平成21年度政府予算案を1000万分の1(1兆円を10万円に換算)の規模にしてアソウさんの家計に例えた記事が、今朝の産経新聞と時事通信に掲載されている。わが購読紙には「アソウ社長の家計簿」と題し、図式とともにアソウ流の言葉で分かりやすく書かれているので、原文どおり引用させてもらった。

『社長のアソウです。世界は今、ミゾウユウ(未曽有)の不況に陥り、オレの会社も左前。社長の報酬(税収)は激減して哀れなもんよ。
年を取ると、病院代やら親の世話やら(社会保障)やたらカネがかかって仕方ねえ。毎年増えて240万円。もう薬代(後発医薬品の使用促進)ぐらいしか、ケチるところがない。
家の改築(公共事業)も我慢してきたけど、100年に一度の暴風雨(金融危機)にやられ、臨時出費(補正予算)がかさんだ。壊れちまったら元も子もないので、いつでも使える手元資金(経済緊急対応予備費)を用意したよ。
防犯(防衛)などもおろそかにできず、家計費(一般歳出)は520万円。これでも切り詰めてるのよ。アンタ。
子どもの仕送り(地方交付税)は上積みした。ローンの返済(国債)が200万円あって、年間予算は過去最高の880万円。
へそくり(埋蔵金)がバレたので、臨時(税外収入)で90万円使う。もうないからね。それでも足りないんで、また借金(国債発行)せにゃならん。景気が回復したら、3年後に商品を値上げ(消費税引き上げ)するしかないな。』
予算案といわれてもあまりピンとこなかったが、この記事だとわかりやすく書かれていて、子どもでも理解できるだろう。だが、この予算案には中期的な戦略が見えず、期待外れだといわれているそうだ。
また、来年1月5日に開かれる通常国会に提出されても順調に成立されるかどうか、野党が難癖つけようとてぐすね引いて待っている。ぎりぎり年度内というと3月末か、それまでは何も変わらぬのであろうなあ。
この記事のすぐ下に、「タクシー代30%圧縮」という記事があった。2009年度政府予算案では、国や独立行政法人から公益法人への支出を2006年と実績に比べ実質的に38.5%(3651億円)カットしたという。世間をにぎわした“居酒屋タクシー”代は2008年と予算比で30.8%圧縮されたそうだが、それでもタクシー予算は53億円計上されている。広報経費や外部調査費も約3割圧縮、レクリエーション経費は原則廃止。また、不要な資産があると指摘された公益法人からは計650億円、独立行政法人からは計304億円を、それぞれ国に納付させるというのである。
いかに今まで使いたい放題にやってきたかがわかる。ここ最近、行政の無駄遣いがバレて国民の目がきびしくなったので、財務省もようやくしぶしぶながら無駄の削減に乗り出したというところだろう。やればできるのである。だが、これがぎりぎりの削減だとは思えない。これまでがこれまでだ、本当はまだまだ無駄があると勘ぐられても仕方ないよなあ。

『社長のアソウです。世界は今、ミゾウユウ(未曽有)の不況に陥り、オレの会社も左前。社長の報酬(税収)は激減して哀れなもんよ。
年を取ると、病院代やら親の世話やら(社会保障)やたらカネがかかって仕方ねえ。毎年増えて240万円。もう薬代(後発医薬品の使用促進)ぐらいしか、ケチるところがない。
家の改築(公共事業)も我慢してきたけど、100年に一度の暴風雨(金融危機)にやられ、臨時出費(補正予算)がかさんだ。壊れちまったら元も子もないので、いつでも使える手元資金(経済緊急対応予備費)を用意したよ。
防犯(防衛)などもおろそかにできず、家計費(一般歳出)は520万円。これでも切り詰めてるのよ。アンタ。
子どもの仕送り(地方交付税)は上積みした。ローンの返済(国債)が200万円あって、年間予算は過去最高の880万円。
へそくり(埋蔵金)がバレたので、臨時(税外収入)で90万円使う。もうないからね。それでも足りないんで、また借金(国債発行)せにゃならん。景気が回復したら、3年後に商品を値上げ(消費税引き上げ)するしかないな。』
予算案といわれてもあまりピンとこなかったが、この記事だとわかりやすく書かれていて、子どもでも理解できるだろう。だが、この予算案には中期的な戦略が見えず、期待外れだといわれているそうだ。
また、来年1月5日に開かれる通常国会に提出されても順調に成立されるかどうか、野党が難癖つけようとてぐすね引いて待っている。ぎりぎり年度内というと3月末か、それまでは何も変わらぬのであろうなあ。

この記事のすぐ下に、「タクシー代30%圧縮」という記事があった。2009年度政府予算案では、国や独立行政法人から公益法人への支出を2006年と実績に比べ実質的に38.5%(3651億円)カットしたという。世間をにぎわした“居酒屋タクシー”代は2008年と予算比で30.8%圧縮されたそうだが、それでもタクシー予算は53億円計上されている。広報経費や外部調査費も約3割圧縮、レクリエーション経費は原則廃止。また、不要な資産があると指摘された公益法人からは計650億円、独立行政法人からは計304億円を、それぞれ国に納付させるというのである。
いかに今まで使いたい放題にやってきたかがわかる。ここ最近、行政の無駄遣いがバレて国民の目がきびしくなったので、財務省もようやくしぶしぶながら無駄の削減に乗り出したというところだろう。やればできるのである。だが、これがぎりぎりの削減だとは思えない。これまでがこれまでだ、本当はまだまだ無駄があると勘ぐられても仕方ないよなあ。

馬鹿高い人件費の削減、大幅な特法の解体に手をつけないでなぜ消費税なのでしょうか。
あとは財団法人にもメスを入れるべきだと思います。
例えば相撲協会なんて内部でかなりの額の留保金があるとか。
営利を目的としないのなら余ったお金は国庫に入れてほしいですよね。
議員の外遊は自分のお金で行ってください。
新潟県議、震災後は視察を見送っていましたが今年から復活させるという報道がありました。
共産党以外は反対しなかったとか。
物見遊山なんだから自費で行って欲しいものです。
しかし、この図を見るとつくづく自転車操業ですね。
中小企業だったら新規の借り入れは出来ませんからとっくに倒産していますね。
おっしゃるとおりです。
渡辺元行政改革大臣が手をつけた改革もいつのまにやら消えてしまいました。
今の政治はすべて官僚主導です。天下り人事も今後3年間は麻生さんの裁量で認められるそうです。
税金の使い道があいまいで、無駄の削減もできないのにまだ消費税を上げるとは納得がいきません。
民主党の主張する、官僚を使いこなし、無駄を削減して国民のための政治ができるなら、今すぐ政権交代の選挙をすべきです。
でも、言うは易しで果たして本当にできるかどうかは分かりません。
いっそ渡辺さんを総理にしたらどうでしょうか。