8月中旬写真。
ヘラオモダカ(箆面高)。
水田や池沼などの浅い水場に自生する、オモダカ科の多年草。
根出葉は細長いヘラ形で10~30センチほど。
近似種のサジオモダカは北日本にのみ分布し、葉柄と葉身が不分明なヘラオモダカとは違い、葉の幅が広く柄がはっきりした匙形。
「オモダカ」とはあるがオモダカ自体とはほとんど似ておらず、むしろ同じ仲間と認識するほうが困難。
8~10月ごろ、輪生状に分枝を繰り返しながら1メートルほどにもなる枝を伸ばし、5~8ミリほどの小さな3弁花を咲かせる。
オモダカと違い両性花。
オモダカ科 サジオモダカ属
属名のAlismaは、ある水草のギリシア名で由来不明。
「水」を意味するケルト語からとの情報もあるが真偽不明。