ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

今年も客席が微妙な雰囲気になりそう ~ アカデミー賞 作品賞 『シェイプ・オブ・ウォーター』 ~

2018年03月06日 | 映画

 日曜日(3月4日)は朝から隣り街で『ビック・シック』、『シェイプ・オブ・ウォーター』、『15時17分、パリ行き』の3本の映画を観て来ました。

 3作品ともに面白かったのですが、私の背中がゾクゾクする『感動センサー』が作動することはなかったので、評価は☆4つです。3作品ともに少しだけ不満な点があったので最高点(☆5つ)には届きませんでした。3作品ともにお薦め映画ですけどね。


 そんな3本のうちの1本の『シェイプ・オブ・ウォーター』が昨日の第90回のアカデミー賞で下馬評通りに『作品賞』を受賞しました。

 今回作品賞にノミネートされた9作品のうちで私が観ているのは『ゲット・アウト』、『ダンケルク』、『スリー・ビルボード』、『シェイプ・オブ・ウォーター』の4本だけでしたが、「スリー・ビルボードとシェイプ・オブ・ウォーターのどちらが受賞してもおかしくないな。」と思っていました。先月観た『スリー・ビルボード』も先の展開が全く読めない面白い作品でしたからね(ラストが私好みではなかったので☆4つの評価ですが・・・)。

 ちなみに、昨年☆5つを付けてマイアカデミー賞2017の『脚本賞』に選んだ『ゲット・アウト』も良い作品でしたが、「作品賞を取る感動的な話ではないしなぁ。無理だろうなぁ。」と思っていました。本作が昨日の本家のアカデミー賞でも脚本賞を取ったのにはビックリしましたけどね。


 さて、作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』ですが、受賞をニュースで知った時に私の頭に浮かんだのは、

 「2年連続で上映後に客席が微妙な雰囲気になる作品が受賞かよ。」

と言うことでした。
 あまり普段は映画館に足を運ばない人が、「アカデミー賞の作品賞を受賞したのだから素晴らしい映画なんだろうなぁ。」と言う軽い気持ちで観に行ったら、予想外の強烈なセクシャルな展開が待っていて度肝を抜かれます。去年作品賞を受賞した『ムーンライト』も満員(高齢の女性客多し)の映画館が上映後に微妙な気まずい雰囲気に包まれましたからね。「なぜこの映画を俺は観に来たんだろう。」と、前知識なしで観に行った私も気恥ずかしい思いをしましたからね。日曜日に観た『シェイプ・オブ・ウォーター』も上映後は同じような変な雰囲気でした。


 そんな変な雰囲気になった『シェイプ・オブ・ウォーター』ですが、本作で『監督賞』を受賞したギレルモ・デル・トロ監督は、『ヘルボーイ』や『パシフィック・リム』等の私の好きな作品(下の写真)を撮っている昔から好きな映画監督の1人なので、今回の受賞は本当に嬉しいですね。怪獣好きの私にはモンスターが出てくる映画がアカデミー賞の作品賞を獲ったのも嬉しいです。

 

 以上、「少し覚悟して観に行った方がいい。」と思ったアカデミー賞の作品賞を昨日受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』の話でした。

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