良くも悪くもこれほど話題を提供してくれる総理大臣もめずらしいのではないだろうか。
19日に開かれた全国知事との会合で、地方が抱える医師不足の問題について、またまたひと悶着起こす発言をしたようだ。
「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、はっきり言って、社会的な常識がかなり欠落している人が多いと思われる。とにかく、ものすごく価値判断が違う。それはそれで、そういう方をどうするかという話を真剣にやらないといけない」。また、「急患が多い診療科は、皆、医者は引く。だとしたら、そういう診療科だけ診療報酬を引き上げるなど、変えてみたらどうか。正直、これだけ医師不足が激しくなってくれば、責任は医師の側にあるのではないか。ただ、目先のことをどうするかというところで、医師不足の声をしんしに受け止めなければならない」と述べたという。
そして、夜になって記者団に対し「おれの友達にも医者がいっぱいいるが、なんとなく話をしても、ふだん、おれとは波長が合わない人が多いと思った。まともな医者が不快な思いをしたというのであれば、それは申し訳ない」と述べ、不機嫌な顔でさっさと消えてしまった。
ニュースを見ていて、よく言うなあとあきれかえった。“社会的な常識がかなり欠落している”のは当のご本人ではないだろうか。この人と価値判断が同じで、波長が合う人ってどんな人だろう、いたらお目にかかりたいものである。
麻生さんは自分の言動に対して忠告めいたことを言われたり、いやなことを聞かれるとすぐに不機嫌になってしまうそうだが、ぶら下がり会見を見ていてもよく分かる。この人、本当に“お坊ちゃま”気質から抜け切れていないのだろう。取り巻きにちやほやされていればご機嫌なのだろうが、これではいずれ『はだかの王様』になってしまうかも…。
またこの知事会より前に、都内で開かれた私立幼稚園PTAの全国大会に出席し、とんちんかんな挨拶をした様子が、夕方の情報番組で放送されていた。
同大会を幼稚園の先生らの会合と勘違いしたのか、「幼稚園はお子さんを預かっているが、そのお子さんの後ろについている親で苦労しているでしょ。子供でなく親で苦労していると私は思っている」と言っちゃった。
親の反応は冷ややかで会場はしーんと静まり返った。それでもまだ“KY(この場合は空気が読めない)”で、さらに、「家庭でしつける力がなくなってきた」、「じいさん、ばあさん、やかましいおやじさんの存在が薄くなってきたせいもあって、幼稚園で何とかしろと負担が掛かってきている。しつけるべきは母親だ」と言っちゃったのである。
やっと保護者の多いことに気づいたらしいが、そこまで言っちゃったらもうどんなに取り繕ってダメ。さすがの総理もあせったのか、締めくくりに「最後に最初に最後……、」なんておかしなことを言っていたなあ。
話は変わるが、民主党の小沢さんは第2次補正予算案を今国会に提出しないなら、新テロ対策特別措置法改正案など重要法案の採決に応じないと言った。こうした小沢氏の強硬姿勢をどう思うかと、フジテレビ系情報番組のレポーターが街の人たちにアンケートをとったら、50人中支持するが14人、支持しないが36人だった。どっちもどっちだが、こういう民主党のやり方には不快感を覚える。政策ではなく政局にしているのは双方同じで、もう解散・総選挙をめぐっての駆け引きはやめてもらいたい。
オバマ氏が勝利宣言で引用したリンカーンの言葉『国民の国民による国民のための政治』を、日本では「政治家の政治家による政治家のための政治」と揶揄する人がいるが、本当にそう思えてならない。
日本の総理大臣は、15年間で10人代わっているそうだ。そのうち、小泉さんが8年近くやっているから、あとは1年弱くらいで代わっているということになるが、こんな国もめずらしい。
19日に開かれた全国知事との会合で、地方が抱える医師不足の問題について、またまたひと悶着起こす発言をしたようだ。
「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、はっきり言って、社会的な常識がかなり欠落している人が多いと思われる。とにかく、ものすごく価値判断が違う。それはそれで、そういう方をどうするかという話を真剣にやらないといけない」。また、「急患が多い診療科は、皆、医者は引く。だとしたら、そういう診療科だけ診療報酬を引き上げるなど、変えてみたらどうか。正直、これだけ医師不足が激しくなってくれば、責任は医師の側にあるのではないか。ただ、目先のことをどうするかというところで、医師不足の声をしんしに受け止めなければならない」と述べたという。
そして、夜になって記者団に対し「おれの友達にも医者がいっぱいいるが、なんとなく話をしても、ふだん、おれとは波長が合わない人が多いと思った。まともな医者が不快な思いをしたというのであれば、それは申し訳ない」と述べ、不機嫌な顔でさっさと消えてしまった。
ニュースを見ていて、よく言うなあとあきれかえった。“社会的な常識がかなり欠落している”のは当のご本人ではないだろうか。この人と価値判断が同じで、波長が合う人ってどんな人だろう、いたらお目にかかりたいものである。
麻生さんは自分の言動に対して忠告めいたことを言われたり、いやなことを聞かれるとすぐに不機嫌になってしまうそうだが、ぶら下がり会見を見ていてもよく分かる。この人、本当に“お坊ちゃま”気質から抜け切れていないのだろう。取り巻きにちやほやされていればご機嫌なのだろうが、これではいずれ『はだかの王様』になってしまうかも…。
またこの知事会より前に、都内で開かれた私立幼稚園PTAの全国大会に出席し、とんちんかんな挨拶をした様子が、夕方の情報番組で放送されていた。
同大会を幼稚園の先生らの会合と勘違いしたのか、「幼稚園はお子さんを預かっているが、そのお子さんの後ろについている親で苦労しているでしょ。子供でなく親で苦労していると私は思っている」と言っちゃった。
親の反応は冷ややかで会場はしーんと静まり返った。それでもまだ“KY(この場合は空気が読めない)”で、さらに、「家庭でしつける力がなくなってきた」、「じいさん、ばあさん、やかましいおやじさんの存在が薄くなってきたせいもあって、幼稚園で何とかしろと負担が掛かってきている。しつけるべきは母親だ」と言っちゃったのである。
やっと保護者の多いことに気づいたらしいが、そこまで言っちゃったらもうどんなに取り繕ってダメ。さすがの総理もあせったのか、締めくくりに「最後に最初に最後……、」なんておかしなことを言っていたなあ。

話は変わるが、民主党の小沢さんは第2次補正予算案を今国会に提出しないなら、新テロ対策特別措置法改正案など重要法案の採決に応じないと言った。こうした小沢氏の強硬姿勢をどう思うかと、フジテレビ系情報番組のレポーターが街の人たちにアンケートをとったら、50人中支持するが14人、支持しないが36人だった。どっちもどっちだが、こういう民主党のやり方には不快感を覚える。政策ではなく政局にしているのは双方同じで、もう解散・総選挙をめぐっての駆け引きはやめてもらいたい。
オバマ氏が勝利宣言で引用したリンカーンの言葉『国民の国民による国民のための政治』を、日本では「政治家の政治家による政治家のための政治」と揶揄する人がいるが、本当にそう思えてならない。
日本の総理大臣は、15年間で10人代わっているそうだ。そのうち、小泉さんが8年近くやっているから、あとは1年弱くらいで代わっているということになるが、こんな国もめずらしい。
『椿事件』
1993年9月21日、民間放送連盟の「放送番組調査会」の会合の中で、
テレビ朝日報道局長の椿貞良が、選挙時の局の報道姿勢に関して
「小沢一郎氏のけじめをことさらに追及する必要はない。
今は自民党政権の存続を絶対に阻止して、
なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる
手助けになるような報道をしようではないか」
との方針で局内をまとめた、という趣旨の発言を行う。
(ウィキペディア「椿事件」)
しかもこの間に政権の交代もないこと。
不思議な国ですね。
政治家に対しても政権発足のフィーバーぶり。
一転すぐにバッシング。
国民の目線もどこか間違っていると感じざるを得ません。
政治の貧困は国民次第ということを肝に銘じたいと思います。
麻生さんが3回目の投げ出しをやったら、もう自民党自体も崩壊でしょうね。
だとしたら一か八か選挙しかないのでは…。でも、これといった後継候補も見たらないし、民主党にやらせてみてダメなら、国民も納得できるかもしれません。
やはり国のトップにはそれなりの品格を求めますし、人間としての資質を問われるのは当然だと思いますね。