ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

少し心配・・・ ~ 真夏の灯油配達でお客様が発した一言 ~

2016年09月01日 | 日々の出来事

 今日から9月ですが、私の住む埼玉では相変わらず30度を超える暑い日が続いています。

 こんな暑い状況なので、私に任されている仕事の1つである『灯油の配達』は冬の繁忙期とは違ってかなり暇です。夏はストーブを使用するお客様もいませんし、灯油でお風呂を沸かしているお客様も水がぬるいので、その使用量も極端に減ります。そう言う状況なので灯油の注文は1日に1件あるかないかぐらいです。毎年夏はこんな感じですね。

 そんな灯油の注文の電話がほとんど鳴らない夏の昨日、珍しいお客様から灯油の注文の電話が入りました。毎年冬にストーブに灯油を使われている高齢者のお客様です。ちなみにお風呂はガスで沸かしています。

 冬限定のお客様だったので、「こんな時期に珍しいな。」と思いつつ灯油の配達に向かいました。家の前に18リットル入るポリタンクが4個置かれていたので全てに給油しました。

 灯油を入れ終えたポリタンクを所定の場所(物置)に置いた後に、「相変わらず暑いですねぇ~。〇〇円になります。」と言ってお客様からお金を頂きました。その時にお客様の口から出た言葉が、

 「寒くなってきたねぇ~。」

でした。その言葉を聞いていた私の額からは汗が滝のように流れています。一瞬、お客様が何を言ったのか判りませんでしたが、「そうですかぁ~。」と言ってその場を離れました。

 その後、冷房をガンガンきかせまくっている会社に戻って同僚にこの話をしたところ、驚きながら、「かなりのお年だからねぇ~。」と言う返事が返ってきました。それ以上はお互い何も言えませんでした。社内に沈黙の時が流れました。


 以上、夏の暑い日に灯油の配達に行ってお客様が発した一言の話でした。

 この仕事に就いてからは高齢者の方と毎日接しているのですが、今回はかなりビックリして少し心配になりました。まぁ、今回のケースは、ご家族と一緒に住んでいる方なので私が何か行動を起こす必要はないとは思いますが、一人暮らしの高齢者の方の場合は心配で仕方がないです。エアコンの暖房と冷房の区別がつかなくて、真夏にもかかわらず暖房を入れて家の中で熱中症になる高齢者もいるみたいですからね。地域密着の仕事をしている我々にできることがまだまだたくさんありそうですね。

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