3/17虫

2009年03月17日 | 虫写真
2007年7月中旬写真。

蛾もかつては光り輝く蝶だったのですが、神の寵愛が人間へと移ったと勘違いした彼らは、神に反旗を翻し地獄へと落とされたのです。

しかも今回は、ハマキガの中でもとりわけ悪辣なアトキハマキ系です。
人間への憎悪はひとかたならず、同定を混乱させ虫撮り人を不幸のどん底へと叩き落とさんと、あの手この手を尽してきます。

まずは本家本元、アトキハマキ??
ハマキガとしては豪勢な衣をまとい、サイズもハマキガ標準をはるかに超える大物です。
が、あえて全く柄の違う地味な衣装であらわれ、虫撮り人が呻吟するさまを愉しむこともある、ねじ曲がった心の持ち主です。


こちらはアトキハマキの上級種族、オオアトキハマキ?
「オオ」とついてもアトキハマキと比べてさほど大きいわけでもなく、むしろ止まっている状態ではアトキハマキより小さく見えるという、陰険さではアトキハマキに劣らぬ蛾です。


こちらもおそらくはオオアトキハマキ。
羽のデザインが同じなんだから間違いないだろうと思われるかもしれませんが、デザインの方向性が同じでも別の科だったりすることもあるのが、蛾の恐ろしいところです。


これはなにかのフンを踏んで硬直している、アトボシハマキ??
ミダレカクモンハマキかもしれません。
たちの悪さでは上の親分格たちに劣りませんが、状況的に多少の親近感も感じさせないわけではありません。