃったところに反応し、そのお手伝いの一端を担わせていただいている。考えてみれば、それで楽しませてもらっている。有難いことです。
肝心の意味ですが、小さな農と天職。
天職で、300万円も稼げて、ゆったり楽しく暮らしていけたら、これほどハッピーなことはないかも。きっと、時代の最先端を行く生き方です。
第5回“本とバルの日”
話が盛り上がり、第5回の“本とバルの日”のゲストスピーカーとして田中さんに来ていただくことになりました。
10月5日19:00~、マイクロライブラリー・西津田扉文庫(三島宅)。
今回のテーマは「天職」。それにまつわる本を持ってご参加ください!あっ、一品持ち寄りで限定10名。
あっ、彼岸花!
昨日、あぜ道のあちこちに顔を出しているのに気が付きました。
この1週間、お天気が悪かったこともありますが、畑仕事はほぼしていませんでしたので、劇的に表れた感じ。そんなことですから、雑草のあまりの勢いにたじろぎも(^^;; 昨日、気になっていたのですが、他の要件が重なって思った作業ができず、今日は早朝から夕暮れまで。這いつくばっての草取り、そして、白菜の苗の植え付けなど。
また、立てて育てていたサツマイモの収穫をしてみました。
ワクワクしながら掘ってみたんですが、有意な違いが感じられませんでした。
原因としては、立てて育てるという管理が十分できなかったことかなあと。
また、道法さんからは、条件が悪いところは、肥料で育てるしかないと言われたので、圃場の状態が悪すぎて自然栽培には向かないこともあるかもしれません。
高校のはるか後輩で親しくしている学生さんが、リブライズに「マイクロライブラリー・西津田扉文庫」として貸し出す僕の本を登録してくれました。
バーコードのないものの登録用のシールの準備が少なく、全部、というわけにはいきませんでしたが、いつでも貸し出しOKです。
貸し出しルールはありませんが、まあ、帰ってくればです。
基本、小説は登録なし。ジャンルはかなり偏っていると思いますが、、、
地域振興・産業振興、学校図書館や図書館、教育、島根関連、農業関係、食育、食と健康、医療問題、死の文化、妊娠・出産・育児、心の病や発達障がい、格差問題、TPP、IT、内田樹、社会学、日本論、姜尚中、外国の問題、電磁波、原発・エネルギー問題、自己啓発など等、どんな本があるのか、興味のある方は覗いてみてください。
https://librize.com/places/1296?page=11
抜けるような秋晴れの空、気持ちいいですね。木々の葉も色づいてきましたね。
ただ、雨のち晴れは、雑草の伸びが信じられないくらいにスゴイ!ですから、一層農作業で追いまくられる気分。雨を縫ってですから時間もないんですよね。
お百姓さんの気持ちがよくわかります(^^;;