医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



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本年度中に最終計画 圏域の改定案―熱海伊東地域医療協

2014-08-08 12:38:28 | 医療と介護
伊豆新聞 8月8日(金)11時17分配信


県保健医療計画について協議する出席者=熱海総合庁舎
 ■高齢化、喫煙改善など盛り込む
 県は6日夜、熱海市の熱海総合庁舎で本年度第2回熱海伊東地域医療協議会を開いた。県保健医療計画の2次医療圏の見直し、少子高齢化の現状や他圏域に比べて高い喫煙習慣の改善の重要性などを盛り込んだ、熱海伊東圏計画の改定素案について協議した。改定素案については委員の意見をもとに、本年度中に最終計画をまとめる。
 人口規模が20万人未満で、病床の流出患者割合が20%以上、流入患者割合が20%未満の2次医療圏については、見直しの検討が必要―との国の通知によって、県が今年5月に調査を実施した。この結果、熱海伊東を含む県内8圏域すべてで、見直しの検討基準の該当はなかった。熱海伊東圏域は、人口(10万7951人)と流出率(47・2%)は該当したが、流入率(32・7%)が基準に達しなかった。
 県保健医療計画は、2015年から3年間。今回は、熱海伊東圏域のがんや脳卒中、急性心筋梗塞、救急医療、在宅医療など7疾病5事業の改定素案などについて、県担当者が説明した。18年以降は、国が介護保険事業支援計画と合わせて、計画期間を6年間に改める方針を示している。
 出席者からは「伊豆全体で今後の医療のあり方を考える必要がある」、「国がどうするかではなく、地域医療は地域が守っていかなければならない」、「文言の改訂ではなく、具体的な目標と数値を示した議論が必要」などの意見が挙がった。
 同協議会は県地域保健医療計画に基づき、圏域の医療供給体制の整備充実などについて協議するために設置されている。熱海、伊東両市の市長、医師会・歯科医師会・薬剤師会長、病院長、関係団体の代表者らで構成している。

ピーエーイー、歯科技工向けの小型集じん装置

2014-08-08 12:23:58 | 歯科
2014/8/8 3:00 情報元 日本経済新聞 電子版



 部品製造のピーエーイー(飯田市)は義歯などを作る歯科技工向けの小型集じん装置を開発した。装置の穴に加工物を持った手を入れると、自動でスイッチが入り、空気で粉じんを取り除く。粉じんが空気中に飛ぶのを防げるため、作業環境の向上につながる。早ければ秋にも生産を始める。歯科技工の工場や細かい粉じんが出がちな工場などに売り込む。

 外形寸法は幅17センチメートル、高さ20センチメートル、奥行き37センチメー…

「招き入れる力」と「受け入れる力」の美しい共鳴

2014-08-08 02:30:34 | 創作欄
吉岡美音子の夫が突然、蒸発したのである。
奈落の底に突き落とされたような絶望感から、一層、死んでしまいたいと思った。
5歳と3歳の男の子をどのように育てて行くべきか、頭の中は真っ白となっていた。
6畳と4畳半二間の市営住宅を出て利根川へ向かった。
市営住宅は利根川の土手下にあって、散歩へ向かう人たちの足で固められ、斜めに小道ができていた。
道の両側には膝の高さほどの雑草が茂っていた。
「ママ、どこへ行くの?」3歳の孝が美音子の灰色の地味なロングスカートにつかまって歩きながら不安そうに見上げた。
5歳の哲は駆け足で堤防を下って行く。
川岸の雑木からウグイスの鳴き声がしていた。
ヒバリのさえずる空を見上げたが曇り空であり、近視の美音子にはその所在が見えていなかった。
孝が空を見上げ「あんな高いところに鳥が二ついるよ」と美音子に告げた。
身の丈を超える葦が茂っている中に「危険」と赤い文字で表示された標識を無視して美音子は川岸に向かって行く。
10㍍ほど葦の茂みを下ると平な砂地に出た。
川は数日前に降った雨で水かさを増しており、折れた立ち木や雑草、ゴミ類が流れきていて、流れの一部は渦を巻いていた。
哲が小石を拾い川に向かって投げた。
孝も兄を真似て小石を拾って投げた。
美音子は2人を抱きかかて、利根川へ入水するつもりでいたが、歓声を挙げてながら小競うように小石を投げる息子を背後から見ている不憫になってきて思わず嗚咽を漏らした。
「ママ、どうしたの? なぜ泣いているの」と孝が振り向いた。
哲は川岸に流れ着いたサッカーボールを拾いに行った。
「川に落ちたら危ないよ」と美音子は哲に声をかけながら、小走りになっていた。
川岸までは約10㍍で砂地は50㍍ほど扇形に広がっていた。

支え合いと共生の社会の仕組み

2014-08-08 00:08:55 | 編集スクランブル
★どんな社会も団体も、その将来は人材で決まる。
人をつくり、青年を育てる。
組織の発展もこの原点に帰着する
★一人一人が、無限の可能性を秘めた大事な存在だ。
★どこまでも信じ抜く。
何があっても信頼する。
それが子どもにとって、どれだけ励みとなり力となるか計りしれない。
★「人間はみなチョボチョボや。英雄、偉人も時にはタダの人になる。逆にタダの人が時に英雄、偉人顔負けの偉業を成し遂げる」作家・小田実さん
★「偉い学者なのに謙虚な人柄だった。学者である前に人間たれ、とい師匠の南原繁の教えを引き継いでいた」と今なお政治学者・丸山真男の人気はたかい(7月27日「日経」)
★民主主義は政治を職業としないタダの人、庶民、民衆によってこそ生き生きとした生命力があたえられる。丸山さん
★地域包括システムとは、高齢者だけの仕組みではない。障害者、子育てなど、地域で支援が必要な人に総合的にサポートしていく、支え合いと共生の社会の仕組みである。
★ドイツは積極的な電力市場改革を通じ、今まで以上に安い再生可能エネルギー電力を供給できる電力市場を着実に実現している。
この結果、ドイツ国民は安い電力を享受できている。
★ドイツに比べて改革に向けた日本政府の姿勢には消極的な慎重さんを感じる。
電力市場で安い値段の再エネを流通させるには、既存の電力会社が所有する電力網を解放し、電力会社間で自由に競争させる政策がかかせない。米ロッキーマウンテン研究所共同創設者のエイモリー・B・ロビンスさん