西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

「何でも座談会」、報告

2011-02-21 09:26:46 | Weblog
「この地域の高齢者が抱える問題」をメーンテーマに講習会・討論会をいたしました。
普段は厄介者・邪魔者・ゴミとしか、扱われない年寄。馬車馬のように働き、今はストレスのはけ口もないまま、このまま年を重ねて死んで行くのも「あまりにも惜しい。」
こう云った「昔の青年」が集まって、討論を進めていくと、まだまだ捨てたもんではない。
いつまでも、主役で若者のつもりで頑張ってもらわないと、次の明るい時代が見えてこない。
以下、内容抜粋。
今、日本の高齢者は年々増加し、65歳以上高齢者は2190万人、総人口比率17.3%となっており、5.8人に1人が高齢者となり、過去最高。
津島市においては、人口66、686人中、65歳以上人口は14、807人、高齢化率22.2%、世帯数25、290世帯の内65歳以上のいる世帯10、426世帯、数年のうちに半分に迫る世帯数となります。

(1)、老人クラブの問題点
*高齢者の所在不明問題、独居老人対策、「生き生きクラブ」の実態
*高齢者の意識調査:老後の幸せと暮らしを豊かに
*高齢者のニーズ:健康と「生きがい」、(3)の介護・医療の問題
高齢者は何を望んでいるのか、高齢者が生きがいをもって社会参加するきっかけは何でしょうか。
「友人」・「サークル」等の一緒に活動できる仲間がいて、近所に活動できる場所があること、そして活動を行うための受け皿と活動のための情報提供が行われ、活動への参加が自由であること。

(2)、地域コミュニティー:自主防災組織
*気軽に参加できる組織へ(社会参加活動・新しい人間関係・仲間の輪の広がり)
*「サービスの受け手」より「担い手」。
「交通安協」・「防犯」・「民生委員」・「見守り隊」その他
*自主防災組織と緊急時の安否確認(孤立からの手助け)
先行事例:江東町自主防災組織
(3)、介護・医療の問題
*津島市の高齢化社会対策(行政との連携)
「高齢者が増える」と云う事は、即ち「介護」が必要になる人も増えると云う事であり、現実に「老老介護」に直面している人も多く、最大の問題点は介護する側の負担が大きい事であります。
本市の財政状況からは、高齢者に対する公的サービスには限りがあり、そのためにも、市民の理解と総意に基づく協働を進め、地域に潜在している人的資源を活用し、限りあるサービス財源の効率化を高めていく必要がある。
サービスの手が届かない社会のすきまでは、老いた体に鞭打って懸命に介護をしている人がいます。そんな隙間を埋められるもの、それは「人との繋がり」ではないか。
家族の繋がりはもちろん、地域の繋がりがあれば介護の負担を1人で負わずに済むかもしれない。「老老介護」の事件の裏側にはこういった現代の人間関係や家族の、そして地域の繋がりの希薄さといった要因も隠されている。
今後は地域ボランティアを中心に、行政がもちえない地域福祉情報の収集と社会福祉協議会等が中心となって築き上げたネットワークを活かして、「地域の課題」として取り組む必要があります。

*施設入所
*介護サービス:在宅介護、訪問看護の問題
在宅医療は病院に入院、施設に入所せずに社会・家族から隔離されることなく、医療的支援を受け、自分らしく生活するための選択肢であります。
病気になりたくてなっている人はありません。また、人は病気を治すために生きているのではありません。病気であっても、家族・地域の中で生活できることが大事であり、我々もこう云った人・家族を思いやることが大事なことであります。
介護の人材を確保し、定着させるには、家族介護のほかに訪問看護、或いは介護労働者の存在が大きい訳であります。しかしながら、看護師と介護ヘルパーとを混同すると云った市民の理解・認識不足の前に、24時間365日のケアであることや夜間待機と云った劣悪な条件のもとでは次の看護師や介護労働者が育たないと云ったことや行政サービスの質の低下が懸念されております。

*津島市民病院の活用:緊急時の対応


最新の画像もっと見る

コメントを投稿