川崎市・狛江市・世田谷区 静岡県牧之原市 整体スクール「日本徒手整体アカデミー」日本徒手整体施術院

東京・神奈川・静岡で整体師資格取得は「日本徒手整体アカデミー」。「巡心流整体術」は当校独自手技。講師によるブログ。

緑茶やコーヒーの効果?

2013年03月15日 | 学院長のコラム、ブログ

皆様こんにちは!院長の佐々木です。

先ごろ国立がんセンターなどの追跡調査の結果、緑茶やコーヒーを飲む方は脳卒中のリスクが飲まない方よりリスクが少ないという報告のニュースを見ました・・・。ことの詳細は、

「1990年代後半に東北から沖縄の9保健所管内に住んでいた45~74歳の男女計約8万2000人を平均13年間追跡した。この間に3425人が脳出血、脳梗塞、くも膜下出血といった脳卒中を発症した。

 追跡開始時点で、緑茶を「全く飲まない」「週1~2回飲む」「週3~6回」「毎日1杯」「毎日2~3杯」「毎日4杯以上」のグループに分けて解析すると、飲まないグループに比べ、毎日1杯以上のグループは脳出血のリスクが22~35%低かった。脳卒中全体では毎日2~3杯以上で14~20%低かった。

 コーヒーについては、飲まないグループに比べ、週1~2回以上のグループは脳梗塞のリスクが13~22%低かった。脳卒中全体では週3~6回以上で11~20%低かった。 」

ということだそうです。

 まさかこの情報を見て急にコーヒーや緑茶をがぶがぶ飲みはじめる方はいないでしょうけど。
現時点でこの情報を流す事にどんな意味があるのでしょうか?緑茶やコーヒーを飲む方はそれしか飲んでいなかったのか?飲まない方は他の食生活や生活習慣はどうだ
ったのか?それ以外に普段どんなものを摂取していたのか?ストレス状況は?既往歴は?その当たりの情況がまるでわからないし、というか、わかりようないでしょうし、個体差を考慮に入れる余地もないし、脳出血以外には何も起こらなかったの?他の症状は?と聞きたくなる事ばかりです(笑)。

100歩譲ってもし、効果があるのなら、それだけ飲んでれば脳出血は起こらないんですか?どんな成分が具体的に効果があるの?とさらに突っ込みたくなってしまう。ポリフェノール?なんだかこの情報によってますます高血圧、腎臓病、糖尿病、アレルギー等の慢性疾患の方逆にふえんるんじゃないか?と思ってしまいます。

実際慢性疾患の方は増えているわけですから。そういう薄っぺらい情報じゃなくて、もっと具体的なことが解明された情報を掴んでから発信すべきでしょう。何らかの研究報告をしないと助成金でないから?

また、健康雑誌やTVでこぞってとりあげて木を見て森を見ない健康づくりムーブメントが起こりそうです。

本当に健康になりたいのなら、基本生理学や薬の知識、栄養学、分子生物学等をトータルで理解し、さらに自身の個体差の特徴も把握したり、ストレスというものを理解し、それが身体にどう作用するかなど、色々な知識や理解力が必要になるんです。そんな簡単なものじゃないんです。

それなら、まだ、きんさんぎんさんのお嬢さん達姉妹の生活習慣、食事、ストレスの考え方などを様々な角度から研究した方がよっぽど意味がありそうな感じがします。

脳の本能である、脳は統一・一貫性が保てなくなるような情報を避けようとする特徴を理解すべきです。これは裏を返せば、今回の情報のように、多くの人が同意するもの、権威があるもの、それらしい理屈があるもの、常識とされているものなどに統一・一貫性が働き、見事に盲目的に信じてしまいやすいと言う事です。洗脳みたいなものです。そうなると脳の情報にバイアスがかかったり、正しい理解や思考を妨げる=思考停止をまねいて身を滅ぼすことになってしまうから気をつけたいですよ。(※参考・脳に悪い7つの週間・脳神経外科医・林成之氏著)

冷静に対応しましょう。とりあえずこういう情報はもう少し経過を観察して参考にしていけば良いと思います。


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春が来て

2013年03月11日 | 学院長のコラム、ブログ

皆様こんにちは!院長の佐々木です。
春、いよいよ近づいてきました。気温の変化も、日照時間の長さからも実感できて、それだけで前向きになれますね。

と、同時に日本ではプロスポーツが色々と開幕して賑わい始めています。
WBC盛り上がってきました、始まると気になっちゃうんですね。なでしこの中継もされているし、今月末には男子サッカー代表戦も控えています。こんな娯楽を楽しめること自体が幸せです。

東北地震の震災から丸2年が経ちました。今でも多くの方が仮設所生活を余儀なくされており、そういう苦労が続いている方達のことを思うと、自分の住む家があって、スポーツも気軽に楽しめて・・・それだけでありがたいと思わなければいけないとしみじみ思います。

当たり前をありがとうにするだけでかなり幸福感を得られるはずです。
昨日のTVで石井竜也氏が小学校の子供達の前で課外授業を行うという番組を少し見ました。
子供達に、震災で学んだ事、気づいたことは?と質問して、子供達がそれに答え、その言葉をまとめて歌にして皆で歌うと言う素晴らしい企画でした。まさにそこですよ。被災した情況を憂い、忘れないようにすることも大切ですが、そこで気づいたことを教訓に前向きに捉えて進んでいくべきだと思いますよ。

いつまで経っても今度はここに大地震が来る、いずれ放射能の被害が広がる、いや既に広まっていると恐れたり脅したり脅えたりする暇があったら、備えを怠らず、学んだ教訓を糧に生きることが被災してなくなられた方達の一番の鎮魂になると思います。

地震は日本にいる限りどこにいても絶対来る。今度は関東だ、東海だと騒いでる連中はそれをして儲かるから騒いでいるんです。
東北の地震も予測できなかったのだから。そんな情報に躍らされて脅えてどうする。人間そうなると思考停止になってしまうんです。そうなると行動も前向きに出来なくなってしまう。前述の番組のようにもっと前を向けるような報道をマスコミにはお願いしたいものです。情報がありすぎてどれが真実かわかりづらいっていうのは、真剣に勉強してまともな情報を多く集め考察すれば気づくはずです。

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ウエルネス講座開催決定

2013年03月06日 | 学院長のコラム、ブログ

皆様こんにちは!院長の佐々木です。
5月に開催される講座のご紹介となります。

以前にも告知してきました「ウエルネス講座」カテゴリー1を港区芝町会館にて5月14日火曜日、午後2時から90分開催致します。

開催主旨:医療・介護に頼らない身体をつくり健康寿命を延ばす。個人のみならず社会全体の積極的な健康の獲得を目的としています。

内容:「家族と自分の健康を守ろう」・・・世間の健康常識と真実のギャップ、薬大国日本・実は短い健康寿命。身体をつくるのは正しい食育です。

偏食が痛みや病気をつくる大きな要因になっています。その現実や東洋医学をベースにした正しい栄養知識。ここでいう栄養知識とは、例えば動物性タンパク質の排除、一日一食、菜食、マクロビオティックの類、玄米主食等の誤解や主義主張から発生した極端な偏食法のことではありません。

健康寿命を延ばす為の体質改善養生法等も指導していきます。

更に希望者、1の合格者はカテゴリー2の「家族と地域を守ろう」、3の「社会の健康を守ろう」へとステップアップが可能となっています。

開催当日5月14日は既に規定の15名に達していますので、直接の講座参加は難しいですが見学等は可能となっております。

また、別開催日の詳細が決まりましたら随時告知していきます。講座の風景、参加者の声等また発信していく予定です。お楽しみに!

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生活習慣病の原因、世間の健康常識とそのギャップ

2013年03月01日 | 学院長のコラム、ブログ

皆様こんにちは!院長の佐々木です。
今までのコラム、長いですけどまとめてみました。
代替医療も西洋医学も、双方の学ぶべき点や問題点を謙虚に受け入れ、多角的に勉強すべきです。じゃないと、なかなか真実も見えてこない。わかったつもり、でいても振り返ると何も理解できていなかった、間違えていたな~と思う事が沢山あるわけです。
とらわれた分野の中で執着していても井の中の蛙となってしまう。
勿論私も含め、代替医療を勉強している方達も、当然、西洋医学に携わっている方も自分を疑い続けてほしいと感じます。技術の事で頭が一杯になる前に見つめなおす事が沢山あるはずです。まことしやかにあふれる健康常識や情報を見極め、正しくコーディネートする発信源となるべきで、好き嫌いの感情で決断していることはありませんか?人の身体に触れる以上、健康に携わる職種である以上その眼力をつけていく姿勢は避けては通れないはずです。

「 生活習慣病の原因 世間の健康常識とのギャップ 」

世の中には様々な健康法が存在します。食事のとり方、サプリメント、菜食、玄米、美用品、薬、ヨガ、気功、ジョギング、各種運動法等々・・・。
あまりにも情報がありすぎて、どの健康法が効果があるのか真実を判断する事は難しいですね。あの人にあったから自分にあうとは限らないからです。
そもそも、親からの体質的遺伝、親が食べてきたもの、乳幼児期の食育、現在の住環境、食生活、飲酒の有無、薬、既往歴、ストレス、考え方、生活習慣、それらから形成される体質などあまりにも現在成り立つ体質形成の過程が違うからです。
そのことの理解なくして、真の健康を享受することはまず難しいでしょう。
また、生活習慣病等の真の原因を人体基礎生理学の観点から理解したり、薬の作用を知ることで、世の中にまことしやかに氾濫している健康常識に惑わされずにすむはずです。

 現在、最も多く処方されている薬の一つに血圧降下剤が挙げられますが、それだけ高血圧の方が多いという事になります。糖尿病の方も非常に多いですね。
例えば家庭の医学等で様々なメカニズムの解説はそれなりに書かれていますが、よく読むと、では根本的な原因は何かという答えについては、殆どの症状は原因が不明と出ています。勿論高血圧も糖尿病も然りです。

・高血圧・・・実は9割の方の高血圧は原因がはっきりしていません。その場合本態性高血圧と言われます。原因が分からないのに減塩措置をとっても症状は根本的に解
決しません。勿論、外食での塩分、食卓塩などの精製塩の過剰摂取は必要なミネラルが含まれていないので絶対に避けるべきですが、自然塩はホルモン促進作用、血行
促進作用、電解質バランスの観点で言えば必須の栄養素なので、遠ざけるべきではありません。後述する自律神経や栄養摂取を理解して対応すべきであり、やみくもな減塩が真の血圧対応にはなり得ません。心配される脳血管障害との相関も実はありません。血圧が正常の方でも起こっていますし、降圧剤を服用していても起こります。むしろ服用している方の方が後述しますがリスクは高いと言えます。血圧を気にする前に水分(ミネラルウオーター)を摂取する事、甘い物を控えることが脳血管障害を最小限に防ぐ事になります。

・コレステロール・・・コレステロールは善玉、悪玉と分けられ悪玉は人体に害を及ぼす敵のような扱いを受けています。本来悪玉コレステロールは傷ついた細胞膜の
修復や各ホルモンの材料となりとても貴重な役割を担っています。その材料が余って血管中に沈着した場合のみ注意した方がよいのであり、健康診断の結果をみてコレ
ステロール値が高いからと必要以上に心配する必要はありません。また、コレステロールは9割が体内で生成されるので油、肉のとりすぎが原因というのも勿論当てはまりません。ここでポイントになるのは細胞膜が傷ついたりホルモンが分泌される時は身体に必ず強いストレスがかかり、活性酸素が発生した時に起こる現象だという事です。血管中に付着する悪玉コレステロールは後述する糖質が起因している事を考慮すべきです。

・血糖値・・・甘い物や炭水化物を摂取すると当然血中の糖濃度は上がる=血糖値は上がります。特に精製糖を多く含んだチョコ、菓子、スイーツ、そして果糖のかたまりである果物は急激に血糖値を上げ、その反動ですぐに下がってしまいます。
血糖値を上げたり下げたりする役割は数種類のホルモンが担いますが、有名なのは膵臓から分泌されるインシュリンと副腎から分泌されるステロイドホルモンです。副腎からはアドレナリンも分泌され、これは興奮したりストレスを感じたときに分泌されインシュリンを抑制する働きがあります。
そこで血糖値を安定させようとステロイドホルモンが分泌され続けるので、副腎という臓器が疲労してしまいます。ステロイドホルモンの継続分泌は、リンパ節やリンパ球を抑制、萎縮させてしまう免疫抑制作用があるので、ストレスと糖の継続摂取の危険性をしっかりと認識し、ご自身の免疫力の低下を防ぎたいものです。
糖尿病は、糖質の過剰摂取と同時に、ストレスがかかり続けることで交感神経が優位になり、アドレナリンやステロイド等副腎系ホルモンの分泌バランスが乱れることが原因と言えるでしょう。

・ステロイドホルモン・・・ステロイドホルモンは元来ストレスホルモンとしても有名で、心理的ストレスがかかると、コンコンと分泌されます。つまり、糖を継続的に摂取し続けた時とストレスがかかり続けた時にステロイドホルモンは浪費するわけです。
ステロイドホルモンは「コラムその2」から述べてきましたように血糖値や血圧の値も安定させる役割を担うので、副腎の疲労が糖尿病や高血圧の原因となっていることもあまり知られていないかもしれません。
ミネラルバランスを安定させるホルモンでもあるので、骨粗しょう症、腎臓機能にも影響します。骨密度上げようといくらカルシウムをとっても、甘い物を好んで食べ
、ミネラルウオーターを摂らず、タンパク質も少なかったら骨密度は改善するはずもありません。アトピー性皮膚炎、リウマチ、食物アレルギー、じんましん、癌等の自己免疫性疾患は糖の過剰摂取とストレスによる副腎の疲労によりステロイドホルモンの分泌不足に起因していると言えます。内蔵の炎症、粘膜の炎症、関節の炎症などを抑制するのもステロイドホルモンなので、ストレスと糖の過剰摂取で副腎が疲労すると前述の症状も発症させてしまうのです。
各神経炎、例えば坐骨神経痛等の神経痛、痺れにも深く影響しています。
それだけではありません、副腎の疲労とリンパの不活性は朝起きた時の指や脇のこわばりを招き、またリンパ節が集中している頚部、股関節疾患、膝に水が溜まる、外反母趾など、節々、腰や背中、脊椎の関節の炎症も抑制できず関節炎や痛みとなってしまうのです。

・糖の継続摂取と偏食・・・精製糖を多く含んだチョコ、菓子、スイーツ、そして果糖のかたまりである果物を習慣的にまたは好んで継続して摂取しているとホルモン系の乱れとリンパ系を低下させるといった大きな弊害があることを述べました。
甘い物やアイスクリームを食べると、肌があれやすく、大腸にリンパが集中している関係なのですが便秘や下痢など消化器の調子が悪くなるという傾向は皆さんも経験的に感じているはずです。
さらに、糖の継続摂取による「糖化」という現象も大きなダメージを与えているのですが、知っている方は少ないようです。精製糖や果糖の糖質は粘着度が高く、身体内の様々なものとくっついてしまうことを糖化といいます。

例えば、糖の過剰摂取は悪玉コレステロールと糖化して、酸化コレステロールに変性し血管を詰まらせ、循環器系疾患や脳梗塞、動脈硬化、ガンを引き起こします。薬でコレステロール値を下げる前に甘い物を控えることを実践すべきかも知れません。
肌の弾力を保ち血管をしなやかにするタンパク質はコラーゲンとして有名ですが、これらのタンパク質とも糖化してしまいます。どんなにコラーゲンを摂取しても、肌の上から添付しても、そもそもタンパク質は一旦必ず分解され違う分子へと再合成されるので、特定のタンパク質を過剰に摂っても効果は望めないのですが、更に甘い物を摂っているとまず理想的効果は期待できません。
それならば全てのアミノ酸をできるだけ多く含んだタンパク質食品を自然に摂るほうが遥かに有効です。ちなみにアミノ酸スコアが高いのは卵、秋刀魚、いわし、豚肉などです。
さらに、血管をしなやかに保てないから、糖質を好む女性に多い静脈瘤になってしまうのもうなずけます。
うおのめ、ガングリオン、ポリープなどの異物も糖質の継続摂取が原因と言えるでしょう。免疫低下で起こるヘルペス、吹き出物、帯状疱疹等も糖の過剰摂取とストレスのミックスが原因です。

赤血球内のヘモグロビンとも糖化するので、貧血、めまい、頭痛、冷え症などを引き起こします。
様々なホルモンとも糖化するので、例えば女性ホルモンにも影響が出て、生理痛、生理不順、子宮筋腫、不妊、更年期障害など婦人科疾患の大きな要因となっているのです。
また、消化器内の粘膜や酵素にも影響するため、胃弱、潰瘍性大腸炎、クローン病、下痢、便秘も糖の影響は否めません。豚、鳥、牛等家畜系動物性タンパク質摂取に違和感を感じている方も、その消化酵素の分泌力が弱っている事が原因で、甘い物を好んでいるからです。
甘い物の摂取→血糖値上昇→膵臓からのインシュリン分泌→膵臓から分泌されるタンパク消化酵素の分泌量が減る→その為、ますます肉類が苦手になっているだけです。
菜食、玄米食、マクロビオティック等をしても糖質、果物を摂っていたら冷え症になり、鉄分の吸収も疎外され貧血やめまいが起きやすく顔色も悪く、ストレスに弱くなってしまい、免疫力も落ちてしまいます。
局単に動物性タンパク質を排除し、菜食を主食にする偏食がうつの原因に起因していると最新栄養学では指摘されているくらいです。
このような現実をわかっていて止めないのか、知らないから止まないのとは大きな違いがあると思いますが・・・。
傷ついた細胞を修復するのも神経や筋肉を構成するのもタンパク質なのに現代人は精製糖と果糖を摂取する割合があまりにも多いのです。
太古から自然に発生している動植物が問題なのではなく、ここ数十年で人類の食生活に悪影響を及ぼした精製糖や、品種改良や流通の発達によって年中日本中、いや世界中の果物を常時、継続摂取することによって、消化酵素が弱くなり、リンパを介した免疫システムが弱まった自身の身体に問題があるのです。現代ほど人類の歴史においてこれ程偏食、飽食にある時代はありません。
目や鼻、喉等にもある粘膜は異物をシャットアウトする免疫作用がありますがこうした粘膜も糖化と糖摂取による免疫低下によって機能が決定的に弱まります。
もう一度まとめますと、「甘い物、特に精製糖、果物の果糖を習慣的にまたは好んで継続して摂取している限り免疫力は低下し、交感神経を優位にさせてしまう」ということです。
この現実が世間の健康情報にはほぼ欠落しており、認知度も残念ながら低いといえます。医療機関もマスコミも言及しないので無理もありませんが・・・。
減塩するよりも減糖をすべきです。

・平均寿命のからくりと薬の理解・・・日本の平均寿命は世界的に見て長い事はよく知られています。一般には和食分化や医療体制の充実等が要因として言われているようですが、別の視点から考察しいきます。
平均寿命とは別の「健康寿命」という言葉をご存知ですか?薬、延命医療や介護に頼らず健康な状態で活きて亡くなるまでの年齢です。日本の健康寿命はおよそ男女と
もに70歳です。平均寿命と比べると10年前後のタイムラグがあるのです。残りの10年で一生のうちに使われる医療費平均2300万円の半数が一気に使われるそうです。余命残り10年で一気に医療費がかさみ、寝たきりになったり、延命措置を受けるはめになるのです。100歳以上の寝たきりの数はアメリカで35%、日本ではなんと65%!!如何に延命の為の医療(薬や人口蘇生等)が日本の医療の主流になっているかわかります。
健康寿命が短いのは先に述べてきた偏食と薬の副作用、にもかかわらず平均寿命が長いのは延命医療が起因している事を解説していきます。

現在薬の売り上げ高は世界で38兆円、うち一国での消費量はアメリカと日本がダントツで、日本は全世界の6分の1の薬を消費し続けています。人口比率で言うとNo1です。製薬会社にとって日本は大変おいしい国なんです。
日本はアメリカに比べてMRI等の高度医療機器設置数が倍だそうです。高い医療機器を設置したならば元手を回収するのにどれだけ検査をするかが勝負になる。1961年に施行された皆保険制度により一律保険で薬の処方も医療も受けられるようになったのですが、裏を返せば病院では薬を常に出して多く処方したところ、検査を沢山した病院が儲かる構造になりました。WHOが高血圧の基準数値を下げて今では上が140の人も高血圧に組み込まれ降圧剤が処方される・・・これも前述した医療制度に起因しています。
製薬会社は一つの新薬を開発するのに100億円以上かかるので元をとるのに社運がかかっています。だからどんどん新薬(効果の程は別にして)は市場に出回り、病院もどんどん処方を続けます。そうしないと収入を確保できません。ドクターズルール(医者の心得)では薬は常時一度に4種類以上処方してはならないという項目があるそうですがみなさんは如何ですか?
不眠、高血圧、高脂血しょう、関節痛、糖尿、メタボリックシンドローム、痛風、便秘(下痢)等の生活習慣病は全て習慣のバランスを修正すれば改善します。それらの処方薬は一生飲み続ける必要のない薬なのです。

不眠症、高血圧、胃腸薬がもっとも多く処方されるベスト3の薬で、ほかに血液をさらさらにする薬、頭痛薬、鎮痛薬もそれに次いで多いのです。
しかし、世の中のどんな薬でも副作用がないもの、そして治す薬は存在しません。それをふまえて一生飲むに値する薬なのか、飲む事で副作用という弊害を考慮すべきなのか考えて頂けたらと思います。

利用されるのではなく薬をうまく利用すれば良いわけです。
急性的な炎症や痛み止めは基本的に飲んでも構わないと思いますし、むしろ無理して我慢せずに飲んだほうが良いでしょう。
手術や歯科治療時の痛み止め、麻酔などもそれに当たります。また、強い捻挫、ぎっくり腰、急に起こった不快な頭痛の時の鎮痛薬も問題ないと思います。
それらは長くても数日から一週間くらいで済みますし、期間がはじめから限定されている為、その後も長期感飲み続ける必要がないからです。
風邪薬も本当は自然に治癒するのを待ちたいところですが、日常のお仕事なども休めない場合も多々あるでしょうから、一時的に鼻水を押えたり頭痛やだるさ等の症状を抑え誤魔化しながら自然治癒するのを待つのも止むを得ないと思います。
気管支喘息やアレルギー発症時(アナフィラキシーショック等)の急性発作性症状時に処方されるステロイドもなくてはならない数少ない薬の一つといえるでしょう。
循環器系、脳血管・神経系罹患後の薬も必要となるでしょう。

これらの薬はどれも基本的には期間が短期間で限定的なものか、命に関わるものだといえます。

それ以外の例えば生活習慣病といわれるものは、長期間飲むべき必要性は本来一つもありません。長期間飲み続けると必ず弊害が起こります。

例えば・・・

●降圧剤・・・つまり利尿剤なので尿で余分な血液を排出して血管壁の圧力  を緩和させます。身体の水分、ミネラルが同時に失われるので血液が煮詰まった味噌汁の
ようになり、粘性が強まり、当然血栓もできやすくなります。つまり脳梗塞などの血管障害のリスクが必然的に強まります。利尿剤以外のブロッカーやカルシウム拮抗剤による降圧剤は、交感神経の働きを遮断するので、筋肉に力が入らず、無気力、鬱にもなりやすく、姿勢も保持しづらくなり背中が曲がってしまいます。血液を濾過する腎臓にも負担がかかり続けます。心臓の圧力を弱めるので血流不全になり末端冷え症にもなります。

 ● コレステロール降下剤
      ・・・本来コレステロールは細胞膜の材料になります。これが少ないと癌になりやすくなったりビタミンD吸収を阻害するので骨粗しょう症になりやくなります。数値が高いほうが長生きしているという真実もあります。また、身体内でつくられるステロイドホルモンの材料としても有名です。勿論このホルモンが不足するとストレスにさらされ内臓や節々が炎症にさらされます。
         薬を使ってコレステロールを排出させると変性して腎臓では濾過できなくなるので胆汁に混じって排出されますが、胆嚢に溜まり、やがて胆石になってしまいます。

 ● 睡眠薬・・・効きが始めのうちは良いので、飲み続けると薬の耐性ができてしまい更に飲み続ける必要が出てきます。効きがいい薬ほど常用は危険です。リンパ球の機能低下を招きますので免疫が落ちてリスクが増えます。頭痛薬の常用も同様の結果を招きます。

 ● ステロイド外用薬・・・ステロイドは化学合成されて病院で処方されますが、長期使用した箇所の皮膚を薄くし、体内に侵入したステロイドは酸化コレステロールとなり、細胞や血管を損傷させてしまいます。免疫抑制剤なので勿論、長期使用はリンパ球の働くを抑制し、リンパ節を萎縮させてしまい、抵抗力、免疫力を下げてしまい、ますます根治が難しくなります。やはり交感神経優位体質をつくってしまいます。

市販の血栓予防や頭痛薬に含まれるアスピリンにはアルミニウムが含まれていることが多くアルツハイマー病の原因ともいわれています。胃腸薬の常用は認知症の誘発を促進させるともいわれています。ストレスとうまく付き合い、活性酸素を抑える抗酸化食品などをバランスよく摂取していれば諸々の数値が高くても心配ありません。一部の薬の有名な服作用をご紹介致しました。

これらの薬を最も世界で消費する国の一つが日本、その影響で健康寿命が短いのが我が国の現状です。この歪な社会構造は医師会や厚生労働省、製薬会社の連係プレーで成り立たせているのですが、我々一般人も健康や死に方に対し、マスコミ、雑誌、世間の健康情報を鵜呑みにしたり医者任せにせず真剣に、謙虚に向き合うべきです。
活きたまま死ぬか、生かされて死ぬか・・・できれば健康のまま一生を過ごし、周りの手を煩わせず健やかに臨終を迎えたいはずではないでしょうか?
医学が発達した、遺伝子研究が進んだといっても、ガンは勿論、生活習慣病患者、延命医療は減るどころか増えていっている現実を受け入れるべきです。

どんな薬でも長期服用することでリンパ球の機能低下、常用性を招き身体を冷やすといった交感神経優位体質にしてしまう副作用があるのです。

ストレスと上手く付き合い、偏食や生活習慣を改めていけば数値や症状が改善するにもかかわらず、薬を処方される→二時的に服作用が出る→健康寿命が短くなる→更に薬の処方が増え、介護や延命医療の処置に頼る=これが日本の平均寿命が長い本当の理由です。

これらの病気を、では具体的にどのような習慣に改善すれば良いのか、食事の具体的内容(カロリーとか減塩のこと等ではありません)、運動の具体的内容、ストレスのメカニズムやその対処法を薬以外で病院で指導されたことがありますか?日本が延命医療に偏っている証拠です。

自律神経のバランスを整え、痛みや病気を改善または防ぐ為には、病気や身体メカニズム、ストレスを理解して、医療事情、薬、正しい栄養学、食育といった観点から正しい知識を得て実践することなのです。
次回は痛みの最大の要因と言われるストレスの考え方に言及していきます。




参考文献
日経コラム「幸せに死にたいなら医者頼みやめよう」
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1301K_T10C12A8000000/
・・・東京女子医大准教授 川嶋朗
「動的平衡」「動的平衡2」・・・分子生物学者  福岡伸一
「生理学」・・・医学博士 真島英信
「自律神経免疫療法」・・・医師、医学博士  安保徹・福田稔
「砂糖を止めればアレルギーは良くなる!」 医師  溝口徹
「医学常識はウソだらけ」・・・物理学、分子栄養学者 三石巌
「一生薬がいらない体のつくり方・9割の薬は飲んではいけない」、
「9割の病気は自分で治せる」                 岡本裕
  「間違いだらけの健康常識」    医学博士 米山公啓


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