男の手料理もはや8回目。「ジジババ会」結成は昨年10月、最初は食事処を利用していたが、昼食時に長時間居座るのは気が引ける。そこでHさんの「次回からは拙宅で…」というお言葉に甘えて、自宅のマンションにお邪魔するようになったのである。
Hさんのマンションはうちと同系列のリゾートマンションだが、うちより5年古く、1995年に建てられたものだ。うちのマンションからは歩いて20分ほど、やはり海辺に建てられている。間取りは3LDK、それに20畳くらいあろうか、広いベランダがある。10人や15人集まってバーベキューをしても、楽にやれそうな広さである。
Hさんは元中小企業経営者で6年前にリタイア。海外の話も出てくるから、相当手広くやっていたようである。羽振りはいいわ、おまけにそこそこのイケメンで恰幅もいいときてる。若かりし頃はずいぶんやんちゃをして妻子を泣かせた、と自分から白状した。
リタイヤするまで遊びをし尽くしたそうで、現在80歳だが、今でもその片鱗が見てとれる。多方面にわたって知識が豊富で、話題には事欠かない。お堅い政治の話からくだけた色恋の話まで、3人で話していると時間があっという間に過ぎていく。
今回の料理は、やはり牛肉のステーキ。手の込んだ付け合せ野菜は、女の私でも大儀なのに…。老女2人のためにここまで手を掛けてくださって、それでワンコイン500円では申し訳なくて…。と、いいながら後片付けも一切お任せ。今回の肉は柔らかくて、冷めても肉汁たっぷりでとても美味しかった。
食後のコーヒーを飲みながら、今回は参院選、都知事選の話題で盛りがった。ちょうどニュースは、タレントの石田純一が出馬を断念するという記者会見の生中継。過去には「不倫は文化」、最近は学生団体シールズの集会で「戦争は文化ではない」と発言、若者たちにもてはやされていた。あのデモで若者たちの支持を得たと勘違いしたのか、突然の出馬宣言。しかし、それも3日で夢は費えた。一体、あの騒ぎは何だったのか。だれかの尻馬に乗ってばかっ恥をさらしただけである。
文化の何たるかも分からないような輩が、日本の顔である都知事になろうなんてまるで話にならない、と3人で散々こき下ろした。
石田純一を支持していた学生団体シールズも2016年8月15日をもって解散するそうである。結局、人々の賛同を得られなかったということだが、シールズの活動自体が単なる若者たちの社会への不満のはけ口だったということだろう。
今日はずいぶんとヒートアップ、老いてますますお盛んなジジババたちである。
海辺のリゾートマンションで老いたりと云えど男女三人華やかな笑い声が聞こえてきそうな臨場感、健康体で末長く「男の手料理」が続きますよに。
その時々の話題は事欠かない賑やかさ(低レベルな市民団体?が次々提供してくれますからね。)芸術やスポーツでも盛り上がってくださいね。ご報告待ってま~す
男の手料理もだんだんと上達してきましたよ。老女2人のために腕を振るってくれるHさんには感謝、感謝。
高齢者の会話とは思えぬほど論議が白熱することもあります。どんな会話にもついてゆけるよういろいろと知識を蓄えなくては…。
1ヶ月ごとに、お互いの無事を確認するための集いですが、いつまで続きますか…。
話題もそこそこ出来るし、月日も経つし。
健康でいればこそ! 目的があればおしゃれもしよう・・とか思うし。がんばれ
もう枯れ落ち葉のような老人たちですが、いろんな話題を見つけてかんかんがくがく。結構譲らないので論戦も白熱して、時間のたつのも忘れてしまいます。
色気より食い気のババたちは用意された甘味もすべて平らげます。厚かましいでしょう?
大人の会話ができるというのがいいですね。