見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

高田みんなの学校&インターネットの使い方を見直しましょう

2015-09-24 09:52:29 | 本や図書館

 ある冊子に、「インターネットの使い方を見直しましょう」というお題で、下記の一文(抜粋)が掲載されていました。

 二十代の青年が、新企画立ち上げプロジェクトの一員として、企画の利点や問題点を調査する担当となり、レポートを作成すると、責任者から、どうやって調べたのか質問された。
「インターネットで調べました」と答えると、「調べる入り口としてネットを使うことは良いが、コピーして貼り付けただけでは、調べたことにはならない。文献に当たらなければわからないことも、たくさんある」と言われた。
 続けて、「方針に基づいて、必要な部分と不要な部分を精査して、上司に判断や検討の材料を提供するのが君の仕事だよ。自分の頭をしっかり使ってほしい」と、アドバイス。
 その後彼は、デスクと書店、図書館を往復しながら仕事に励んでいる。

問われる地方自治体の見識と戦略
 大学生でさえもそうだと言いますから、良くあることだろうと思います。上司や会社にその意識がなければ、彼は一生コピペで終わるかもしれません。まあ、そんな会社であればそのうち傾き、存続するのは容易でないでしょうが。
 この一文を読みながら、これからの時代を担う子どもたちに、情報リテラシーを自分の力としてつけさせてあげないと、自分自身がよりよく生き、成長していくことは勿論、地域や国の発展も危ういのではないかと改めて感じました。
 財政が厳しくなる一方の地方自治体が、未来の人づくりにどこまで投資できるのか、見識や戦略が問われているのではないでしょうか。

高田みんなの学校
 調べるついでに、昨日、奥出雲町で古民家をまちライブラリー(図書館)として再生させた「高田みんなの学校」のオープニングがあり、曽田文庫の魅力的なお姉さま方と行ってきました。


 このみんなの学校は、曽田文庫の分館としてクラウドファンディングを活用し、本と縁の薄い地域に知の拠点を作ろうという運動の一環として曽田文庫関係者がコラボ。
 何かやりたいねという地域の熱い皆さんが、曽田文庫の構想を聞きつけ、30年近くほぼ人の住んでいなかった古民家を借り、周辺整備のあわせ自分たちの力で改装。
 写真では見ていましたが、行ってみて、改めてここまでこぎつけた関係の皆さんのご苦労に頭が下がりましたし、これからのいばらの道も楽しんでやるんだろうなあと。

スゴイ!注目のコレクション
 本棚を眺めながら、ある意味息を呑むような、その筋が好きな人にはたまらないだろうというコレクションがありました。
 それは、落語や浪曲などの本、古いものから新しいものまで。ついつい下世話なことを考えるのですが、これを古本屋で買えば、10万円前後は覚悟した方がいいだろうと思えるもの。
 あと、今後の資料収集方針は、中山間地域での起業や産業振興に資するもの。そして、そんなことを目指す人たちをサポートする拠点になればいいなあと。


 今後の開館日等の詳細は決まっていないようですが、さまざまなイベントにも使えそうなスペース、落語関係の本を見るだけでも一見の価値ありです。

コメント (2)
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