★桃源深更深★~paradise into deep~

路は桃源に入りて深くして更に深し♪

R2C2千秋楽を観劇する。

2009-06-19 01:56:44 | お芝居
総括しまーす。

大パルコ人 メカロックオペラ「R2C2」 ~サイボーグなのでバンド辞めます!~
2009.6.14@シアターBRAVA!

千秋楽は2階後方での観賞やったんですが。
中央付近やったこともあり、舞台全体が見渡せて大変観やすかったです☆
(表情とかもギリギリ見える距離やったしね♪)
やっぱ前の席やと意識が向いてないとこいっぱいあったんやなーと思うとこがしばしば。
最後にちゃんとそういうのが確認できて、とっても満足な観劇ですた♪♪

んー千秋楽だからといって、特に変わったところはなかったと思うんですが。
ひとつだけ、明らか違ったのがりゅーへーくんのテンション☆(・∀・)
なんやろ、R2C2がものすごエモーショナルな感じになってた。
喜んだり怒ったりの感情表現がやたらはっきりしてるねん。
ぶっちゃけあの役は、たどたどしくフラットなキャラであるべきやと思うので、
どうなんやろうとちょっぴり思ったりもしたんですがー。
りゅーへーくんも千秋楽ってことできっとテンションアガってたんやろなぁと思うと、
まぁしょうがないかなと☆
やーあのりゅーへーくんは、間違いなく3度もとい10度以上あったと思うな!

あ、そうそう。
6日に観賞した時は、皆さんちょっと声がかすれ気味??って感じやったんですけど。
千秋楽は見事に全員のど復活されてますた☆
何か特別なケアでもしたんでせうか?不思議~。

と言うわけで。
この舞台、とってもとっても楽しいお芝居ですた☆(*´∀`)イワズモガナダヨミート♪
たといサダヲさんが主役というところを抜きにしたとしても、ほんま楽しかった☆☆
(…とはいえ、そもそもサダヲさんなくしては成立せんお芝居やと思うけどー☆)
2時間強ほぼ笑いっぱなしやったし、素敵な楽曲目白押しやったし♪
終始テンションアガりっぱなしの、そりゃもうイカシたエンターテイメントショウですた♪♪

またその一方で、このお芝居にはちゃんとした(?)テーマも盛り込まれてて。
まぁこれが笑いというオブラートでたいがいグルッグル巻きにされてるもんやから、
うっかりしてると見過ごしてしまいそうにもなるんやけどー。( ̄▽ ̄)
(まぁ見過ごしてもそれはそれで別にぜんぜん支障ない気もしますが。。。)
なかなかどうして心震わされちゃったりなんかしたんデワ…!。・゜・(ノ∀`)・゜・。
今日はその、笑い以外の部分についてウダウダ書いちゃうとしますよー☆

さっきサダヲさんが主役、と書きましたけど。
それはきっと劇中における存在感とインパクトの大きさから来る印象で。
物語からみたら、実は未來くんのが主役と言っても良いかと思われるのですよ。
そうこれは、ロックスターという特殊な父を持った不憫な息子のお話。

だってまーたいがいひどいパパンですよ、パルコム氏は。
ごく普通の親の愛情を求める幼い息子を足蹴にし、本人の意に添わぬ教育を施して、
なんとか自分の想いを解ってもらおうとした息子の顔に一生傷を負わせたばかりか、
挙句の果てにはその必死の訴えを乗せた楽曲をパクってしまうという。
しかもクワナマサヒロ風に!←それ力込めて言うとこなのか。
あ~なんか改めて書いてみたら、ちょっと涙出そうになったわ今。。。(ノД`)
クライマックスにおいても、その傍若無人っぷりはフル発揮ですよ。
死にかけてる(とは気づいてなかったのかもやけど)息子に対しても容赦なく我を押し通しちゃう。
たいがい理不尽な仕打ちをしてきた息子が最期に望む、たった一つのささやかなお願い事にすら、
決して自分の信念を曲げようとはしません。むーまったく、何たるGOINGMYWAY加減か。
結局、クアトロくんがパルコムパパのそんなイレギュラー極まりない在り方を受け入れることで、
やっとこ心を通じ合わせるに至った田村親子ではあったけれど。
最後の最後まで、パパンは息子のために自分を曲げることをしなかったんよねー。

そんな、父親とはかくあるべきっていう世間一般の常識なんかに照らし合わせれば、
そっこー失格確定のパルコムパパでありながら。

それでもクアトロにとっては憧れてやまないパパンなんよね~~~。

そこに泣けちまったよののてぃは!。・゜・(ノД`)・゜・。

どうしようもない父親なはずなのに、憎みたくても憎みきれなくて、どこか心の奥底で
認めてもらいたいと切に願ってしまう。そんな息子クアトロの健気さにおらぁ泣けただー。

思うに、そんなクアトロくんの潜在意識が知らず知らず顕在化したのがR2C2やったんよねー。
口ではさんざロック=父を毛嫌いしながら、一方で執拗なまでに寄せるロックへの執着心とか。
R2C2という存在には、そういうクアトロくんがパパンに対して抱いてた愛憎悲喜こもごも、
様々な感情がこれでもかってくらいパンパンに詰め込まれてて。
あんなすっとぼけたオモシロ全開のサイボーグではあったけれど、実はとっても切ない想いを
込められて造られたのだと思ったら、これまたたまらん泣けてきたとです。。。

で、結局パルコムパパは最後までクアトロくんが幼い頃に望んだような普通のダディには
なってくれなかった訳ですけれど。
でも、きっとそれで良かったんやろなーと思うのな。
たとい息子の為であっても、ロックスターとしての自分は捨てられない・裏切れない。
そんな一本筋の通ったパパンだからこそ、クアトロは最後許すことができたと思うねんか。
父親っていうのは、やっぱ息子にとって永遠に憧れの存在でおらなあかん訳で。
それがどんなに破天荒な父親であったとしても、理想の父親像とはかけ離れてたとしても、
「父ちゃんすげぇ!!」って思わせてくれることが息子にとってはきっと大事で。
子供のためにいかなる犠牲も払える父親ももちろん素晴らしい父親やと思うけど、
何か確固たる信念を持った生き様をみせてくれる、そんな父親も決して悪くはない。
クアトロくんは、最後にそう悟ったんじゃあないかと思うです。

あ、念のためフォローしとくと。
パルコムパパに愛情がなかったのかと言えば、決してそんなことはないと思うのな。
ほんまはクアトロを褒めてやりたい、甘やかしてやりたいって想いもあったと思うですよ。
最後だって、ちゃんとクアトロの言葉を聴こうとしてたし。
ただ、彼は良き父親である前に、あくまで偉大なロックスターでありたかったんよねー。
…ってまぁそれが問題なんでしょうけどー。( ̄▽ ̄)
でも、奇しくもそうやって生きるよう神様に運命られた人ってのがいるんですよねーこの世には。
だからもしそういう人を親や伴侶に持ってしまったなら、それはもう腹をくくるしかないのよきっと。
クアトロくんがそのことにもっと早く気づいてたら。。。
きっと親子で最強のバンドが組めたんじゃあないかと思います☆。・゜・(ノ∀`)・゜・。

とはいえ、ハンバーグオンザフェイスはやっぱどう考えてもやりすぎっすよに。
いくら生き様がかっちょよくても、ののてぃはフツーのパパンのがよか…☆

とそんな身も蓋もない結論が出たところで、最後に。
全観賞回通して特に印象に残った場面・好きやった場面等、箇条書きにしたいと思いまーす♪

●ミナケイワ♪ 
この発音好き☆

●皆川パパ自慢☆ 
千秋楽は演出家から言われた印象深い一言BEST3。
第3位「田舎に帰れ」BY岩松了。(上京1年目で言われた)
第2位「死んじゃえよ」BYスズキさん。(まだ24歳だったので踏みとどまった)
第1位「スベったら殺すよ?」BYくんく。(殺人予告ですよ)
皆川さん、愛されてるね♪(・∀・)

●サダヲっち&未來くんのロックスター模写タイム。
日が経つにつれサダヲっちの無茶ブリっぷりがエスカレートしてくのが素敵でした…♪
そして結構忠実に真似してのける未來くんも素晴らしかった…♪
千秋楽は、鯉の口には痛点がないから針が引っかかっても痛くない!とかなんとか。
もはやミック関係ないよ。
あ、「抱き枕」のきゃにゅひあみ♪の発音好き☆(ポイントは「ひあ」の「あ」をはっきり言うこと)

●BLTサンド
千秋楽の変わりダネは「はちみつ」と「プーさんの煮付け」。煮付け??
それにしても、サダヲっちと皆川さんは今回の公演で何度チューしたんやろ?
1公演3回として単純に計算してー。。。165回??すごいなー。
奥さんとよりしてるんじゃね?

●はいりさんのバックで踊る紙ちゃん&未來くん♪ 
未來くんがNOMORE映画泥棒ダンスしてるの、千秋楽で初めて気づいた!
(なぜならそれまではつい紙ちゃんばっか観ちゃってたから…☆)
ってかくんくってばどんだけ好きやのNOMORE映画泥棒。

●R2C2&パルコム@あじやんの部屋。
R2C2、パルコムさんに向かってずっとニセモノっぽい(=軽そう)ダンベル投げてたのに、
千秋楽はホンモノっぽい(=明らか重そう)将棋の駒の置き物を投げつけてた。
ここへ来てはしゃぎ始めたかりゅーへーくん。( ̄▽ ̄)
R2C2がお年玉ちょーだい!で足払いをかける時「両足払われると受身が取れんのじゃ!」
って訴えるパルコムさんにもわろた。

●あじやん☆ 
ル~ル~~♪…違います。(≧▽≦)
たべはじめたべはじめってなんであんなしつこく言うてたんやろと思ってたら、
「喰始」って演出家さん?がおるんやね@ワハハ…!!Σ(゜Д゜)
あじやんが、手を横っちょから…横っちょから…って連発してたのにわろた。
パルコムさんが助けを求めた時に、なぜか前屈してたよR2C2。
あれはアドリブ??ますますはしゃぐねりゅーへーくん。

●鰤谷P子のPVほすぃ☆
未來くんのダイブって、失敗した日なかったんかなぁ。
あれいつ観ても素晴らしいわ~♪
あと女装綺麗やわ~♪せっかくやし婦人警官の衣裳も着てほすぃかったわ~♪

●ビックリドンキーですからーっ!!!
6日やったか、勢いよく出てきたS太郎に怯えるようにしてたパルコムさんに萌え。
ミミちゃんの後ろにコソコソ隠れて、くすくす笑ってはってん。あー萌え。
千秋楽はここ、割とアッサリ終わってたなー。

●パルコムさんお絵かきタイム♪
そういやここ、東京初日はどうしてはったんやろ??
特に無茶ブリはしてなかった気がするけど。。。思い出せん。。。
「でっぱ」が面白かったですねーやはり☆

●はいりさんのバックで踊るくんく&サダヲっち♪
千秋楽でこのダンスが終わった後、くんくが腰をさすりさすり楽器取りに行く姿に
切なくなりますた。。。あぁほんまお疲れさん。。。お身体大事にしてね。。。

●おっぱいタイム。
「豊満フリーマンと巨乳バリモアがレッドカーペットの上でチョメチョメし始めました!!」
なんだろうなぁここのシーンはほんま。。。( ̄▽ ̄)
フリーダムサダヲ恐るべし。

●パルコムじいさん。
「引っ越してきた☆隣に引っ越してきた☆壁紙ピンクにした☆」
「ビックリした」を「引っ越してきた」に空耳するサダヲっちの音感に感心。

●パルコム&クアトロピアノ連弾。
上から見てても、サダヲっちも弾いてるようにしか見えへんだ。
むーこずるいやつめ!
でもええ声~♪してるから全て許されるなぁ☆(*´∀`)

●カーテンコール
さすがに千秋楽なだけあって、3回登場のあとも拍手なりやまず。
最後はくんくソロにて、短いご挨拶☆お疲れ様ですたー☆
ところで、くんくの「カーテンコールって必要か?」の呟き@日記はごもっともです。
でもお客としては、それを演者に言われちゃうとちょっと寂しい。。。
そりゃ、もっかいくらい出てこいや!って意味合いも確かにあるやろけど。
純粋にええ舞台を見せてもらったことに対するお礼の気持ちも少なからずこもっているだからなー。
必ずしも、予定調和でやってるわけではないのだよー。そのへん解っておくれー。
んーまぁでも、2回もあれば充分なんじゃないかとののてぃも思うです。はい。