ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

新たな生きる糧が登場か? ~ 木更津での海釣り ~

2008年09月02日 | 釣り
 先日、千葉県の木更津で釣りをしてきました。昔の会社の先輩と一緒です。

 10年以上前に会社の寮(三鷹市)に住んでいた時には車を持っていたので、時々後輩と一緒に川崎や多摩川にハゼを釣りに行っていたのですが、今の墨田区のアパートに越して来てからは一度も行っていません(墨田区は駐車場代が高いので、車は手放しました)。
 やはり車がないと、釣りのようなアウトドアの趣味は縁遠くなってしまいますね。もう1つの趣味だった登山も会社を替わってから行かなくなりました。アウトドアの趣味は全滅です。

 今回の突然の釣りは、先輩のお誘いで行くことになりました。
 車の送り迎え、高速料金代、ガソリン代、釣り道具の手配、渡し船の料金、エサ代まで、全て先輩に出して頂くことになりました。私が昔から本やDVDやゲームを先輩に貸している御礼との事でしたが、先輩としては釣り仲間が欲しい気持ちもあったようです。私も釣りは嫌いではないので、今回は素直に先輩の好意に甘えさせて頂きました。釣りが新しい生きる糧になれば、人生も楽しくなりますしね。

 釣りに行く前日の夜まで、ずっと続いていたゲリラ豪雨の影響で「今回は中止かな?」と思っていたのですが、予定通りに朝5時に先輩が車で自宅まで迎えに来てくれました。私は学生時代に早朝パン屋で働いていた頃から朝は強いので、早起きは問題ありません。

 木更津に向かう高速道路上では、前日に引き続き雨が降っていたのですが、木更津に近づくにつれて雨は止んできました。どうやら、東京と千葉では天候が違うようですね。あまり距離は離れていないんですけどね。

 6時過ぎには木更津港に無事に着いたので、渡し船屋さんで料金(2人で6,000円)を払い、エサや飲み物を買って、7時に出発する渡し船を待ちました。
 余談ですが、15年くらい前に、私の登山の師匠に言われた「甘いものを必ず買っておけ。遭難した時の命綱だぞ。」と言うありがたい御言葉を思い出したので、コンビニでキャラメルを2人分買いました。海に落ちて流された時の用心です。そう言う状況に陥る可能性がない訳ではないですからね。

 そうこうしているうちに7時になったので、船に乗って、木更津港から10分くらいの距離にある防波堤に向かいました。
 A、B、C、Dと4箇所ある防波堤は、それぞれが、幅が約5m×長さ数百mと言う大きさです。「防波堤の端っこが良く釣れる」と先輩が言ったので、B防波堤の端っこに今回は陣取りました。B防波堤全体には十人以上の先客がいましたが、端っこには1人いただけでした。ベストポジション(?)を取りましたね。早起きした甲斐がありました。前方に木更津の工業地帯、後方に海ほたるが見える景色の良い場所です。

 またまた余談ですが、端っこにいた先客の狙いは鯛(たい)だったようで、終始防波堤中を歩き回っていましたね。時間が経つにつれて同じような人が続々と増えてきたので、鯛釣りをする人が多いようです。
 鯛は防波堤の壁面についている貝殻を食べに来るらしく、それを狙う釣り人は、壁面付近の海面を見ながら終始場所を移動しながら釣るそうです(この話は先輩の請け売りです)。

 「10年以上前にハゼ釣りをしていた」と最初に書きましたが、足しげく川崎や多摩川に通ったにも関わらず、私が今まで釣った魚はハゼが2匹だけです(子供時代のフナ釣り等は除く)。私は「釣りが好き」などと口が裂けても言えないド素人以外の何者でもないですね。
 そんなド素人の私だったので、防波堤に着いてから初めて、釣る魚は何なのか、どのような釣りをするのかを理解しました。釣る魚は名前を聞いてもイメージが全く沸かない、シロギス、ハゼ、アジ等で、釣り方は『コマセ釣り』と言う形式だそうです。今回行なった『コマセ釣り』を私なりに整理して説明すると、

(1)釣り糸に、コマセと呼ばれる撒き餌(小さなエビ?)を入れた小さな網と、疑似餌(ニセエサ)の付いた釣り針を付けて海中に落す。
(2)竿を上下に揺らして、網の中のコマセを海中にポロポロ落とす。
(3)それに魚が寄ってくる。
(4)コマセを食べようとする魚が、釣り針に付いている疑似餌(ニセエサ)をコマセと間違えて食いつく。
(5)それを釣り上げる。

と言うモノです。私は今までに、1本の釣竿に1つの釣り針を付けた釣りしかしたことがなかったので、今回の『コマセ釣り』は初めてでした。「過去にハゼを2匹しか釣ったことのない男に釣れるのだろうか?」と、内心ドキドキしていました。

 先輩の奥さんが作ってくれたオニギリを2つ食べてから始めたコマセ釣りですが、心配したにも関わらず最初の1投目で2匹のアジが釣れました(釣り糸には釣り針を5個付けています)。いきなり10年以上前に達成した私の累計記録に並びましたね。10cmくらいの大きさでしたが嬉しかったですね。
 ただし、釣った魚を針から外すのは慣れるまで辛かったですね。なぜか眼球に針が刺さっている連中が結構いたのは意外でした。どういうエサの食べ方をしているんですかね?。

 その後、12時30分に帰り支度を始めるまで、合計で、私が15匹くらい、先輩が40匹くらい釣りました。小さなアジ、ハゼ、シロギス、イサキの幼魚、カマスの幼魚ばかりでしたが大漁でしたね(先輩は小さなタコと鯛も釣りました。鯛は小さかったので海に逃がしたのですが、投げた瞬間にカモメが飛び掛ってきたのでビックリしました。鯛は無事に海に帰りましたけどね)。
 コマセ釣り以外に、普通の投げ釣りもしましたが、釣れたのは同じ種類の魚ばかりでした。水面にはかなり大きな魚のシルエットが見えたり、水面をジャンプする魚の姿が見えていたんですけどね。今回の釣りの装備では釣れない部類の魚達のようです。残念でした。

 1時間に1回まわってくる迎えの船に乗って、13時くらいにB防波堤を後にしました。約6時間の久しぶりの釣りでした。本当に楽しかったですね。
 早朝の曇り空が嘘のように晴れてきたので、顔と腕がかなり日焼けしてしまったのは誤算でしたが、こんな久しぶりの体験も良い物ですね(翌日はヒリヒリして大変でした)。

 その後は、渡し船屋さんで顔と手を洗い、冷たいコーラを一気に飲んでノドの乾きを癒してから帰路につきました。高速道路のサービスエリアで昼食を取りましたが、16時前には自宅に戻ってきました。約半日の釣り遊びでしたが、久しぶりに充実した休日でしたね。

 肝心の釣った魚に関しては、先輩の家族6人で、天婦羅や刺身にして全て夕飯に食べたそうです。先輩の奥さんのお父さんは包丁さばきが達者な方だそうで、新鮮な食材に喜びながら、ほとんどの魚をさばいたそうです。

 実は、この『魚をさばく+料理して食べる』と言う行為を含めた釣り全般に先輩は喜びを感じているらしく、私にもそれを求めていたのですが、残念ながら私は興味が沸かなかったですね。今後どうなるか判りませんが、私がそのステージに上がる確率はかなり低そうです。私が作った魚料理を食べさせる相手もいないですしね。

 以上が、木更津釣りの報告です。
 とても楽しかったので、また先輩と行くつもりです。毎週行くような本格的な釣りバカにはならないと思いますが、生きる糧の1つに追加されたのは間違いないですね。今度の給料が出たら、釣竿や仕掛けを買いに行くつもりです。年内にもう1回か2回くらい行ければいいですね。
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