ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

頭突きありの試合 ~ アマ格闘技・BACS テレビ観戦 ~

2008年10月26日 | 格闘技・プロレス
 サムライTVで、『BACS(バックス)』と言う聞きなれない格闘技イベントを放送していたので見たのですが、見て驚いてしまいました。
 どこの格闘技イベントも禁止している『頭突き』が解禁されていました。

 今年の9月26日に、さいたまスーパーアリーナで行われた『BACS』は、アマチュアの格闘技大会で、5対5の団体戦で勝敗を決めると言う珍しい興行形態でした。
 参加チームが4チームなので、準決勝と決勝で合計15試合(5試合×3)なのですが、1試合が『3分1ラウンド延長なし』なので、テンポよく進んでいきました。

 ルールに関しては、オープンフィンガーグローブ着用なのですが、寝技は10秒限定なので、シュートボクシングに近かったですね(投げはOK)。
 ただし、頭突き、肘攻撃、踏みつけ、サッカーボールキックもOKなので、ルール的には危険な部類に入りますね。すぐにレフリーが試合を止めるとは言え、この10年でルール整備が進んだ総合格闘技の流れとは逆行している気がしました。アマの選手に行わせるルールではないような気がします。

 最初の数試合は、アグレッシブル&ルールの過激さもあって楽しく見ていたのですが、試合が続くにつれて興味がなくなっていきました。
 やはり、プロの試合を見慣れている私には、技術レベルの低い試合には熱中できませんでした(実況も「すげぇ。すげぇ」ばっかり言うので興ざめでした)。他人の喧嘩を見て楽しむ感性は私にはないようです。不良っぽい強面の選手達が、試合後は礼儀正しかったのは、見ていて清清しかったですけどね。

 尚、頭突きに関しては、有効に活用している選手も何人かはいましたが、間合いが難しいようです。ただし、頭突きの技術体系が整備されたら、今の戦い方はガラっと変わってしまうでしょうね。

 今後も『BACS』は興行を続けていくようなのですが、この団体は何を目指すのでしょうか?。
 さいたまスーパーアリーナを借りれるようなので、資金力はある団体だと思うのですが、売りが『過激』だけだと、そう言う趣味の観客しか来ないと思うので、団体が発展するには時間がかかるでしょうね。

 前田日明さんがプロデュースしている不良のための格闘技イベントの『ジ・アウトサイダー』同様、今後の展開が少し気になる『BACS』でした。
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