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見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

アニミズムの世界観

2025-04-27 19:46:08 | 持続可能社会

やあ、まだ投稿できました(*^^*)
9月一杯はできるようですが、さてどうするか??するとはなしに思案中。

天女・羽衣伝説
県立図書館にレファレンスを頼んで食指が動いた本で、郷土資料で貸し出しできない資料がありました。
その時には時間もなくて開くこともせずに断念しましたが、昨日、調べたかった“天女・羽衣伝説”、その資料を開いてみることができました。
ただ、残念!思った内容じゃなかった~(><

それでもと目次を見てみると、おっ!江川河口付近の二つの集落の山上他界に関わる記事が!
山上他界と山の神、近似かなあと思いますが、この集落の山上他界・祖霊・山の神に関わる行事の数々に目を見張りました。
月に一度となく家や田や畑や山と山上他界・祖霊・山の神に関わる祭りが執り行われているんですね。

自然とのコミュニケーション力
今読んでいる神門善久著「食料危機の経済学」に、生活が豊かで便利になったことで、ヒトの自然とのコミュニケーション力が失われてしまったと書かれています。
恐らく、大きな災害が起こった時、動物たちはすたこらさっさと逃げのびるのでしょうが、私たちヒトは為すすべなく巻き込まれてしまうんでしょうね。
以前、カムの宿に泊まったみなさんが、三島さんは意識で会話できますか?って聞かれて、えっ!!御冗談をと言ったとき、私たちはできるんですよ!って。

今でもそういう能力をお持ちの方は結構いらっしゃるようですが、多くの皆さんは、そんな馬鹿な!という世界。
山上他界観を持つようなアミニズムの世界はどんどん失われていますが、江川河口の集落の皆さんは、そういう感覚をお持ちだったのだろうと思います。
世界の大きな潮流(というか力)は一神教がリードしているようですが、先行き不透明な今の時代こそアミニズムの世界観って大切かも。


農耕や生活に関わる生きる知恵や伝統が、便利と豊かさの中でどんどん捨てられ、忘れ去られようとしています。
便利や豊かさが、例えば資源枯渇などで継続できなくなった時、さて、人はどう生きていくのでしょうか。
数万年の人類史の中で蓄積してきた生きるための知恵が、必要になる時代が来るのではないか、どうなんでしょうか、、、


米離れなのにコメがキロ1000円で買えない

2025-04-17 17:26:45 | 持続可能社会

goo blogのサービスが終了するとのこと、このサイトへの投稿は最後かな?

数日前、マーケットでおコメの値段を見て飛び上がりそうになりました。
政府放出米もあるのに、一番安いお米でもキロ1,000円じゃ買えない💦💦
これって、お米が完全に投機対象になっている結果、なんでしょうか?

明治時代、お米が増産に次ぐ増産をされていたのにコメ不足、米騒動が頻発した歴史があります。
お米が投機対象になっていたんで、米よこせと立ち上がった。

おコメの消費って
江戸時代の江戸の町の一人当たり一日のコメ消費は5合・750g、田舎でも穀類の消費は3合・450gだったとか(佐藤洋一郎著 コメの日本史)。
コメ離れと言われる日本人の米消費、1962年がピークで325g/日、平成4年には140g/日、1合に満たなくなっていますが、さて、日本人の食はどこに向かうのか?
そんな中ですが、カムの宿裏の圃場整備は着々と進んでいます。


佐藤さんはこの本で「本来、農業の持続可能性とは、地球上の物質の循環が無理なく行える状態を農業の生業の中で持続させることを言う。(中略)化石資源による化学肥料は有限でやがて枯渇の時を迎える。化学肥料に生産の向上を託す考えは破綻している。効率化ばかりを追求する農業にもう未来はない」と書いています。
また、日本の伝統的な食文化の形だった“稲作漁撈文化”は、生産性向上や効率化や米離れのために破綻に瀕しているようにも思えます。
もっとも、フナやコイなどの淡水魚って食べなくなっているし、改修の進む本庄川からコイやフナ、タナゴやハヤがいなくなったって誰も困らないか~~(^^;;
子どもたちはゲームやデジタル大好きだから、外で遊べなくたってちっとも困らないし~(><


そう言えば、ある元県職員の方が、圃場整備って、公共事業をやるためにあるんですよ、って本気か冗談かわかりませんが、仰っていましたね。
経済がないと生きていけない生き物になったし。


感性が消えていく

2025-01-07 16:34:13 | 持続可能社会

今朝の地元紙のコラム「明窓」にイチローと松井の対談でのイチローの言葉が紹介されていましたね。
今のメジャーリーグは退屈な野球だとし、データ野球が「目に見えるものしか評価しないのは危険。見えないものをもっと大切に」と訴えた。
そして、「データでがんじがらめにされて感性が消えていく」とも。

期せずして、イチローの言葉と凄くリンクしているなあと思った記事が、やはり一面の左上に。
島根の中山間地域の人口が、2060年には20年の人口から4割減って22万人になるとの県の試算。
それも、あり得ないくらい行政が頑張っての数字ですから、現実的にはもっと減るんだろうなと思えてなりません。

その理由は、“便利を求め目に見えるものしか評価しない”というライフスタイルがもっと進行するだろうと思うから。
何度も書いてきましたが、スマホが手放せない生活はAIの進化でもっと進行し、食の工業化もさらに進むのかな?
まさにイチローの危惧がさらに深刻化するんじゃないかと思えるんですね。

田舎暮らしって、自然に適応する力や、とっさのことに対応する力がないと、ある意味生きていけない。
ですから、そういう感性を磨くことこそが中山間地域対策の絶対条件だと思えてならないんですが、、、




子や孫の代、賢い人が出てきて、、、

2024-09-27 15:01:33 | 持続可能社会

暑かったからなあ💦💦(^^;;
彼岸のお花、ヒガンバナ、裏の畑の隅でもお彼岸に数輪咲いていましたが涼風に反応して?一気に咲き始めました。
でも、去年も遅かったような、、、


毎日、大型機械が唸り声をあげている裏の葦原。
残土が高く積まれていた場所、すっかり平地になっています。
下の写真の白丸のヵ所。


少し遠くなりますが、カムの宿の裏に入るのに広い道ができることになっています。
その道も形ができつつあります。
便利になると言えばそうなんですが、まあ、余り大勢に影響がないってところかな?


昨日、数人の方と話していましたが、こういう事業に携わってきた方があり、、、
しかし、この圃場整備事業で整備した農地、誰がいつまで耕作するんだろう?
あっ、あれは、土木事業を確保しているだけですから!何て(@@

まあ、誰もが感じていることとはいえ、それって税金、いや借金?
子や孫の代、賢い人が出てきてうまくやるのか、、、

自民党の総裁選もどうでもいいよ、って気になる?💦💦💦💦


中古物件をタダで譲る時代

2024-06-12 18:45:25 | 持続可能社会

古民家などの不動産物件って、売ったり買ったりする時代じゃないよなあ、と思っていましたが、、、
志の高い友人がやってきて、自分のこと以上に嬉しい話をしてくれました。

街づくりに情熱を注ぎ続けて15年の方が、ある物件が欲しいと思って交渉したけれど上手く行かずすぐ近くの古民家を拠点にしている。
その方から活動のコラボの話が来て、その拠点に行ったらその方が欲しいと思っていた物件に目が行き、、、、
彼女も拠点となる物件を探していたけれど出会えなかったのに、、、

凄くステキな物件らしいんだけど、管理している方からいくらでも良いとの話を聞き、50万円を提示して何に使いたいのかを話したら、持ち主がタダで譲る!と。
でも、タダだと贈与税が凄い、司法書士からいくらでもいいから書面上で売買をとのアドバイスで数万円だとか。

一応結構な都市なんだけど、この場所は合併前は衛星自治体、ちょっぴり田舎感があるって感じだけど、これからの時代に最も求められそうな居住環境。
不動産屋に値を付けてもらえば最低数百万円だろうと思うけど、仏壇があろうと、盆暮れの墓参りの拠点であろうと、持ち続けることは手が怠くなること。
思いきることで、志のある方が現れ、こんな話にだってなる、面白い時代だよなあ。

この友人、やりたいことがたくさんあるんだけど、根っこの志が自分中心じゃない、“人に寄り添う“それをもっと現実化したい、この物件との運命の出会いをきっかけに今生の使命を一つ一つクリアしていくんだろうなあ。
彼女の話を聞きながら、志の高い思いは必ず現実化する、そんなことを改めて。
あと、不動産はタダで譲る時代が来てるよなあ。


この写真は古民家のイメージですのであしからず。