星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

久しぶりの青空

2009-10-27 17:04:29 | そら

 

 

今朝は、久しぶりに良いお天気です

とてもキレイな朝焼けが見れました

天気がいいと気分までスッキリ爽やかになります。

といっても、は数日で、1週間も続いていなかったのに。。。

だって、ちょうど1週間前の月曜、火曜は流星群を見たくて、空を見上げていましたから

 

でも、ずっと天気が悪かったような気がしてたんですよね。

 

実は、不眠症に悩んでいた息子のジローが帰ってきました

また、眠れないの

 

いやいや、免許の書き換えでね

不眠症はもう大丈夫のようです。

安心しました。私は、自分で思っていたより、ジローのことを心配していたようで、元気な様子を見て、かなり嬉しくなって、自分で自分にビックリです

 

ジローもこのまま眠れなくなってしまうんじゃないかって、怖くなっていたようですが、そんなことはないようです

 

 

不眠症になって、色々考え込んでいたジロー君。

ふーちゃん(私の母)にたずねました。

『人間は何の為に生きるのだろう。結婚して子どもが生まれて働いて働いて、何が幸福なんだろう。』

 

ふーちゃん:「馬鹿たれ 生きるっていうことは、苦しみの連続なんだよ。ずっと幸せだなんて幻だよ、嘘っぱちだ。」

ジロー:『苦しみしかないのに、何で生きていかなきゃならないの。』

ふーちゃん:「苦しい中に、たまにチョコット楽しいことがあるんだよ。それが喜びで幸せさ たまにあるから、頑張れるんだよ。」

 

この話を聞いた時、私はヒョエ~って思いました。

だって、同じ質問をジローにされた時、私は答えられなかったんだもの。

ふーちゃん、カッチョエ~

 

いや、待てよ

ふーちゃんの答えって、よく聞く言葉だよね

 

でも、即座にコレが出る瞬発力は素晴らしい

ふーちゃんは、昔から「口先星人」と呼ばれるほど、しゃべりの名人でした。

しかし、アラ70のふーちゃん、アッパレです

 

 

私も息子に「気の利いたことを言ってやりたい」と思って、本を読んでみました。

 

「老師と少年/南直哉」

 

南さんは禅僧で、永平寺で20年修行をされ、今は恐山で院代をされている方です。

 

九夜にわたる問答が「生きる」苦しみの根源に迫る。恐山の禅僧・南直哉が現代に生きる意味を問う。

本当の自分とは誰か?自ら命を絶つことは許されるのか?注目の禅僧が放つ、九夜の問答。「生きる」苦しみの根源に迫る。

という内容です。

 

本を読みまして、息子に伝えられるカッチョコイイ言葉は見つけられませんでした 

 

というか、「これが答えだ」みたいなものは、眉唾ものだということです。

 

問答集なので、2度読んだ程度ではまだ私の体に言葉が入ってきていません。

 

ただ、「少年」が抱いた悩みは私も持っていました。

なぜ、死を選んではいけないのか。死を選ぶのは悪なのか?

本当の自分は、こんな自分じゃない。偽りの自分ではなく本当の自分に出会いたいし、本当の自分で生きたい。

 

生きてきてボンヤリ見つかってきた答えもあるし、捕まえることができそうでできない答えもあります。

もう1冊、南さんの本を読んだら輪郭が見えてきそうな気がします。

 

こんな考えても考えてもどうしようもないことを考えてしまう。

これも、人間に生まれた特権だと思えば、考えることを楽しまなければなりません。