先日、NHKの特番で、日本のアニメや漫画のハリウッドでの映画化に関する特集を放送していました。
1時間くらいの番組のメインは、『鉄腕アトム(海外名:アストロボーイ)』のハリウッドでのCG映画化の話と、㈱ゴンゾの『アフロサムライ』の続編の製作の話でした。
どちらとも密着取材で、普段は知ることの出来ない、日本のスタッフとアメリカのスタッフのやり取りを見ることができたので、とても参考になりました。
あとは、何かのイベント(コミコン?)で、様々な人種の若い人達が「アストロボーイ。アストロボーイ。」と嬉しそうに叫んでいたのは驚きでしたね。21世紀になった今、鉄腕アトムに熱狂している人の姿を見ることができるとは思いませんでした。日本では考えられないですね。
さて、そのアストロボーイ(鉄腕アトム)ですが、パイロット版のCGの映像が数秒流れていましたが、なかなか期待して良さそうな出来でした。
CGアニメの製作はアメリカ側が行なっていますが、キャラクターに関する最終的な決定権は日本側(手塚プロ)が持っているので、かなり厳しいやり取りが両者の間で行なわれていました。日本側の妥協しない姿勢が画面から伝わってきましたね。
日本とアメリカの文化の違いだと思いますが、最初にアメリカ側が描いてきたアトムは、おっさん顔で、あの愛くるしいアトムとは全くの別物でした。あれでは日本では受け入れられませんね(細かい市場調査を行なった結果、映画をヒットさせるために、おっさん顔に行き着いたようです)。
最終的に、日本でも受け入れられる顔になったようなので、後はシナリオの出来次第ですね。来年全世界公開のようなので、今から楽しみです。新たな生きる糧の登場です。
その期待できそうな鉄腕アトムとは逆に、非常に不安な気持ちになったのが『ドラゴンボール』の実写版の映像です。数秒映像が流れただけでしたが、全世界の数億人のドラゴンボールファンが、怒りのあまり暴徒と化しそうな感じでしたね。
既にネットでは、駄作の噂や、製作中止の噂が流れていたので、私も覚悟していたのですが、実際に白人の演じる孫悟空の映像を見てみると、限りない絶望感を感じました。
公開されたら、必ず劇場に観に行くと思いますが、『期待して観る』と言うよりは、『笑いのネタを仕入れるために観る』と言う感じになりそうです。
それにしても、作者の鳥山先生や、出版元の集英社は、手塚プロが行なったようなキャラクターに関する最終的な決定権は確保できなかったんですかね?。ハリウッド側のやりたい放題な感じがします(市場調査は行なって動いているとは思いますが・・)。実写ではなく、CGアニメ化した方がよかったかもしれません。
今後、悟空以外の登場人物の映像が随時公開されると思いますが、ファンの怒りが倍増することなく、無事に劇場公開まで行き着くことを祈ります。
今年は面白い映画が多かった豊作の年でしたが、来年も色々な意味で映画が楽しめそうです。
1時間くらいの番組のメインは、『鉄腕アトム(海外名:アストロボーイ)』のハリウッドでのCG映画化の話と、㈱ゴンゾの『アフロサムライ』の続編の製作の話でした。
どちらとも密着取材で、普段は知ることの出来ない、日本のスタッフとアメリカのスタッフのやり取りを見ることができたので、とても参考になりました。
あとは、何かのイベント(コミコン?)で、様々な人種の若い人達が「アストロボーイ。アストロボーイ。」と嬉しそうに叫んでいたのは驚きでしたね。21世紀になった今、鉄腕アトムに熱狂している人の姿を見ることができるとは思いませんでした。日本では考えられないですね。
さて、そのアストロボーイ(鉄腕アトム)ですが、パイロット版のCGの映像が数秒流れていましたが、なかなか期待して良さそうな出来でした。
CGアニメの製作はアメリカ側が行なっていますが、キャラクターに関する最終的な決定権は日本側(手塚プロ)が持っているので、かなり厳しいやり取りが両者の間で行なわれていました。日本側の妥協しない姿勢が画面から伝わってきましたね。
日本とアメリカの文化の違いだと思いますが、最初にアメリカ側が描いてきたアトムは、おっさん顔で、あの愛くるしいアトムとは全くの別物でした。あれでは日本では受け入れられませんね(細かい市場調査を行なった結果、映画をヒットさせるために、おっさん顔に行き着いたようです)。
最終的に、日本でも受け入れられる顔になったようなので、後はシナリオの出来次第ですね。来年全世界公開のようなので、今から楽しみです。新たな生きる糧の登場です。
その期待できそうな鉄腕アトムとは逆に、非常に不安な気持ちになったのが『ドラゴンボール』の実写版の映像です。数秒映像が流れただけでしたが、全世界の数億人のドラゴンボールファンが、怒りのあまり暴徒と化しそうな感じでしたね。
既にネットでは、駄作の噂や、製作中止の噂が流れていたので、私も覚悟していたのですが、実際に白人の演じる孫悟空の映像を見てみると、限りない絶望感を感じました。
公開されたら、必ず劇場に観に行くと思いますが、『期待して観る』と言うよりは、『笑いのネタを仕入れるために観る』と言う感じになりそうです。
それにしても、作者の鳥山先生や、出版元の集英社は、手塚プロが行なったようなキャラクターに関する最終的な決定権は確保できなかったんですかね?。ハリウッド側のやりたい放題な感じがします(市場調査は行なって動いているとは思いますが・・)。実写ではなく、CGアニメ化した方がよかったかもしれません。
今後、悟空以外の登場人物の映像が随時公開されると思いますが、ファンの怒りが倍増することなく、無事に劇場公開まで行き着くことを祈ります。
今年は面白い映画が多かった豊作の年でしたが、来年も色々な意味で映画が楽しめそうです。
あんな人間ならボイコットする駄作の興行は失敗しないとまたハリウッドが日本の文化を汚しますよ。
アトムとドラゴンボールのハリウッド映画化で、大きく違っているのは、日本側のスタッフの作品へのこだわりや愛でしょうね。
文化汚染が契約で防げるのを、今回の番組を見て判りました。手塚プロは流石です。
12月にはドラゴンボールの細かい映像が公開されるようなので、劇場に行くか行かないかは、それを見て判断することにします。