星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

馬場さんを聴く

2009-10-08 18:07:18 | Weblog
私のブログ友の「よの字」さんが、馬場俊英さんのアルバム「延長戦を続ける大人たちへ」を買って聞きましたよ~ってコメントをいただきました。


コメントを読んで何だか胸の奥がグッと熱くなる様な感じだったので、改めて馬場さんの曲を聞いて見ました。そう、歌詞カードもしっかり見ながら聴きました


普段、何気なく耳に入ってくる“馬場ソング”も良いけど、しっかり聞き込んでもいいですね、馬場ちゃん。


他のアルバムも聞いたり、何巡目かになってくると、感想もくるくる変わってきて、もうちょっと上手に書きたかったけど、取り留めのない、アッチへ行ったりコッチへ来たりですが、お付き合いいただけたらな


馬場さんの歌に出てくる人物は、どこにでもいる普通の人たち。私でありアナタであり。

完璧な人間ではなくて、ヒーローに憧れてたけど現実ヒーローなんていないし。

なかなか自分の思ったようにはならなくて歯がゆかったり、諦めかけたり。

でもそんな弱い心も受容しての包容力にあふれた歌が多いような気がします。


飾り気の無いリアリティーに溢れた詞の中に、いつの間にか馬場さんと対話している自分(私)がいます。




先日、日ハムのリーグ優勝がありました。

馬場さんの歌を聞いていて、ふと彼等のことを思いました。

今シーズンからセンターを守り、打撃でも活躍した糸井選手は、元々は投手でした。

繋ぐ4番打者、高橋選手は昨シーズン、正捕手の座を争う捕手でした。今シーズンの捕手は主に鶴岡選手と大野選手。

日ハムで規定投球数に達しているのは、ダルビッシュ選手だけで、他は先発→中継ぎ→中継ぎ→抑えのパターンでした。

中継ぎの選手がインタビューを受けるのは、打たれた時だけだと。0点に抑えたり凌いでも、アッパレではなく、それは当然の役割。

監督がインタビューで称えたのは、稲田選手とひちょり選手。苦しい時、いつも彼らが明るくベンチを盛り上げてくれて助けられたと。


それぞれが胸に秘めていることはわからないけど、【ひたむきな姿勢】が優勝という形で報われて良かったナァ~って思いました。



私の中では「明日の旅人」は子どもへ向けたメッセージソング

   夢を見るならば 時間をかけてほしい
     高く飛び上がって 終りじゃ淋しすぎる

   答えが見つからないときも 間違いじゃないのだから

子どもへというより、親である私へのアドバイスソングです。


これから就職活動の次男・ジローはまだ、どんな仕事をしたいのかわからないでいます。

早くちゃんと考えて決めてよってイライラした時に、この歌を聞くと、「そうだよな。答えを埋めるのはよくないな。本人が一番苦しいはずなのだから、見つけられないのを責めちゃいけない」って自分を戒めます。

私が望んでいるのはジローの幸せです

つい「どこでもいいから就職して欲しい」っていいますが、就職が人生のゴールでないのは、私が一番わかっていたことじゃない


家計的には、あんまりノンビリされるのも困るけど、せいぜい悩んで納得できる答えを見つけてほしいと思っています。


ジローが高校3年で進路を決める時に云われた言葉があります。

「母さんは、いつもオレのやりたいことに反対する。母さんの思った通りにしようとする。」

とってもショックを受けて、それから約半年、私はジローと口をききませんでした。

誰よりもジローのことを理解していて、本当はこうして欲しいって思っていたことも、押し付けずにジローの思った通りにさせてきたと思っていたから。

でも、ジローは全然違うように思っていたのです。


私にとっては、ジローから私のいままでやってきたことを「全否定」されたようで、まさに【絶望】です。


最近、『絶望の正体』という一文に出会いました。

“「絶望」は、自分が正しいと思う主張が受け入れられないところに生まれてくる。道理が通じないから「絶望」するのだ”

“だが、道理がわからないのは向うであって、自分が正しいという自己正当化の気持ちが「絶望」の裏側に流れてはいないか”


“自己正当化を怪しいと思う気持ちがあれば、「失望」しても「絶望」に陥ることはないのでは”


私は親だから、子どもには弱みを見せられない、親は正しくなければならないって自分で自分を縛っていたのではないだろうか。


あの時、自己正当化の殻に閉じこもらずに、もう少しジローの心に寄り添うことが出来たら、ちゃんと話を聞いてあげることが出来たらよかったのにって後悔しています。


いま、ジローと将来のことなどについて話をするのに、臆病になっている私がいます。

本人を信じて見守るって決めたのに、心はユラユラ。見守るってむずかしいですね。

そんな時に馬場さんの歌を聞いて、【自分自身を信じる】ってことを再確認しています。



今日一番グサリと心に突き刺さったのは、アルバム「人生という名の列車」の中の

風の羽衣

       新しい場所に探しに行くなんて 本当はそこから君は逃げたいだけ


自分の気持ちの裏に潜んでいるもう一人の自分探し。

弱くて醜い自分に出会うのは嫌だけど、それを知ると答えが見つかるような気がします。

「道理」を振り回さない私は、理不尽なことも云う。訳のわからないこともする。

だって、まだまだ未熟でアホなんだも~ん。

ってこれ、自己正当化ではなく、自己弁護でしょうか


久しぶりに小難しいことをかんがえたので、頭が疲れました。最後は甘いラブソングを聞いて、食事の支度をしま~す

台風一過

2009-10-08 16:16:33 | Weblog
台風18号は只今福島あたりを北上しているようです。


私の所は、昨夜から三重県・尾鷲がたくさんテレビで中継されたり、今朝5時頃知多半島に上陸といって、知多や桑名からの中継があったので、大変ご心配をお掛けいたしました。


今は、ホラ、ごらんの通り青空ですよ




雨はすっかり止みましたが、台風が過ぎたからといって、まだまだ油断できません。


これからの地方の方も、どうぞ、しっかり警戒してくださいね。


まだ時折、突風は吹きますが、コンビナートの煙突の煙も。。。




ところで、台風の後、すっきりと晴れ渡ることを「台風一過」といいますね。

台風がそれまであった湿った空気をエネルギーにして吸い込んで持っていくので、台風通過後は、乾いた空気でスッキリします。


しかし、この「台風一過」 北海道で生まれ育ち、台風の経験のなかった私は、このような現象を知らなかったので、ずっと「台風一家」だと思っていました


台風は、北海道へ来る頃には、ほとんど温帯低気圧になってましたから。しかし、今度のは「りんご台風」の時のように、強い勢力のまま北上しそうなので、気をつけてくださいね。



気をつけてといえば、sUnさんの母・スザンヌ

昨日、スザンヌから「とっても心配だよ」って電話があったのですよ。

スザンヌ:「いつでも、やっと逃げれるようにリュックとかに大事な物を入れて、逃げる用意をしときなさい」

私:「わかったよ。でもそんなに心配しなくても大丈夫だから。」


スザンヌ:「物が飛んできて硝子とか割れたら困るから、片付けて窓から離れて部屋の真ん中にいなさい。」

私:「ここはマンションで、けっこう高いから、そんなに物がとんでこないよ。」


スザンヌ:「だって、竜巻とかあったらどうするのさ。車も危ないから、sUnに車に重石を載せるように言って。」

私:「竜巻かいそうだね、恐いね。(竜巻相手だったら、どんな重石を載せた車でもダメだべさ)」


スザンヌ:「ホレ、防空頭巾は持ってるかい?」

私:「持ってないけど

スザンヌ:「こういう時は防空頭巾がいいんだよね。あれ~、戦争の時に使っていたヤツどこにしまったっけ・・・」

私:「(台風で雨も降るのに、防空頭巾じゃ濡れて重いし、ボタボタになるっしょ)戦争の時のは、いくらなんでも、もうないっしょ。ヘルメットがあるから、ヘルメットかぶるよ。」

スザンヌ:「いやぁ~、ヘルメットじゃ駄目だ 防空頭巾、どっかで売ってないべか。なかったら、しょうがないから、座布団を紐でしばってかぶれ~」


私、良い嫁でいたいから一応「ハイ」って答えました。良かった、何事もなく台風が過ぎて。困ったことは、マンションの1階玄関出入り口のところが水浸しだってことぐらいです。

今日は出かける予定がないので、私は全然困っていません


ところで避難といえば、スザンヌの住んでいる所は、『地震の巣』と呼ばれている所です。

今までに地震で何度も家がつぶれています。今の家が一番長く持っていて25~6年経っています。

古くて、だいぶんガタがきてるから、今度大きいのがきたら危ないね~って話しています。


私:「ねえ、ねえ、避難しなきゃならなくなったら(津波がくるって云っても避難したこと無い人なんですが)、ゴン太はどうするの?」


ゴン太


私:「ゴン太は触られるのが嫌だから、抱いては逃げれないっしょ。リュックで背負って行くかい?」

スザンヌ:「ゴン太は賢いから一番に安全な所へ避難してるよ。それに7キロも体重があるから、背負ってなんて歩けないよ。転んでしまうべさ。」


確かに ただね、ふと思ったのよ。災害の時にペットはどうしてるのかって。ペットはどうしたらいいのかってね。


ペットだけじゃなくて、寝たきりの人とかどうなるのかな~。

私なんて、日中一人で家にいるから、そんな時、避難になると心細いな

携帯が古くなって、すぐバッテリーが切れるから、新しいのが欲しいナァ~


アラ~、また変な所に着地してしまいました。


川の増水具合を見るぞとか、高波を見るぞとか云わないで、台風が過ぎるまでじっと家にいてくださいね。

そして、早めに避難してください。

台風の目って、じゃないですからね。

私、初めての台風のとき、一家全員で台風の目を体験しようって、ずっと見ていたことがあります。

アホでしょ~まったく。