キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

防衛相の訓示と高校生の宣誓文、サァどちらが心に響くか?

2012-03-23 06:05:58 | Weblog

3月18日防衛大の卒業式で田中防衛相が訓示した。「自衛隊は他のいかなる組織より高い規律が求められる。己を厳しく律するよう強く期待する」と綱紀粛正の徹底を求めた。野田首相はメモを見ずに訓示したが、さすが我がバカボン田中直紀防衛相は役人の書いたメモを両手でしっかり掴んで読み違いないように訓示を読み上げた。右には保護者同伴で付いて来た怖い真紀子が斜め後方で目を光らせているので読み間違えたらエライ目に遭うのは必定だから全ての漢字にはフリガナを振らせた甲斐あって無事読み終わった。天災バカボンは議員生活29年衆院4回、参院3回当選の大ベテランだ、一方猛女真紀子は議員生活19年衆院6回当選のツワモノだ、夫婦揃って大臣経験もあるなんてそう滅多にいない。その後21日午前、田中防衛相が記者会見で、北朝鮮の弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げに備え、沖縄などに展開を検討している地対空誘導弾パトリオット『PACー3』を潜水艦監視用の哨戒機『Pー3C』と言い間違えたが、同席していた防衛省担当者が間違いを指摘、直ちに訂正したが防衛知識の基本すら理解していないのが又もやバレた。こうなると本人の資質の問題であって側近が如何に弥縫策をとろうとしても無理な話だ。野田内閣は最強、最善の人材だと総理が太鼓判を捺しているが間違いないか。こんな程度が首相に次いで我が日本国防衛のNO2だから頼もしい限りではないか、国民は枕を高くして眠れると言うものだ。お言葉ですが天災バカボン君こそ「己を厳しく律するよう強く期待する」でも安心し給え国民は全く期待していない。こんな政治屋に嫌気がしている時、21日から甲子園で第84回選抜高校野球が始まった。開会式の選手宣誓が抽選で、21世紀枠で選出された甚大な被害を受けた宮城県の石巻工に当った。そして主将の阿部君の宣誓が素晴らしかったと評判になっている。監督が白板を宿舎の部屋に入れて部員夫々が思い思いの言葉を書いて、それを纏めたとのことだ。従来の選手宣誓は声を張り上げて意味が判らぬような喋り方が多かった。今回の阿部君の宣誓文の内容といい、落ち着いて一字一句明瞭に噛み締めたメッセージは甲子園の観客のみならずテレビ、ラジオの視聴者の心を打った。復興に向けて進み出している被災地への希望のメッセージを2分15秒メモも見ず宣誓した。宣誓文は「東日本大震災から1年、日本は復興の真っ最中です。被災された方々の中には、苦しくて、心の整理がつかず、今も当時の事や亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方が沢山います。・・・その苦難を乗り越えれば、大きな幸せが待っていると信じる。見せましょう、日本の底力を我々高校球児が出来ることは全力で戦い抜き、最後まで諦めないことです。今、野球が出来ることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います・・」10代の高校生の宣誓が観客、視聴者の心を掴み感激させた。石巻工は神村学園(鹿児島)と戦い、同点に、そして逆転したが不運にも打球が投手の手に当たり負傷、投球儘ならず、その結果9:5で逆転を喫して甲子園を去った。阿部君の宣誓は今後も多くの人々の心に残るだろう。17歳の高校生が仲間と書いたメッセージをメモ無しに宣誓したのと防大卒業式の訓示で役人の書いた原稿をやっと読み上げた防衛大臣、この両者の絵柄をどう見るか。どちらが人々の心を打っただろうか。比べ様がないか。写真はおおいぬのふぐり、とさみずき

 


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