ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

夢日記の効用

2019年08月21日 | 夢の周辺

40代になるかならないかの
今から20年ほど前より、折に触れ
「夢日記をつけた方がいい。」
と本で読んだり、アドバイスを
受けたりするようになりました。


「荒唐無稽の夢なんか記録しても」
と正直、乗り気ではなかったものの
夢日記には何か効用があるのかも
と漠然と意識するようになりました。


そんな私が心を入れ替えたのは、
2011年の東日本大震災でした。


夢とは思えないリアルな体験、
報道でも見なかった状況を目にし、
粉塵で息ができない苦しさなど
想像の範疇を超えたリアルさに


夢は幽体離脱
という、多くの人の主張に
納得することができました。
魂は間違いなく現地に飛んでいた
と、自分の中で確信できました。


その頃から夢を意識し出し、
メルマガ「西蘭花通信」や
別ブログ「さいらん日和」
ぽつぽつ記録するようになり、
この「みたび」を立ち上げました。


今回、初の試みとして黒豹の話を
3話連続で書いてみました。夢という
動画体験であればあっという間でも
文字にすると状況描写だけで長くなり
1話では書ききれませんでした。

(※連日出てくるこの写真


しかし、文字にするためにできるだけ
正確に細部を思い出そうとすることで、
夢といううたかたの経験が形を持ち、
記憶として、記録として固定します。


夢日記をつけることで、この作業が
段々上達してくるのを感じています。
夢を覚えていられるようになります。
例え部分的であっても、そここそが
感情を伴った重要な部分なのです。


今回の黒豹の話では、男が絶命して
いるのを目した時の緊張や恐怖、
自分が襲われない安心や安堵など
感情が激しく入れ替わりました。


そのため契機となった些細な事を
鮮明に思い出すことができます。
特に黒豹に触ったときの硬い感触は
しばらく指先に残っていました。
緊張が安堵に替わった瞬間を
指先が記憶していたのです。


夢日記をつける愉しみは、
夢を覚えていられるだけでなく、
意味するところを察し、
別の夢と比較できることです。


一見まったく違う夢が似ていたり、
同じ状況を示唆しているのに気づき、
「なぜ同じ夢を見るのだろう
と考えたとき、夢の意味を知ります。


その夢を見たがったのは
自分自身であることに思いを馳せ、
なぜ自分がそれを見たかったのか
という点を理解すると驚愕します。


そして後から感動が湧いてきます



(多分、つづく)

メルボルン旅行記が延び延びですみませ~ん