毎日新聞 8月17日(日)14時55分 配信
「胃がんゼロのまち」を目指している兵庫県篠山市は独自の取り組みとして、市内の中学1年生全員366人を対象にヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の検査を行う。今秋の学校検診に合わせて実施する。学校検診でピロリ菌検査を行うのは全国初という。
ピロリ菌は胃の粘膜に慢性的な炎症を起こし胃がんが発生しやすい状況を作り出す。胃がん患者の約95%はピロリ菌を持っているという。
市は2010年度から兵庫医大ささやま医療センターなどと共同で研究調査を行い、小児への感染が主に家族内感染であることなどが判明している。若年期(12~15歳)に感染の有無を確認して除菌治療につなげることで、本人だけでなく、親になった時の子どもへの感染も防止できるという。
毎秋、中学校の学校検診で行われている尿検査後の尿を使ってピロリ菌検査をし、結果を自宅へ郵送する。【丸井康充】
「胃がんゼロのまち」を目指している兵庫県篠山市は独自の取り組みとして、市内の中学1年生全員366人を対象にヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の検査を行う。今秋の学校検診に合わせて実施する。学校検診でピロリ菌検査を行うのは全国初という。
ピロリ菌は胃の粘膜に慢性的な炎症を起こし胃がんが発生しやすい状況を作り出す。胃がん患者の約95%はピロリ菌を持っているという。
市は2010年度から兵庫医大ささやま医療センターなどと共同で研究調査を行い、小児への感染が主に家族内感染であることなどが判明している。若年期(12~15歳)に感染の有無を確認して除菌治療につなげることで、本人だけでなく、親になった時の子どもへの感染も防止できるという。
毎秋、中学校の学校検診で行われている尿検査後の尿を使ってピロリ菌検査をし、結果を自宅へ郵送する。【丸井康充】