2009年&2010年6月中旬写真。
ヤマタツナミソウ(山立浪草)。
山地の木陰や林縁などに自生する、シソ科の多年草。
草丈は10~20センチ程度、全体に毛が生え、鋸歯のある葉が対生する。
5~6月ごろ、茎の1方向に、青紫色の唇弁花を咲かせる。
この花の様子を波頭に見立てて「立浪草」。
タツナミソウの仲間は見分けがつきにくいが、タツナミソウをはじめとしてほとんどの種類は花が垂直近く立ち上がるが、ヤマタツナミソウの花は角度が緩やか。
同じく花が立ち上がらない種類とは、花序の長さや毛の有無で判別する。
2009年7月上旬。
実はオタマ形。
シソ科 Scutellaria(タツナミソウ)属
属名のScutellariaは、ラテン語のscutella(小皿)が由来で、萼に丸い付属物があることから。