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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

北京オリンピックも今日で終わり・・・

2008-08-24 | どうでもいいことですが
 今日は閉会式、さてどんな演出を見せてくれるだろうか。一つの見ものは2012年の開催地ロンドンをアピールするために、サッカー選手のベッカムが登場することである。彼は、英米各国で大人気の女性歌手らとロンドン名物の2階建てバスに乗って、閉会式が行われる鳥の巣に登場し、式典では、五輪参加の205の国や地域の子供たちと一緒にサッカーに興じるという。
 また、史上初の8冠に輝く“水の怪物”フェルプスが、実行委員会主催のロンドンで開くパーティーに招かれ、五輪引き継ぎ記念行事として、そのパーティーの様子が閉会式で生中継されるそうである。
 開会式での“偽装”演出や“官製応援団”、また、競泳などの決勝がアメリカ時間を優先に組まれていたなど、なにかと話題の多いオリンピックだったが、それでも大きな弊害もなく、無事に最終日を迎えたことは喜ばしいことである。

 2016年の開催国誘致に名乗りを上げている日本、今回の選手の活躍ぶりはどうだっただろう。今回は特に女性陣の活躍がすばらしく、メダル獲得数から見て女性の底力を見せ付けられた気がして頼もしい限りである。が、それに引きかえ男性陣はまさに面目丸つぶれという有様だ。中国のメダル獲得数はダントツで開催国の面目を保ったが、日本は果たして開催国の面目が保てるだけの成績が出せるかどうかは大いに疑問である。

 話は変わるが、ネットで興味ある記事を見つけた。原文から抜粋して紹介する。
 「―前略―。勝者の弁、敗者の弁…。それぞれに味わいもあるが、ハシにも棒にもかからなかったのに「五輪を楽しめた」と、ヌケヌケといった選手が今回も何人かいた。楽しまれては、応援した国民としては立つ瀬がない。五輪を趣味や娯楽の世界と一緒にしたような感想は腹立たしいだけだ。
 先日、甲子園の高校野球でベスト8入りして話題になった慶応高は、大学と同じ米国流の“エンジョイベースボール”をモットーとしている。とはいえ、同好会のようにただ野球を楽しむのではない。楽しむため、最後には勝つためにどうすべきか自分で考え、自らを成長させていくのが本来の“エンジョイ”の意味という。
 96年アトランタ五輪水泳の女子選手が、そんな米国流の上っ面だけをまねて言い出したようだが、「楽しむ」という部分だけが一人歩きし、“呪文”のように決まり文句になってしまった。聞く方にしてみれば舌足らずで独りよがりだ。次に選ばれたら自分の金で行ってもらいたい、といいたくなる」。

 次に、金メダルに輝いた女子ソフトボールのピッチャー上野選手についての記事である。
 「―前略―。もっと変なのは、413球をひとりで投げさせるというソフトボール首脳陣の無神経だ。また日本のマスメディアが、この異常とも思える連投に好意的な報道をしているのも、いかにも日本的なスポーツ根性物語のようで、嫌な感覚がした。
 交代する投手がいないはずはない。このひとりの才能に頼り切る無神経な采配は日本だけで許される感性だ。アメリカ人は、間違いなく「クレージー」とか「カミカゼ的」と感じるだろう。
 ―中略―。日本の考え方は、ひとりの才能ある人間が出ると、その人間にオンブに抱っこで頼り切る嫌いがある。またエースと言われるような人間は、練習などで、ひとりで投げ抜く根性と責任感を、刷り込まれて、そのような心情を自然に持つに至ってしまうのである。
 そもそも、ソフトや野球は団体競技というスポーツである。これは哲学でもなければ、根性比べでもない。もっと言えば、「413球の日本的美談」は、他国の人間(特にアメリカ人)から見れば、まったく理解の出来ないクレージーな采配としか、映らないことを肝に銘ずべきだ。そしてこのような偏狭な根性ものは、世界最高のレベルに到達するために無用の障害を作っていると言いたい。もっと指導者も、マスメディアも、多様性を持った視点で物事を判断してもらいたいものだ」。

 とにもかくにも、暑い夏と共に北京オリンピックは終った。選手のみなさん、お疲れ様でした。
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