狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

宴は終わり・・

2008-08-25 00:10:56 | スポーツ


中国の威信をかけて開催された北京オリンピックが17日間の
競技を終えて昨夕閉幕しました。最後を飾る花火の豪華さが
宴の終わりの寂しさを強調するかの如くでした。


バスケではアメリカがスペインに118:107で勝ち、バレーボール
でもブラジルにセットカウント3:1で勝ち共に金メダルを獲得。


最後を飾る男子マラソンは、日本の企業に在籍するサムエル・
ワンジルが2時間6分32秒という、夏のオリンピックらしからぬ
ハイスピードなレースを制し、オリンピックレコードで見事、
金メダルを獲得しました。


トップが3人に絞られた35KM付近での給水で、ワンジルはSPドリンク
を取り損ね、一瞬これからのレースに不安が過ぎりましたが、隣を
走るエチオピアのデリバ・メルガに手を差し出してSPドリンクをくれと
メルガは快く、自分が持つSPドリンクをワンジルに。



厳しいレースの中、心温まる光景でしたね
その後ワンジルがスパートをかけると、先ずエチオピアのメルガが
脱落。40KM付近でモロッコのジャウアド・ガリブも遅れだし、残り
2kMはワンジルの独走でした。


ドリンクをくれたメルガはトラックに入った所で、同じエチオピアの
ツェガエ・ケベデに抜かれ、惜しくもメダル獲得はなりませんでした。


優勝したサムエル・ワンジルはコレまでは福岡に居ましたので駅伝
などではよく見かける顔でしたし、高校の駅伝でも1年生の時から
活躍していましたので、日本に取っては馴染みのあるランナーです
日本人では尾方 剛が13位に入りました、2時間13分26秒でした。


野球の使用球の問題や、相次ぐマラソン選手の怪我による欠場など
反省すべき点は反省して、これからの練習に生かして欲しいですね。