選挙中はコメツキバッタのように頭を下げ続け、路傍のお地蔵様までにも頭を下げかねない。気持ち悪い愛想笑いを浮かべ、やたらに握手して回るのが村長、村会議員の候補者から始まって国会議員の候補者だ。このバッタが一旦当選したとなるや態度を豹変、尊大になって喋り方までえらそうになり、反っくり返る。4日の参院予算委で共産党の小池晃議員が小松一郎法制局長官に対して「憲法の番人なのだから安倍政権の番犬みたいなことはしないでほしい」と揶揄して『番犬』呼ばわりしたのが切っ掛けだ。これに対して小松長官は当日小池議員に反論せず、翌5日社民党議員に対する答弁の際に反論した。「番犬との指摘を受け入れることは出来ない」「国家公務員にもプライバシーや名誉に関して人権が保障されている」その後7日共産党の控え室に詫びに行き国会の廊下で共産党の大門議員と口喧嘩に発展したようだ。問題が大きくなったので小松長官は参院予算委員会の理事会に出席、廊下での大門議員とのやりとりについて謝罪した。議員は免責特権が憲法で保障されている。憲法第51条 <両院の議員は、議会で行った演説、討論又は表決について、院外で責任を問われない> 国会法第119条 <各議院において、無礼の言を用い、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない> 各委員会の質疑応答を聞いていると野党議員は閣僚に刺激を与えて、言葉尻を捉えて追及しようと、執拗に下らない質問をする。答弁側も揚げ足を取られぬよう用心するのだが、これにまんまと引っ掛る手合いがいる。昔佐藤栄作首相に向かって青島幸男議員が「総理は財界の男芸者だ」と挑発して騒ぎになったが、結局懲罰されなかった。国民の支持があるからと、思い上がった国会議員が省庁の職員を犬や虫けら同然のような侮蔑発言は問題だろう。実際の実力を比較すれば議員など足元にも及ぶまい。議員共がうるさいので各職員は面従腹背しているだけだ。腹の中ではすっかり、見縊っている。
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