だれが首相になっても同じかも！・・・

　このところ燃えるような真っ赤な朝焼けをよく見る。朝焼けは雨が近づいている時など、空気中の水分（水蒸気）が多くなると赤く鮮やかな色になるため天気は下り坂のサインとも言われる。大体朝６時前ごろに見られるが、５分もしないうちに色褪せて、やがて夜が明けてくる。


　第50回衆議院選挙が公示され、12日間の選挙戦が始まった。今回の選挙は、与党が過半数の議席を確保して連立政権を継続するのか、野党が勢力を伸ばして与党を過半数割れに追い込むのかが最大の焦点となるそうだ。
　ちなみに衆院が解散されると衆院議員は全員が職を失う。したがって、解散から総選挙までの間は、衆院議員ではなくなった首相や閣僚が内閣としての仕事を続ける変則的な状況が生まれる。そして総選挙が終わって最初の国会が召集されると内閣は総辞職するという。
　就任以来、言行不一致で知られる石破茂首相だが、もし自公連立で過半数を割ると、石破首相は総辞職に追い込まれる可能性が非常に高い。現在の選挙情勢では、自民党単独で過半数を維持することが難しいと伝えられており、総辞職の可能性が現実味を帯びてきているという。もし選挙で与党が大きく敗北した場合や、党内での支持が低下した場合、石破総理が代わる場合もあるとか。
　今度の衆院選は、内閣発足の26日後と戦後最短。政治資金問題に揺れる自民党が一部候補を非公認とするなど、異例ずくめの展開である。自民党では、石破氏に加え、森山幹事長、鈴木総務会長、小野寺政調会長、小泉進次郎選挙対策委員長の党四役は比例代表に重複立候補しないと決めた。絶対の自信があるみたいだネ！
　通常、衆議院選挙後には新しい内閣が組閣されるため、旧内閣がそのまま続くことはないそうだ。だが特定の状況や政治的な理由で、旧内閣のメンバーが新内閣に再任されることはあるが、中にはただの党員にもどる人もあるとか。やっと順番がきて要職に任ぜられたのに、たった８日の夢で終わるとはちょっと気の毒な気もする。だれがなっても同じことなら岸田さんのままでもよかったのに、と考える人も少なくないのでは？　

　トップの心配をしているのは我が国だけではない。ここへきてハリス副大統領とトランプ前大統領の支持率が同率で並んだという調査結果が出たとか。先月の時点でハリス氏は全国支持度でトランプに５～６％ポイントのリードを広げていたそうだが、選挙はみずものといわれるように何が起こるかは誰も分からない。
　しかしどうにも不可解でならないのは、トランプのように頻繁に嘘をつき、ホラを吹き、事実と異なることを平気で口にする。さらに自分に異論を唱える人や報道機関に対しては徹底的に罵倒する。そういうトランプを支持する人が大勢いるということだ。また４つの刑事裁判を抱えている大統領が当選したらどうなるのか、日本では考えられないことだ。「蓼食う虫も好き好き」というが、トランプのどこがいいのか、私にはまったく理解できないわ。