テコマ

2011年08月25日 | その他植物









8月中旬写真。

 テコマ・スタンス。
別名・キンレイジュ(金鈴樹)
英名・Yellow Trumpetbush、Yellow Bells、Yellow Elder
(写真は「マヤンゴールド」という品種)


アメリカ大陸原産のノウゼンカズラ科の常緑低木。
バハマの国花。

樹高は最大で5メートル以上、鋸歯のある奇数羽状複葉が対生する。
枝先にラッパ形の黄花を総状花序に咲かせる。

和名の「金鈴樹」は、英名Yellow Bellsの訳で花の様子から。
Yellow Elderの「Elder」というのはおそらくニワトコのことで、葉や樹姿が似ているからだろう。


 ノウゼンカズラ科 テコマ属
属名のTecomaは、メキシコでのナワトル語名Tecomaxochitlから。



鬼百合

2011年08月24日 | その他植物







2010年&2011年8月写真。

 オニユリ(鬼百合)。
別名・テンガイユリ(天蓋百合)

東アジアに分布する、ユリ科の多年草。
野趣に富んだ美しい花を咲かせることから、広く観賞用に栽培される。
野生のものも見られるが、古くに食用として大陸から持ち込まれた帰化植物とされる。

草丈は1~2メートルほど、茎には白毛がまとわりつき、互生する葉の付け根にはむかごがつく。
よく似たコオニユリはむかごを出さない。

7~8月ごろ茎の上部に、橙色の地に黒紫の斑点を散らした花を咲かせる。
オニユリはたいてい三倍体とのことで、結実することはほとんどない。
むかごを土に埋めておくと簡単に発芽するので、繁殖は容易。

鱗茎は百合根として食用になり、地上部が枯れたあと掘りあげる。
コオニユリ、ヤマユリも同様で、栽培品の百合根はほとんどがコオニユリの鱗茎とのこと。

「鬼百合」は、似たような色の花を咲かせるヒメユリ(姫百合)に対して、大型で荒々しいことから。あるいは花を赤鬼に見立てて。
「天蓋百合」は、下向きの花を天蓋に見立てたもの。


 ユリ科 ユリ属
属名のLiliumは、ケルト語のli(白)を語源とするギリシア語leirion(白)が由来で、ヨーロッパ原産のマドンナリリーの花色から。



8/23花

2011年08月23日 | その他
カノコユリ。


シモツケ。


セイヨウミヤコグサ。


チカラシバ。


極小のヒマワリ。
発育不良ではなくこういう品種らしい。


せいぜい直径3、4センチというところか。


ハツユキソウ。


白く斑が入るのは苞葉だけで、下の葉っぱは普通。



8/22花

2011年08月22日 | その他
三尺バーベナ。




アゲラタムかユーパトリウム。


キバナコスモス。


ヒヨドリジョウゴ。




ヤブタバコ。


ユウガギク。



8/22虫

2011年08月22日 | 虫写真
頭を抱えて困っているおっさんにしか見えないオニグモの類。
八の字眉毛と笑みをたたえた目元がチャームポイント。


顔模様といえばオオトリノフンダマシ。
初見のインパクトは抜群ですが、惜しむらくは林縁などでありふれたクモで、すぐに見飽きて気にも留められなくなってしまいます。




こちらは腹の模様ではなく、普通に顔が愉快なハエトリの類。
「ヤバいって、昨夜は3時間も寝たわー、マジサボりすぎだわー」とか言い出しそうな目の寄り具合です。



8/20花

2011年08月20日 | その他
ナンブアザミ。


ケイトウ。


ハゲイトウ。




オトコエシ。
オミナエシと違い山野にありふれているが、栽培は見られない。


イタドリ。


もうススキの季節。


クリも順調。



8/19花

2011年08月19日 | その他
アメリカフヨウ。
花の直径はヒマワリ並み。


ガウラ。


ヒメムカシヨモギ。


キカラスウリ。






ブタクサ。




オオブタクサ。
花では見分けがつかないが、葉を見れば一目瞭然。
ともに秋の花粉症の主因。



8/18サボ

2011年08月18日 | その他
実生1年ほどの帝玉と巨鳳玉の交配(間違い。この鉢に蒔いていたのはほとんど帝玉)。
すし詰めのまま1年間放置してしまったが、さすがに植え替えねばなるまい。


実生のパキポディウム・象牙の宮。
実生2年目だったはず。


ヘキルリランポー玉の種。
アストロフィツム属の種は中央がへこんだお椀状。


海王丸の種。
ギムノでは珍しく自家受精する模様。


上記の種をいくつか、今夏に採り蒔きしてみたもの。
赤矢印がヘキルリランポー、青が海王丸。


シクラメン・コウムの球根。


ペラルゴニウム・インクラサツム。
干からびているように見えるがこれで生きていて、秋になると芽をだす。


照波。
分かりづらいが、塊根から生えた1株。



米粒馬肥やし

2011年08月17日 | その他植物





6月写真。

 コメツブウマゴヤシ(米粒馬肥やし)。


日あたりのいい空き地などで見られる、ヨーロッパ原産のマメ科の一~二年草。
日本には江戸時代に渡来し、現在では各地で帰化している。

草丈は10~50センチほど、基部から分枝して這いながら放射状に広がり、クローバーのような3小葉が互生する。
初夏ごろから20~30個の小花が集合した、やはりクローバー状の黄花を咲かせる。
全体にコメツブツメクサに非常によく似ているが、コメツブウマゴヤシのほうが大柄で、花序の小花がはるかに多くかっちりと詰まった感じがする。



参考までにコメツブツメクサの花。


コメツブツメクサの実。





こちらの毛の生えた実はコメツブウマゴヤシで、コメツブツメクサとは決定的に異なる。

「米粒馬肥やし」は、米粒のような花(実)をつけるウマゴヤシの仲間ということから。


 マメ科 ウマゴヤシ属
属名のMedicagoは、同属のムラサキウマゴヤシ(アルファルファ)のギリシア名mediceが由来で、メディア王国(Media)からギリシアに渡来したことから。
あるいはmedicus(薬)とagere(用いる)で、薬用としたことから。