医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



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「医薬品リスク管理計画(RMP)について」のページを更新

2014-08-02 12:29:28 | 医療と介護
━━━━━━━━━━━【PMDAメディナビ】━━━━━━━━━━┓

医薬品リスク管理計画の掲載のお知らせ
( 2014/08/01 配信)
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今般、「医薬品リスク管理計画(RMP)について」のページを更新しましたのでお知らせします。
http://www.info.pmda.go.jp/rmp/rmp_index.html#select6


RMP提出品目一覧に、以下の医薬品のRMPを新たに掲載しました。


■販売名:ネクサバール錠 200mg
一般名:ソラフェニブトシル酸塩
製造販売業者:バイエル薬品株式会社



※「医薬品管理計画(RMP)について」のページにつきましては、
当週分の新規RMP掲載をとりまとめてお知らせさせていただきま

RMPの詳細については、医薬品・医療機器等安全性情報No.300にも
解説されていますのでご参照ください。
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【医薬品・医療機器等安全性情報No.300】
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_anzen/file/PMDSI300.pdf#page=3
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医療従事者の皆様におかれましては、RMPをご覧頂き、
市販後の安全対策への更なるご協力をお願い申し上げます。

「子どもの可能性を『信じ抜く』ことだ」

2014-08-02 03:41:29 | 受けとめる力
★教育評論家・尾木直樹さん
今日のいじめの特徴として、3点挙げられると思います。
第1に「日常化」
いしめは、かなり頻繁に、そして日常的・継続的に行われます。
さらに「荒れた学校」と呼ばれるような特定の学校に限らず、どの学校どの学級でも起こりうるのです。
★第2に「流動化」
特定のいじめられやすい子が常にターゲットになるわけでなく、だれもが、加害者にも被害者にもなる可能性があります。
★そして第3に「透明化」。
学校や親が、いじめの存在自体を見つけることが難しくなっている、つまり「透明化」している現実があります。
★携帯電話やLINE(ライン)などSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の発達に伴い、子どもたちのネット上でのつながりが第三者に見えにくくなっているため、発見の困難さを加速させているのです。
「閉じられた人間関係」の中で起きるものです。
かつての子どもたちは、学校の外、クラスの友だち以外の多様な関係性を持っていました。
★仮に学校でいじめに遭っても、別の集団の中に自分の居場所があり、そこで自己肯定感を見出し、自分らしさや自信を回復することも可能でした。
つまり「逃げ場」が存在したわけです。
学校と違う場所で、いじめに遭っているという「SOS」も発信できました。
★何でも相談できる地域のお兄さんやお姉さん、大人たちの存在が、どれだけ大事なことか。
しかし、今、そうした「逃げ場」が急速に減っています。
★何より、「実はLINEで悩んでいる」という子どもたちの“本音”を受け止めてあげることが大事です。
そこに問題解決の糸口もあるかです。
もちろん“本音”を話してもらうのは、子どもたちとの深い信頼関係が前提です。
とともに、彼らを正しくリードする指導力も必要でしょう。













「やりたいこと」を優先し予定を組むこと

2014-08-02 02:24:35 | 受けとめる力
★キャリアカウセラーの工藤倫子さんは、その仕事をハローワークで偶然見つけた。
窓口の人から「条件に当てはまらず無理」と紹介状をもらえないまま応募してキャリアカウセラーの道へ歩みだした。
★キャリアカウセラーがやりがいというより、生まれて半年の乳児を抱え、働くしかない状態だった。
★私は仕事も縁だと思います。
“天職”も見つける、見つかるというのではなく、縁があって仕事を一生懸命やっていれば、それが天職になっていくのだと思います。
★今の学生は自己分析し過ぎの青い鳥症候群。
約1万8000もの職種の中で、向いてる仕事なんて、私だってわからない。
偶然目に留まった会社も、一つの縁。
たまたま出会った仕事に真剣に向き合い、頑張ることから可能性が広がると思います。
★堂々と育児休暇を取り、保育所に預けてほしい。
今は人手不足だし、革新的な会社は柔軟な働き方に変わりつつあります。
女性の力を活用しない会社には、未来はないと思います。
★今の努力は必ず何かの武器になる。
「本当にやるだけのことはやったの?」と尋ねます。
★現実を変えるには「やらないといけないこと」だけでなく、勇気がいりますが「やりたいこと」を優先し予定を組むこと。
「いつか習い事をしたい」じゃなく、すぐに始めちゃう。
何事も思い切りやってみると、意外に何てことなかったりするんですよ。
“いつか”は永遠にやってこない。
今日、何をするかだ。

“私には無理”と諦めないことだ。
仕事も「受けとめ方」「受けとめる力」なのだ。












「子どもの可能性を『信じ抜く』ことだ」

2014-08-02 01:36:03 | 受けとめる力
★いじめ問題は複雑かつ深刻。
解決への道もケースバイケース。
“万能薬”など存在しない。
「それでも、絶対に外せない“急所”がある」
「子どもの可能性を『信じ抜く』ことだ」
裏切られて裏切られても、信じ抜く。
子どもが変わらなくとも変わらなくとも、関わり続ける―この大人のなくして、子どもは心を開かない。
★都内で小学校教諭を務める岡野幸一さんは、毎年2学期になると、「いじめについて考える授業」を行っている。
「その“特別授業”を行うと、子どもたちの表情が劇的に変わるんです」
★「ウザイ」「死ね」などの言葉が、当たり前のように教室内を飛び交っていた。
それが相手の心を傷つける言葉の“凶器”となっていることに、子どもたちは全く気づかない。
“日常のコミュニケーション”になっている感さえあった。
そうした言葉は教諭の岡野さんにも例外なく向けられた。
「先生、ほんとキモイよね!」
★自分のことはまだいい。
傷つき、萎縮している児童に、何度も何度も悪口をぶつけることだけは許せない。
他人の痛みに鈍感な子どもたち。
熱心に指導した末に、「分かりました」とこたえてくれた児童が、翌日に同じことを繰り返す。
★児童を「信じたい」と願うような気持ち。
「無理かもしれない」と折れそうになる気持ち。
その狭間で何度も揺れた。
★そして気づいたのである。
つまり「受けとめた」のである。
“自分は彼らのことを、どれだけ分かろうとしていたのだろうか”
★子どもを変えようとする前に、まず自分が変わらなければ、どんな人にも、可能性がある。
まず、自分が変わる。そうすれば児童も必ず変わる。
それを「信じ抜く」
★岡野さんは、1学期を、児童のことを徹底的に理解する時期と定め、一対一の懇談を重ねた。
その姿勢に子どもたちはも岡野さんの“誠実さ”と“本気度”を感じ始めた。★そして2学期。
岡野さんは特別授業を行った。
繰返し、いじめ問題を取り上げることにしたのである。
先輩教員の助言を得ながら、スクリーン映像を利用した指導計画書を作成した。
★指導の狙いは二つ。
一つは、心の傷は一生、消えないことを知ること。
そして、もう一つは、一人一人が今の自分を見つめ直すこと。
それを伝えるために。さまざまな事例を準備した。