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久しぶりの本の紹介は、はんざき朝未先生の漫画『無能の鷹』です。電子書籍版は2020年4月1日発行です。今月読んで一番笑った面白い漫画です。
本作はITコンサルティング会社を舞台とした漫画です。主人公は少しコミュニケーション障害の気がある若手社員の鶸田(ひわだ)君です(写真右の男性)。本作は彼や彼の会社の社員達が同僚の鷹野(たかの)ツメ子さん(写真左の女性)に振り回される日常を描いている作品です。
名前を見てお判りだと思いますが、題名の『無能の鷹』の『鷹』は鷹野(たかの)ツメ子さんのことです。
彼女の見た目や醸し出す雰囲気(オーラ)で誰もが会った瞬間に『デキる人』と思うのですが、実際の彼女は完全にポンコツです。その見た目と実際の行動のギャップが本作の肝で笑ってしまいます。
そんな見た目が『デキる人』の鷹野さんは商談で顧客に勝手に勘違いされてビジネスは進んでいきます。読んでいる読者もヒヤヒヤものの展開です。それに対して鷹野さんが何を言われても堂々としているのは清々しいですね(実際の職場でこんな同僚がいたら嫌ですけどね・・・)。
これ以上書くとネタばれになるので興味がある方は是非読んでみて下さい。過去にも仕事ができない人が奮闘して成長していく漫画は色々とありましたが、コンサルティング会社にいる無能の人と言うのは斬新です(解雇されないのが不思議です)。他の漫画の登場人物と違って本作の鷹野さんは成長する日は来なさそうですけどね。
以上、お薦めの1冊『無能の鷹』の紹介でした。
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