ロイヤルズが野茂英雄投手に戦力外通告したと発表した。野茂の3年ぶりのメジャー復活に、ダイナミックなトルネード投法がまた見られると大いに期待していたが、素人目に見ても昔のような大胆なトルネードは見られなかった。しかし、イチローや松井と対戦したときには、メジャー先駆者としての意地は立派に見せてくれたと思っている。
中継ぎとして、3試合で4回1/3を投げて3本塁打を含む10安打9失点、防御率18.69、奪三振3という結果は、彼自身も納得のいかないものだったろう。野茂は今後10日以内にトレードされるか、ウェーバーにかけられる見込みだが、米国内では「野茂の選手生命は終わった」とみられているという。
地元紙カンザスシティー・スターによると、ロイヤルズは野茂とサインしたとき、もし、いい投球ができなかった場合にはスカウト、コーチ、球団の首脳などを用意するつもりだと伝えたというが、野茂自身はこれを否定し、「永久に投手でいたい、メジャーでダメならマイナー。そうでなければメキシコ、韓国、台湾。いやプレーできるならどこでもいい」と話したという。ただ、「日本」でのプレーだけは選択肢にないと言ったとか…。
だが、その選択肢にない「日本」で、横浜ベイスターズが野茂獲得に興味を示しているという。たしかに、まだまだ野茂の存在は集客面でも大きなプラスになるだろう。2006年2月から3月にかけ代理人の団野村氏がオリックス球団社長と交渉、決裂して入団には至らなかったが、過去には日本復帰を模索した時期もあったというから可能性はないとはいえないだろう。しかし、旧近鉄との確執、メジャーを志したいきさつからして、私にはそれはないという気がするのだが…。
彼が海を渡って14年、日本凱旋を考えたなら、もっと早い時期に帰ってきただろうし、彼はずっと日本球界への復帰の可能性をきっぱり否定してきた。「野茂英雄 記録と記憶」を読むと、彼は契約金でも年俸でもなく、野球への情熱だけで数多くの球団を渡り歩いたのである。「プレーできるならどこでもいい」と、あくまでも投手にこだわるのは、男としての意地が、根性がそうさせるのだろうと思う。
「野茂英雄 記録と記憶」を読んで、ますます野茂という男が好きになった。彼は不器用な人間である。うまく立ち回ることの出来ない性格が災いしたともいえるが、いつの場合も自分の意思を曲げない、その頑固ともいえる一貫した態度は立派である。だれもがカッコつけたがるなかで、ボロボロになってもなお野球に情熱を燃やす、そういう意気地のある野茂が好きだ。
日本の野球界もそうらしいが、10年以上たつと年金がもらえそうで、彼も45歳から巨額の年金がもらえるという。彼はパイオニアとしての役割を十分果たしたし、本来ならもう引退を考えてもいいところだが、まだまだ彼の野球への情熱はおとろえていないらしい。
どこへ落ち着くのか分からないが、またどこかの地で野球をやっている野茂、それを見られる日が来ることを期待している。
中継ぎとして、3試合で4回1/3を投げて3本塁打を含む10安打9失点、防御率18.69、奪三振3という結果は、彼自身も納得のいかないものだったろう。野茂は今後10日以内にトレードされるか、ウェーバーにかけられる見込みだが、米国内では「野茂の選手生命は終わった」とみられているという。
地元紙カンザスシティー・スターによると、ロイヤルズは野茂とサインしたとき、もし、いい投球ができなかった場合にはスカウト、コーチ、球団の首脳などを用意するつもりだと伝えたというが、野茂自身はこれを否定し、「永久に投手でいたい、メジャーでダメならマイナー。そうでなければメキシコ、韓国、台湾。いやプレーできるならどこでもいい」と話したという。ただ、「日本」でのプレーだけは選択肢にないと言ったとか…。
だが、その選択肢にない「日本」で、横浜ベイスターズが野茂獲得に興味を示しているという。たしかに、まだまだ野茂の存在は集客面でも大きなプラスになるだろう。2006年2月から3月にかけ代理人の団野村氏がオリックス球団社長と交渉、決裂して入団には至らなかったが、過去には日本復帰を模索した時期もあったというから可能性はないとはいえないだろう。しかし、旧近鉄との確執、メジャーを志したいきさつからして、私にはそれはないという気がするのだが…。
彼が海を渡って14年、日本凱旋を考えたなら、もっと早い時期に帰ってきただろうし、彼はずっと日本球界への復帰の可能性をきっぱり否定してきた。「野茂英雄 記録と記憶」を読むと、彼は契約金でも年俸でもなく、野球への情熱だけで数多くの球団を渡り歩いたのである。「プレーできるならどこでもいい」と、あくまでも投手にこだわるのは、男としての意地が、根性がそうさせるのだろうと思う。
「野茂英雄 記録と記憶」を読んで、ますます野茂という男が好きになった。彼は不器用な人間である。うまく立ち回ることの出来ない性格が災いしたともいえるが、いつの場合も自分の意思を曲げない、その頑固ともいえる一貫した態度は立派である。だれもがカッコつけたがるなかで、ボロボロになってもなお野球に情熱を燃やす、そういう意気地のある野茂が好きだ。
日本の野球界もそうらしいが、10年以上たつと年金がもらえそうで、彼も45歳から巨額の年金がもらえるという。彼はパイオニアとしての役割を十分果たしたし、本来ならもう引退を考えてもいいところだが、まだまだ彼の野球への情熱はおとろえていないらしい。
どこへ落ち着くのか分からないが、またどこかの地で野球をやっている野茂、それを見られる日が来ることを期待している。
日本では去年も今年も出場せずに1億以上の報酬を受けている桑田と同期の男がいます。
結果が全てだとは思います。でも、夢やロマンがなければひとつのことに挑戦することはできないと思うのですが…。
また、ファンもロマンを求めているからこそ夢中になって応援できるのではないでしょうか。